2014年、長崎県大村市本町のアーケード街の隣に、市民交流を目的として「プラザおおむら」がオープンしました。大村市こども未来館「おむらんど」は、このビルの3階の一部と4階のフロアを利用し、地域子育て支援センターとしてスタートしました。センター内にはさまざまな遊具が置かれ、0歳児から小学生までの子ども達が保護者といっしょに楽しい時間を過ごすことができます。

センター内にはいくつかのコーナーが作られていて、親子で遊べるスペースが確保されています。まず体を動かしてのびのび遊ぶ「動」の空間「わくわくひろば」を見ていきましょう。この広場の一角に置かれているのが「みんなのおしろ」。赤い滑り台や緑の階段がついたお城に登ったり降りたり！お城の中は迷路のようになっていてかくれんぼができますよ。
わくわくひろばにはその他、大きな透明な回転大車輪「サイバーホイール」が置かれています。車輪の中に入って手で車輪を押すと、そのままころがることができますよ。

※2021年3月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「サイバーホイール」は利用が中止されています。利用の再開は施設へお尋ねください。

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  ©おむらんど
  「わくわくひろば」にある「みんなのおしろ」

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  「みんなのおしろ」の中は迷路のようになっていてかくれんぼができるよ！

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  ころがりながら遊ぶ「サイバーホイール」

「にこにこひろば」はごっこ遊びなどに没頭して楽しむ「静」の空間です。このひろばに置かれているのが「カフェおおむら」。カフェの中にはおもちゃのキッチンが作られていて、「お客さん」がオーダーする料理を作ったりしてお店屋さんごっこやおままごとが楽しめます。キッチンではちびっこシェフが腕を振るいます。

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  ©おむらんど
  「静」の空間「にこにこひろば」

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  広場に置かれた「カフェおおむら」

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  「お客」さんのオーダーを受けてシェフが腕を振るいます。

にこにこひろばには、その他、磁石になったブロックをくっつけて建物や乗り物を作ったり、線路を組み立てて電車遊びをしたりできます。パズルもいろいろ置かれているのでチャレンジしてみるといいですね。この広場にはその他、絵本のコーナーもあるので、親子いっしょに絵本を読んだり、お父さんお母さんに読んでもらったりと、静かで充実した時間が過ごせます。

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  ©おむらんど
  「にこにこひろば」の磁石ブロックを楽しむ子どもたち

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  線路を組み立てて、電車を走らせようとしています。

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  絵本コーナーでは親子で読書が楽しめます。

ボールプールはピンクと白の小さなボールをいっぱいに満たしたコーナーです。そのボールに身を投げて寝転んだり自由自在に動きまわったりすることができます。「ボールチャレンジ」はこれらのボールを壁の向こう側に投げ入れる遊びです。ボールがうまく入ると壁の向こう側で洗浄されて下の方の穴から出てきます。
ボールプールのすぐそばにあるのは「木登りコーナー」。ちょうどボルダリングのようになっていて、壁に取付けられた足場に足を乗せて木の上まで登ることができます。

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  ピンクと白の小さなボールがいっぱいのボールプール

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  壁の向こう側にボールを投げてみよう。中で洗浄されて下から出てくるよ。

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  ボルダリングのような木登りコーナー

おむらんどには、ベビーが寝返りをうったりハイハイしたりできる「あかちゃんひろば」もあります。また育児の悩みを持つママの相談に応える取り組みが行われていて、すでに育児を卒業した方たちがボランティアとして子育ての知恵を伝えるなど、育児支援をしてくれています。もちろんパパ、おじいちゃん、おばあちゃんたちの参加も大歓迎です。
おむらんどではその他、親子で参加して遊ぶ「子育てつどい」というイベントが定期的に開催され、人形劇を楽しんだり、親子いっしょにフォークダンスを踊ったりすることができます。また親子クッキングなどの講座を開いたり、ベビーマッサージや身体測定などの健康面でのサポートも受けられるようになっています。

子ども達の育児支援を目的にオープンした長崎県大村市の「おむらんど」。工夫を凝らしたさまざまな遊具は子供たちの興味を刺激し、心身ともに活性化する働きを持っています。さらには、育児相談や子育てつどいなど、子どもを育てる親に寄り添った支援活動も行っています。

おむらんどは完全予約制で、0歳から小学生までの子どもとその保護者なら誰でも利用できます。ただし、2021年3月現在は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、「長崎県内在住または長崎県内に2週間以上滞在している人」という利用条件がついています。今後も、感染の拡大状況により、条件が変わることが予想されますので、公式サイトで確認してから予約を入れてください。

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  ©おむらんど
  0歳児が楽しめる「あかちゃんひろば」

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  「子育てつどい」で行われた人形劇

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  ©おむらんど
  親子で楽しむフォークダンス

写真提供：大村市
文：Setsuko Truong
メルボルン在住のフリーランスライター。旅とアートが趣味で日本国内・海外あちこち旅してきました。長崎は好きな町の一つ！そんな長崎の魅力をお伝えしたいと思います。

掲載日： 2021/03/09
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