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冒険 370

竹林が教室だ!へんちくりん学校へ行こう!

今回の冒険者
パパ:中嶋 圭一郎さん / ママ:あさみさん
悠仁くん(12歳) / えみりちゃん(7歳)

「へんちくりん学校」って変わった名前の学校があることをご存知ですか?もちろん、これは愛称で、長崎市田手原町の山あいにある自然体験ができる場所です。
中嶋さん親子が冒険カーで駐車場に着くと「へんちくりん」の看板と石積みの段畑の向こうに建物が見えます。さあ、行ってみましょう!
「へんちくりんのいえ」で迎えてくれたのは、NPO法人 環境保全教育研究所の豊田菜々子さんです。
「今日はへんちくりん学校でどんど焼きと焼きイモをします。楽しんでくださいね」
イベントに参加した他の参加者と一緒に焼きイモの準備にかかります。
イモを濡れた新聞紙で包み、さらにアルミホイルで包みます。イモの他に玉ねぎも準備します。

  • 長崎市田手原町の山あいにある「へんちくりん」です。

  • 迎えてくれたのはNPO環境保全教育研究所の豊田菜々子さんです。

  • 焼きイモ用のイモを濡れた新聞紙で包み、さらにアルミホイルで包みます。

「へんちくりんのいえ」の隣には見事な竹林が広がっています。
「それでは皆さん、どんど焼きの準備をしますので竹林から燃えそうなものを拾ってきてください」
中嶋さん親子は竹林の中に入り、燃えやすい小枝などを集めます。
「じゃあ、マッチで火をつけますよ」
最近はマッチを使う機会もあまりないから、貴重な体験ですね。
悠仁くんもマッチをもらって火をつけます。パチパチという音とともに勢いよく火が燃えます。
どんど焼きといえば、竹ですね。火の周りには長い竹が集められています。

  • 竹林から燃えやすい小枝などを集めます。

  • 悠仁くんがマッチで火をつけます。貴重な体験です。

  • パチパチという音とともに勢いよく火が燃えます。

竹を燃やす前にやる作業があります。
スタッフのお兄さんが竹を持って悠仁くんに説明します。
「竹の節と節の間には空気があります。この空気が熱で膨張すると爆発して大きな音がします。そうならないように歯が短く細かい竹専用のノコギリで切りこみを入れます」
悠仁くんがノコギリに挑戦!小学校の授業でやったことがあるらしく上手です。次はえみりちゃんの番だよ。
えみりちゃんは初めてノコギリを使うので、ちょっと迷っています。
「ノコギリは押す時じゃなくて引く時に切れるからね、引く時に力を入れるんだよ」とスタッフのお兄さんからアドバイス。
えみりちゃんがノコギリを引くたびに、お父さん、お母さんから「頑張れ!」と声が飛びます。
竹にちゃんと切り込みが入りました。
さらに、鉄パイプを使って節を突き破る作業もやって完璧!作業をした竹は火の中に投げ入れます。
どんど焼きは、お正月のしめ飾りなどを燃やすことで、一年の無病息災を願う伝統行事です。2021年は1月の予定日に大雪が降ったため2月になったとのこと。
ここで準備していたアルミホイルで包んだイモと玉ねぎを火の中に投げ入れます。

  • 爆発しないよう竹に切り込みを入れます。えみりちゃんは初のノコギリ体験!

  • 鉄パイプを使い竹の節を突き破る作業もやって完璧!

  • どんど焼きは無病息災を願う行事だけど、焼きイモと焼き玉ねぎも作ろう!

焼きイモができるまでに時間があるので、スタッフのお兄さんにお願いして竹林散策を楽しみます。それにしても竹林はキレイに整備されていてビックリ!
「竹は年間2メートルから4メートル横に根が伸びるといわれます。それだけ繁殖力が強いと他の植物の成長を止めて枯らしたりするんです。どんぐりの木が枯れるとその実を食べる動物が生きていけなくなりますね。だから私たちは竹林の整備をしています」
竹林を整備するのは大変だそうだけど、そんな理由があるんだね。
「3月の終わりにはタケノコ掘りもやってるからね。ぜひ、来てよ!」
子どもたちの目が輝きます。
竹林散策の後は、ツリーハウスに登ります。手作り感満載のツリーハウスは秘密基地っぽくてウキウキします。

  • 焼きイモができるまでに竹林散策!竹林はキレイに整備されています。

  • 竹林を整備するワケをスタッフのお兄さんから聞きます。

  • 手作り感満載のツリーハウスは秘密基地っぽくてウキウキします。

「へんちくりん」にはヤギの「メーたろう」というマスコットがいます。
えみりちゃんが初の餌やり体験!こわごわ差し出す野菜をムシャムシャと食べてくれました。
いろいろ楽しんでいる間に、焼きイモができたようです。
アツアツの焼きイモの味はどうかな?
「オイシイ!」
子どもたちも夢中で食べています。焼き玉ねぎもおいしかった!
竹林が教室の「へんちくりん学校」、こんな学校ならいつでも登校したくなりますね。

「へんちくりん学校」では、年間を通して竹林を利用した親子向けのプログラムを開催しています。
タケノコ掘り、門松づくり、火おこし、バーベキューなど・・、変化に富んだプログラムは親子で楽しめますよ。団体向けの自然体験企画も相談できるそうです。
長崎の自然を守る活動や自然体験を盛り上げるボランティアも募集しているので、興味がある方は登録されてみてはいかがでしょうか?

文・写真 取材ディレクター 中尾知徳

  • マスコットのヤギ「メーたろう」に餌やり体験もできました。

  • 焼きイモができました。アツアツの焼きイモの味は?

  • 「オイシイ!」子ども達は夢中で食べています。焼き玉ねぎもおいしかったよ!

掲載日: 2021/03/03
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
へんちくりん学校
TEL
080-5264-4871(NPO法人 環境保全教育研究所)
住所
〒851-0252 長崎県長崎市田手原町646

〒851-0252 長崎県長崎市田手原町646

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
あり
営業時間
ホームページに開催日掲載
定休日
不定休
対象年齢
2歳〜
料金
●へんちくりん学校参加費
*大人1名1,600円~ 子ども1名1,200円~(2021年の場合)
●年間を通してイベントを開催
アクセス
JR長崎駅から車で約15分
公式サイト
https://henchikurin-2010.org/
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アクティビティタグ

この記事は KTNテレビ長崎「冒険県 冒険する長崎 プロジェクト」(毎週水曜日 20:54〜21:00)で 2021/3/3に放送されたものです。Youtube チャンネルでも配信中!
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