寒い季節は特に、子どもとおうちの中にこもってしまって、さて、どこに連れて行こうか･･･本当に悩むママ、パパ、保護者の皆さんが多いことと思います。
そんな時、長崎市内各地区の公民館やふれあいセンターなど、35カ所で定期的に開かれている乳幼児対象の「お遊び教室」がなかなか楽しいよーと聞き、さっそく行ってきました。
お伺いしたのは、長崎市民会館7階の体育室で開かれている「お遊び教室」。街の中心部にある広めの会場なので、比較的多くの子どもたちが集まるとのことですが･･･お遊び教室が始まる午前10時になると、ママやパパに手を引かれた子どもたちが次々とやってきました。カワイイー♪
まずは、受付。小さな手を消毒して、体温をピッと測ってもらいます。荷物を置いたら、子どもたちはおもちゃをめがけて一目散に走り出しました。会場には人形やミニカー、それに輪投げやトランポリンのような身体を大きく動かすものなど十数種類が用意されていて、子どもたちが取り合いをすることない十分な数が揃っています。

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  「お遊び教室」、まずは名前を伝えて、消毒・検温。子どもの名札を背中側に付けてもらいます

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  子どもたちは滑らないように裸足で。ママたちも情報交換の輪ができました

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  たくさんの人形。おままごともお医者さんごっこも楽しめそう

長崎市のお遊び教室は、親子で気軽に遊びに来られる場所として、各会場で定期的に開かれています。それぞれ民生委員や児童委員、主任児童委員、それに保育士などが配置されていて、子どもたちの年齢に合わせたふれあい遊びで楽しめるほか、育児の相談にも乗ってくれる場になっています。
この日のお遊び教室では、まず30分ほど、子どもたちがそれぞれ「自由遊び」を楽しんだ後、みんなで一旦、お片付け。そして、まーるく輪になったら音楽に合わせて歩き始めましたーみんなに笑顔が出始めてきたら、今度は走ってみます！この辺りで、会場内をきゃっきゃっと声を出しながら走り回る子どもたちが出てきましたよ。次は「お馬はみんな、パッパカ走るー♪」と歌いながら、膝の上に乗せた子どもを揺らしたり、身体を優しくさすったりして遊びます。もう、子どもたちは大喜び！

親子21組が参加したお遊び教室。4ヶ月の赤ちゃんを連れて初めて参加したママは、「なかなか連れて行くところがないなぁと思っていたのだけど、同じぐらいの月齢の子どもに会えてうれしい。情報交換したい」とにっこり。何度も参加しているという2歳8ヶ月の女の子のママは「子どもが疲れちゃうほど遊ばせたいというのが本音」とこっそり、と教えてくれました。ここで体力も気持ちもうまく発散させてくれると、ぐっすりお昼寝をしてくれるとか、ごはんをモリモリ食べてくれる、とかそんな狙いもあるようです。さらに、「子どもと一緒に外出すると、周りの人に迷惑かけてないか、とずっと気を使ってしまう。ここは気軽に来れて、ホッとする」と些細なことに見えるかもしれないけれど、子育て中のママ・パパが抱える思いを聞きながら、「そうそう！」と本当に同感です。
一方、子どもたちが飛んだり跳ねたりしている会場の一角には、フロアマットを敷いて0歳児、赤ちゃんたちがごろん、と寝転がっているコーナーもありますよ。お互いゆったりとした時間を過ごしながら情報交換したり、子どもたちが遊ぶ姿を眺めているだけでも、癒された気分になりました。

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  ミニカーがいっぱいで、これはたまらん！遊びたい！

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  ままごとセットも揃っています。「ママー、何、食べますかー」ってさっそく声が聞こえました

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  こちらは0歳児のコーナー。赤ちゃん、柔らかくてかわいくて癒されるー

さぁ！身体を動かした後は、きょうのメインイベント！「おひなさまを作ろう！」。
男びなと女びな、花びらなどのパーツが配られ、着物の部分を親子で思い思いに制作していきます。のりを使ってそのままペタン、と貼ったり、千代紙をちぎり絵みたいに指でちぎってみたり、「わぁ！こんなことができるの？」「すごいねー」とあちこちで声が上がり、それぞれ個性豊かなおひなさまが出来上がっていきます。
中には、ペンを持っておひなさまの目や口をバランスよく描き入れる子ども･･･ママ・パパが知らないうちに成長している姿、お遊び教室に来ているほかのお友だちがやっているのを真似して挑戦する姿･･･短い時間でも「やってみる！」「できた！」という子どもたちの頑張りが垣間見れて、ちょっとじーん、としてしまいました。

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  この日のメインイベントは「おひなさまを作ろう！」壁の飾りつけも季節を感じさせますね

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  おひなさまのパーツを貼っていきますよ。子どもだけでなく、大人もハマってしまいそうな工作の時間です

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  指で千代紙を上手にちぎれました。ステキなおひなさまができそうだね

おひなさまが出来上がると、あちこちで歓声が･･･みんな、おうちで飾ってね。
この日のお遊び教室は、保育士さんが絵本や紙芝居を読んでくれておしまい。存分に遊んで、子どもたちはみんな笑顔。ママやパパも楽しそうな姿を見てまた、笑顔。楽しい2時間でした。

今回は長崎市民会館でのお遊び教室にお伺いしましたが、お遊び教室は、ほかにも各地区のふれあいセンターや公民館など市内34会場でも開かれています。開催日・開催場所・内容は、長崎市の子育て応援情報サイト「イーカオ」のイベントカレンダーなどで確認することができます。
予約は不要で、直接、会場に来ることができます。その際に、「水分補給用の水やお茶、おむつなどの着替え、タオル」は各自でご用意をお願いします。

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  完成して、テンションマックスー!!!

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  上手にできました！おうちに飾るのが楽しみだね

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  この日の紙芝居もおひなさまのお話でした

写真・文：冒険する長崎事務局

掲載日： 2023/02/24
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