ことし（2022年）9月23日、待ちに待った新幹線が長崎にやってきました！長崎と佐賀・武雄温泉を結ぶ、今はまだ「日本一短い新幹線」、西九州新幹線です。
新幹線開業にあわせ、長崎駅はいま、大工事中。駅舎が新しくなり、周辺のバス停や駐車場も大移動、コンベンション施設ができ、ホテルや周辺施設の建設が行われてます。
開業からおよそ2か月―新幹線「かもめ」を見にJR長崎駅に行ってみましょう！

国道202号線側、東口「かもめ口」から駅に向かうと、ホームにさっそく新幹線が見えました。海と山に囲まれたロケーションに映えるデザインの駅舎に、赤いラインが特徴的な真っ白な車体の新幹線。とってもかっこいいです！
新幹線ホームには、券売機で入場券（170円：大人も子どもも同一料金。幼児は2名まで大人に同伴すれば無料）を買えば、誰でも入ることができます。子どもたちは必ず大人と一緒に見に行ってくださいね。

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  新しくなった長崎駅。オシャレでかっこいいデザインの駅舎です

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  「かもめ口」（東口）から見上げると、もうそこに新幹線が！

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  ホームに入るには、入場券が必要です

改札を抜けて、エスカレーターでホームへ。吸い込まれていくように上っていくエスカレーター、ワクワク、ドキドキします。
時刻表をチェックすると、博多行きの新幹線がおよそ20分後に出発の予定。ホームの先にはすでに新幹線が入ってくる姿を写真に収めようとカメラや携帯電話を手にした人たちが集まっています。

この九州新幹線西九州ルートは、長崎駅と博多駅およそ143キロを結ぶもので、ことし（2022年）9月23日に長崎と武雄温泉間が先に開業しました。博多に行くには、武雄温泉駅で在来線特急に乗り換える「リレー方式（対面乗り換え方式）」が必要ですが、それでも長崎～博多間は最速で1時間20分。これまでの特急かもめよりおよそ30分～40分、早くなりました。

ホームに上って5分ほどすると、「まもなく到着」のアナウンスが流れ、銭座町の方向から新幹線が見えてきました。意外とスピードが速いまま、すぅーっとホームに滑り込んできました。流線型の車体。とっても美しく、しばらく見とれてしまいました。

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  ホームへと向かうエレベーターもなんだか、かっこいい

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  長崎に到着した新幹線かもめ

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  「N700S」の車両6両編成。デザインは、水戸岡鋭治さん

列車が完全に止まるとホームの安全柵が開いて、近くまで行くことができました。乗客が降りると、いったん、車内清掃。覗いてみると、車両ごとに違うカラーの座席が並んでいます。JR九州のホームページを見ると「九州らしいオンリーワンの車両」がコンセプトで、車内の「インテリアデザインは和洋折衷、クラシックとモダンを組み合わせた懐かしくて新しい空間を表現」したとのこと。早く乗ってみたい！座ってみたい！と思わせるデザインでした。

そして、午前10時43分、新幹線かもめが出発。
長崎の次は、諫早に止まります。なんと8分で到着するんですって。驚く速さですね。
出発のアナウンスがホームに響いて、列車が走り出します。
ホームからは稲佐山側に在来線のホームも見え、佐世保行きのシーサイドライナーを発見！ずっと見ていて飽きません。長崎駅の場合、入場券に時間制限はなく、改札を出ない限り有効とのこと。次の新幹線の発車は1時間後。ベンチに座って、在来線の行き来を見ながら待てそうですよ。

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  N700S系。JR九州では初。JR東海・JR西日本では「のぞみ」として走行中

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  どこを切り取ってもカッコイイ。シャッターチャンスがいっぱいだ

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  新幹線のホームから、わかるかなーシーサイドライナーの車両も見えるんです

写真を撮ったり、ホームを端から端まで歩いて見たり、反対側のホームに止まっている車両を眺めたり･･･新幹線をたっぷりと楽しんで、再び改札口へ。新幹線開業をお祝いする飾りつけを見ていると、「記念ポストカード」のチラシを見つけました。駅員さんに尋ねてみると、2種類あったので「かもめを見にきたよ」バージョンをいただき、改札口近くの記念スタンプをポン。嬉しい記念になりました（ポストカードには数に限りがあります）。

新幹線グッズは、構内に新しくオープンした長崎街道かもめ街道でも見つけることができました。長崎みやげもこちらで。

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  手作りだけど、新幹線開業の嬉しさが伝わりました

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  記念ポストカード。うれしい。スタンプもありますので、ノートなど持参するといいかも

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  長崎の美味しいもの、いいものがずらり

「あー楽しかった、さて、帰ろう！」と思うところですが･･･今の長崎駅は、まだまだ子どもたちが喜ぶスポットがあるんです。
それは、駅前広場の工事。新幹線の開業にあわせ、長崎駅の周辺は2025年に向け、新しいビルの建設やバス停・路面電車の電停、そして道路の整備が続いています。これは「100年に1度」と言われる大きな変化、再開発で、どんどん変わっていく様子を見ているだけでも楽しい。
しかも、工事にはたくさんの「はたらくくるま」が集合しています。
重い荷物を上げ下げするフォークリフト、地面のでこぼこを平らにするブルトーザー、大きな石でもラクラクショベルカー、そして砂利をいっぱい積み込むダンプカー♪
思わず、あの歌を口ずさんでしまう、そんな楽しみもある長崎駅。工事車両の進入が多くなっていますで、事故のないよう十分に気を付けて、必ず大人の人と一緒に行ってみてください。楽しいよ！

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  新しい大きなビルを建設中です

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  「はたらくくるま」がいっぱい！

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  完成は3年後、どんな未来になってるかな

文：冒険する長崎事務局

掲載日： 2022/11/15
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