テレビなどで見たことがある小さな鳥居くぐりができる神社。縁結び・安産・子育てにご利益があると聞いて、行ってみました。
雲仙市国見町にある淡島神社。江戸時代、1812年に建立された神社で、元々は「粟嶋」と書かれていたらしいのですが、今では「淡島」という表記が定着しています。この「あわしま」という名前の神社は全国各地にあるそうで、「冒険#331」でも、佐世保市の九十九島にある「淡島神社」をご紹介しています。
こちら、国見町の淡島神社は少し小高い丘の上にあります。駐車場に車を停めると、少し坂道を上がって、到着。こじんまりとした印象ですが、とてもすがすがしい感じです。
雲仙市国見町の淡島神社。全国各地にこの名前の神社があるそうです。
訪れた時はほかに誰もおらず、静かな雰囲気独り占めです。
「神社の由来」には、「女性の守り神として厚い信仰を集める」とありました。
お参りを済ませた後、境内にあるミニ鳥居の方へ。実際に見てみると、本当に小さい!
3つの鳥居は、内側が縦横30センチほどで、徐々に狭くなっていきます。この柱の間のくぐり抜けを3回すると願いが叶う、と言われているそうですが・・・むむむ、これは、なかなか難しい・・・
手を頭の上にあげて、肩をうまく通して、腰をあげたりひっこめたりして、お尻をぐいぐいと・・・なかなかするり、とはくぐり抜けられませんね・・・縁結びや安産、子育てにご利益があるといわれるほか、背を伸ばさないとくぐれないことから「寿命ものびる」と言われているそうです(妊娠中の方はくぐるのは難しいので、鳥居の周りを左回りで3回、まわると同じようなご利益があるとか)。こうしたくぐり抜けるようすが赤ちゃんが産道(さんどう=参道)を抜けて生まれてくる姿に似ていると聞きますが、確かに、こんな感じだなぁーと改めてしみじみ。
それにしても・・「わぁ!」とか「ふんっ!」とか思わず声をあげながらの鳥居くぐり挑戦・・・恥ずかしさもあって、1つ目の鳥居だけで、今回は断念!次はもう少し動きやすい服装で再チャレンジします。
日本一!?小さな鳥居。これをくぐります。
必死の形相でくぐり抜ける写真は・・・今回は割愛!
子宝、安産、子育て・・・みんなの願いが叶いますように。
境内では、桜のつぼみがふくらんでいました(取材は3月はじめ)。毎年4月3、4日には「桜祭り」が開かれているとのことですが、今年も新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となったそうです。
でも、静かな境内でゆーったりとしていると、日々の悩みがちょっとだけすっきりするような・・・そんな落ち着いた雰囲気もまたいいなぁ、と思わせる神社でした。
桜の季節もまた、よさげ。
拝殿内には安産祈願の岩田帯があるので、妊娠中の方はぜひ!
子どもに関するお守りもたくさん。
文・写真:長崎はな
長崎生まれ。長崎で好きなものは、お刺身、一口餃子、対馬のはちみつ、佐世保バーガー、島原のかんざらし、諫早のうなぎ、チリンチリンアイス・・・。旅好き、食いしん坊が長崎県内をめぐります!
掲載日:
2022/03/31
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雲仙市国見町神代506-1