小さな子どもとのお出かけは子どもも喜んで、とっても楽しいんだけれど、大荷物になったり、食事やお昼寝をどうしようか・・・と考えると親も子もちょっと大変。もっと気軽に子どもを連れて行ける場所があればいいなぁ、と思っていた時に見つけたのが「子育て支援センター」。地域の子育ての支援拠点事業の一つとして、育児の相談に乗ってくれたり、様々な支援をしてくれる施設です。長崎県内のそれぞれの市や町にあり、長崎市には16か所あります。
長崎市の子育て応援情報サイト「イーカオ」で、どんな施設があるのかチェックしてたら、片淵におもちゃがいっぱいの施設があるようで、チビちゃんと一緒に行ってきました!
「もりのクレヨン」はその名の通り、入り口から木を感じさせるデザイン。室内も木材を使ったおもちゃがいっぱい!対象年齢が0歳児からということで、生後1、2か月の赤ちゃんも利用しているのだとか。天井の蛍光灯を覆っているのは、刺激をなるべく和らげたいから、だそうで、その気配りが嬉しくて、親の気持ちも緩みます。
手触りの良い木のおもちゃ、優しい色使いの積み木、ままごとに、車のおもちゃ・・・チビちゃん、入るなり「お!!!」と声をあげて大喜びです。
「上長崎地区ふれあいセンター」内にある子育て支援センター
室内は、木のおもちゃでいっぱい
優しい色使いの木のおもちゃ。手触りもいいー
この「もりのクレヨン」は、一般社団法人トムテのおもちゃ箱が運営しています。子どもたちをおもちゃで遊ばせながら、同世代の子ども同士で触れ合うことで「こんな風に声をかけるといいねぇ」とか「これ、便利だよー」「もう少し大きくなると、こんなことができるようになるのかー」などなど親同士も情報交換できたり、施設のスタッフとお話をすることで子育てのヒントやサポートをもらえる、そんな場所でもあるようです。
トムテのおもちゃ箱の代表・髙野幸恵さんによると、おもちゃには「おやつ」的なものと「ごはん」的なものがあって、おやつは電子ゲームなど子どもにとって魅力的で「食いつき」がとてもいいもの。でも、「食育」と同様、ごはんをしっかり食べることも大切。例えば1つの積み木が車になったり、積み重ねて家になったり、と子どもが積極的に関わることで「ふくらんで」いくような、そんな遊びから「心の栄養」を摂ることも子どもにはとっても必要とこと。「良質なおもちゃを使って、親子で楽しい時間を過ごすこと。シンプルだけれどそれはとっても大切なことなんですよ」と髙野さん。一つ一つの言葉が染み渡って、チビちゃんが楽しかったのはもちろん、親も何だか「心の栄養」をもらえた感じでした。
小さな玉をあっちにやったり、こっちに持ってきたり・・・両手をうまく使って遊びます
ボールがコロコロコロ・・・最後にベルを鳴らすのが楽しくて、繰り返して遊びました
楽しかったね。また、来ようね
「もりのクレヨン」は「完全予約制」のため、ホームページから予約が必要です。施設内には子ども用のトイレやおむつ替えや授乳のスペースがあります。水分補給も可能ですが、食事やお菓子をとることはできません。
また、週末も開館していることから、「お父さんと子ども」での利用も多いとのこと。子育て中の方だけでなく、プレママ(妊婦)さん、おじいちゃんやおばあちゃんも大歓迎とのことですので、一度、覗いてみてください!
文・写真:長崎はな
長崎生まれ。長崎で好きなものは、お刺身、一口餃子、対馬のはちみつ、佐世保バーガー、島原のかんざらし、諫早のうなぎ、チリンチリンアイス・・・。旅好き、食いしん坊がわんぱく盛りの「チビちゃん」と長崎県内をめぐります!
掲載日:
2022/12/01
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
長崎市片淵1丁目13-13 上長崎地区ふれあいセンター内