諫早市飯盛町に、自然に囲まれた魅力的な公園があるのを知っていますか。今回は、月の丘公園についてご紹介したいと思います。
長崎市中心部から、車で国道251号線を雲仙方面に向かうと、左手に見える飯盛町交番の前に、「月の丘公園・月の丘温泉」と書かれた案内板があります。その交差点を左折し、案内板に従って数百メートル進むと公園に到着します。分かれ道には案内板がしっかり設置してあるので安心です。所要時間は長崎駅前から車でおよそ40分でした。
公園には、広い駐車場が数か所完備されていて、とても便利です。
月の丘公園入り口の案内板です。開門時間は8時半から22時までです。
月の丘公園の全体図です。広大な敷地に驚きます。
月の丘公園のモニュメントです。上の部分がくるくる回っていました。
公園に着いて、まず目を引くのは、丘陵地を利用して作られたローラーすべり台です。長さが約70メートルもあるので、見るだけでワクワクしますよね。階段を上って実際に滑ってみると、緑の中、風を切る爽快感が味わえて、とても楽しかったです。他にもスリル満点のすべり台や、ネットが張られたトンネル、斜面の手前には楽しそうな複合遊具がありました。うちの子どもたちは「階段を上るのがきつい…でも滑りたいから上る!」と何回も階段を上っては、すべり台を思いきり楽しんでいました。
斜面にはたくさんのツツジが植えられていました。開花のころにはたくさんの花で彩られて、とても綺麗でしょうね。
約70メートルもある長いローラーすべり台。上から見ると迫力があります。
階段を上るだけで、いい運動になりそうです。
斜面の下にもカラフルで楽しそうな複合遊具があります。
斜面の階段を一番上まで上ると、家のような、お城のようなつくりの、大きくてカラフルな複合遊具があります。小さなすべり台がいくつかあったり、上から下を覗くことができたりと、楽しい仕掛けがたくさん詰まっていました。友達同士でかくれんぼをすると盛り上がりそうです。
一番上のフロアには何があるのか、期待しながら階段を上ると,白い山のような、トランポリンのような遊具がありました。この不思議な遊具に子どもたちも興味津々。さっそく靴を脱いで何度も上って遊んでいました。
カラフルで大きな複合遊具があります。
複合遊具の上には白い山のようなトランポリンのような遊具があります。
いろいろ楽しみ方がありそうです。
ここまで子どもたちが大好きな遊具を中心に紹介をしてきましたが、月の丘公園の魅力は遊具だけではありません。なぜなら、月の丘公園の敷地はとても広くて、豊かな自然を感じられるスポットがたくさんあるからです。紫陽花の森、くぬぎ園、モミジの森、桜広場など、様々なスポットは、四季折々の自然を存分に楽しめます。木々に囲まれた遊歩道を歩けば公園を1周できるので、ウォーキングコースとしてもおすすめです。私も遊具広場で遊んだ後、子どもたちと一緒に遊歩道を歩いてみました。さわやかな自然の香りを感じながら、日ごろの運動不足も解消でき、心身ともにリフレッシュできました。
遊具広場近くの東屋。各所にベンチがあるので休憩できます。
自然の中の遊歩道を歩いてみました。すがすがしく、いい気分転換になります。
展望広場の様子です。開放感があります。
展望広場の傍には、大きな展望台が設置されています。さっそく上って周囲を眺めると、江の浦川があり、その先には橘湾が見えました。ここから見渡せる飯盛町開地区は、江戸時代「月の港」と呼ばれる内海だったそうです。一面に広がる、のどかで穏やかな景色に癒されます。
展望台を過ぎてしばらく歩くと、次は芝生広場に到着しました。芝生広場には立派な屋外ステージがあり、周りにはたくさんの桜の木が植えられていました。広々としているので、レジャーシートを持ってピクニックをするのも楽しそうです。4月上旬には桜が満開でとてもきれいでした。お花見シーズンにはたくさんの花見客でにぎわう人気のスポットなんでしょうね。
日帰り温泉のいいもり月の丘温泉も隣接しているので、時間があるときはのんびりと疲れを癒して帰るのもおすすめです。
休日は家族でのんびり月の丘公園に出かけて、四季折々の自然を感じてみませんか。
第一展望台です。
展望台からはのどかで穏やかな景色が望めます。
芝生広場の屋外ステージです。桜の季節はお花見ができますね。
文・写真/ひらのえり
長与町在住。子どもたちといろいろなところに出かけるのが大好きです。
掲載日:
2020/06/04
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
〒854-1111 長崎県諫早市飯盛町平古場113-2