子どもたちが大好きな乗り物、電車!
長崎市の街には路面電車が走っており、長崎に住む人にとっては欠かすことのできない大切な交通手段です。ガタンゴトンと揺れる路面電車に乗っていると、どこへでも行けてしまうようなわくわく感がありますよね。
子どもの頃は、降車ボタンを押すのが楽しくて、降車する電停名がアナウンスされるや否や、我先にと降車ボタンを押した記憶があるお父さんお母さんも多いのでは?
そんな思い出が詰まった路面電車のことを知ることができる資料館、「長崎路面電車資料館」へ行ってきました!
見慣れた形の看板が目印。
見上げるとこちらのかわいい看板も!
入場無料は嬉しいポイント。
長崎西洋館の中にある「長崎路面電車資料館」。
小規模な施設ではありますが、路面電車についての資料が所狭しと並んでいます。
入館してすぐ出迎えてくれるのが、昔の路面電車の正面部分を再現した大きなパネル!
内側には、運転席が設置されていて、いつもは車掌さんしか触ることのできないハンドルやブレーキを触ることができます。
「チンチン電車」という名前の由来になったと言われている鐘もすぐ目の前に。
帽子を被って、正面から写真を撮れば、気分は路面電車の車掌さんです。
見逃せないフォトスポット。
車掌さん目線でハンドルやブレーキを触ることもできます。
電車グッズの販売も。
館内には、路面電車の右折や左折の方法を分かりやすく説明したパネルや、カラー電車ができるまでの過程を知ることができるパネルも。子どもだけでなく、大人も「へぇ~」と感心してしまいます。
取材に訪れた日は平日の昼間ということもあり、ほぼ貸切状態でゆっくりと展示物を見ることができました。
展示物の中には、実際に触れるものやじっくりと眺めたいジオラマもあるので、ゆっくり楽しみたい方は平日の昼間が狙い目です。室内なので季節を問わず快適に過ごすことができ、天候に左右されないという点も嬉しいポイント。
街中で見かけるあの路面電車。
わくわく心をくすぐる記念スタンプ。
スイッチを入れると信号が光ります。
長崎の街中を走る路面電車。実は同じような形に見える路面電車も
「1300形」や「3000形」など、いろいろな「形」の路面電車が走っているんです。
そんな様々な「形」の路面電車の幅、高さ、重さ、定員数などの細かな情報も展示されています。
また、イベントや祭事で運行されるデコレーションを施した「花電車」の写真も。
とても華やかで思わず見とれてしまう花電車。
いつも何気なく乗っている路面電車の様々な顔を見ることができますよ。
これまでの路面電車を一覧で見ることが出来ます。
皇太子殿下御成婚記念の華やかな花電車。
レトロでかわいい乗車券がズラリ。
館内には「ながにゃんを探せ!」という子どもたちがわくわくするコーナーも。
ながにゃんは、長崎電気軌道創業当時から電鉄に住みつく妖精だそう。ジオラマのどこかにながにゃんがいるのですが、簡単にはその姿を見つけることができません。どうやらながにゃんはかくれんぼが得意なよう。線路の下、家と家の間、トンネルの中など、くまなく探してみてくださいね。
他にも、昔の路線図や電停名を知ることができるパネルがあったり、実際の路面電車に使用されていた部品を間近で見ることが出来たりなど、魅力的なものばかりの長崎路面電車資料館。
いつも交通手段として何気なく使っていた路面電車に愛着がわくのではないでしょうか。
長崎の街には欠かせない路面電車のことをもっと知るためにぜひ訪れてみてください。
文・写真:結子 生まれは長崎。育ちも長崎。大好きな長崎のワクワクをお届けします。
ながにゃんを探せ!
運転手に憧れる子にはとてもありがたい情報が!
ここでしか見られない貴重なものも。
掲載日:
2019/07/19
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
長崎県長崎市川口町13-1 長崎西洋館3階