長崎県「春の風景」シリーズ2回目は佐世保市と西海市の桜のスポットの紹介です。桜の美しい時期になると、佐世保市では佐世保公園で、また西海市では西海橋公園でイベントが開催されます。花見と併せてこうしたイベントにも参加してみましょう。
佐世保公園は市街を流れる佐世保川に沿って作られた公園で、市民の憩いの場になっています。隣には米軍のスポーツグラウンドであるニミッツパークがあります。
佐世保公園には約150本の桜が植えられていて、桜の季節にはお花見を楽しむ人で賑わいます。また、夜にはライトアップされるため、幻想的な夜桜を楽しむことができます。
公園内には、その他、いろいろな遊具をはじめバーベキュー施設があります。お花見をしながら楽しい1日を過ごすのはどうでしょう。
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佐世保川に沿って作られた佐世保公園
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お花見を楽しむ人々
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夜にはライトアップされた幻想的な桜が楽しめます。
佐世保公園では、3月下旬~4月上旬の桜の季節に「国際親善させぼ桜まつり」が開催されます。軍港の町として栄えてきた佐世保ならではの国際色豊かなイベントです。
このイベントでは、米軍カラーガード隊の演技や、ゴスペルや和太鼓演奏、また留学生による日本舞踊などが披露されます。
会場には遊びのコーナーがあり、ここでは、民族衣装を着たり、折り紙など日本の伝統的な昔あそびを楽しんだりすることができます。また、たくさんの人が一度に参加できる綱引き大会も開かれます。中にはフォークダンスを楽しむ人も。その他海外のフードコーナーなどもあり、花見と併せてイベントに参加しながら、国際親善に貢献することができる楽しいイベントです。
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佐世保公園では、桜の季節に「国際親善させぼ桜まつり」が開かれます。
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たくさんの人が参加する綱引き大会
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フォークダンスを楽しむ人たち
「四本堂公園(しほうどうこうえん)」は、西海市の大村湾側にあります。湾に面していて、海浜公園として利用することができ、公園からの眺めが美しいことでも知られています。頂上にはレンガ造りの趣のある展望台があります。ぜひ登って眺望を楽しみましょう。また、敷地内にはオートキャンプ場や交流館もあります。
春には、公園内に植えられた約500本の桜が満開となり、美しい光景を造り出してくれます。青い静かな大村湾を眺めながら桜の花の下でお花見やバーベキューを楽しんでみるのはどうでしょう。
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大村湾を見下ろす四本堂公園
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公園内の桜
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展望台
四本堂公園から北に直線距離にして約3キロ離れた所に、西海市の桜の名所として知られる西海橋公園があります。公園のすぐ近くには西海橋があり、園内には約1500本の桜の木が植えられています。毎年桜が美しい季節になると「春のうず潮まつり」が開催されます。この時期には桜が満開になるだけでなく、橋の下のうず潮も一年の内で最も大きくなるため、桜とうず潮の両方を楽しもうということで開かれます。(※2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止されました)
西海橋公園には、その他、アスレチック広場やチビッコ広場、ソリゲレンデ、ローラー滑り台などのレジャー施設が整備されています。イベントと併せて家族連れで楽しい1日が過ごせることでしょう。
静かな大村湾や九十九島が浮かぶ佐世保湾などの海に面する佐世保市と西海市。この2つの市の桜のスポットを合わせて3か所紹介しました。どの公園でもお花見を楽しむのはもちろんですが、佐世保公園では「国際親善させぼ桜まつり」が開かれ、西海橋公園では「春のうず潮まつり」が開かれるので、ぜひ参加して春の1日を満喫しましょう。
ただ、コロナウイルスの感染防止対策の状況がこれから先どのようになるのかわからないため、期日が近づいたら公式サイトなどで確認してから出かけるようにしてください。
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西海橋、新西海橋に生える西海橋公園の桜
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春には、桜とうず潮を楽しむ「春のうず潮まつり」が開催されます。
写真提供:長崎県観光連盟、佐世保観光コンベンション協会
文:Setsuko Truong
メルボルン在住のフリーランスライター。旅とアートが趣味で日本国内・海外あちこち旅してきました。長崎は好きな町の一つ!そんな長崎の魅力をお伝えしたいと思います。
掲載日:
2021/02/18
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
【佐世保公園】〒857-0056 長崎県佐世保市平瀬町
【四本堂公園】〒851-3312 長崎県西海市西彼町白崎郷637
【西海橋公園】〒859-3451 長崎県佐世保市針尾東町2678