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冒険 352

先生は森の達人!森の学校へ行こう!①

今回の冒険者
パパ:石本 裕樹さん / ママ:綾さん
結愛ちゃん(6歳)

石本さん親子がやってきたのは、西海市西彼町にある「こくうぞうの森」。
農家民泊をやっている田添正隆さんが迎えてくれました。
「今日は、こくうぞうの森で楽しんでください」
田添さんの家は、ご先祖様が戦国時代から代々この地に住んでいるという歴史ある家系。
田んぼの他に山林を所有しており、“森の達人”として森を活かした自然体験イベントを随時、行っています。
今回の秋のイベント募集には、地元の皆さんを中心に9家族が参加。
小雨が降るあいにくの天気ですが、田添さんを先頭に裏山に向かいます。
雨に濡れた緑の葉がキレイ!
田添さんも途中、自然林と人工林の違いなどを話しながら進みます。

  • 石本さん親子を迎えてくれたのは、“森の達人”、田添正隆さんです。

  • 小雨が降るあいにくの天気ですが、田添さんを先頭に裏山に向かいます。

  • 田添さんも途中、自然林と人工林の違いなどを話しながら進みます。

10分ほど歩いて到着したのは、森の作業小屋。
ここで、田添さんが森の役割について説明します。
「人間は酸素がなければ生きていけません。森は二酸化炭素を吸収し、キレイにした上で、酸素を作ってくれています。それから、雨が降ったら水を蓄えて、池や川を作り、人間に水を与えてくれますね」
家や紙を作る原料になる、燃料になる、食糧を作る・・
田添さんの話はちょっと難しいけれど、森の大切さについて、みんな改めて感じたみたい。
森のお話の後は、木工細工体験です。
すでに車の形をした木の板が準備されています。
軽自動車タイプ、普通車タイプ、バスタイプ、いろいろな形の中から、お母さんと結愛ちゃんは、普通車タイプ、お父さんはバスタイプを選びました。
雨も上がり、広い庭にテーブルを持ち出し、作業開始!
まず、サンドペーパーで磨きをかけます。

  • 作業小屋の中で田添さんから、森の役割について説明を聞きます。

  • 森にはいろいろな役割があることがわかります。

  • 広い庭で木工細工体験!車をつくるぞ!まずサンドペーパーで磨きをかけます。

ザッ、ザッ、ザッ、木の板を磨く音が響きます。みんな真剣な表情です。
ツルツルになったら、クレヨンで絵を描きます。
「何にしようかな?」
結愛ちゃんは、車に乗った自分の姿かな?
反対側も忘れないでね。
塗り終わったら、木の車輪を選びます。
できるだけ同じ大きさの車輪を選ぼうね。
それから車体の下にある穴に車軸となる棒を、金槌を使って打ち込みます。
トン、トン、トン・・
「結愛ちゃん、初めてのトントンだね!」とお母さん。
お父さんに手伝ってもらい慎重に打ち込んだら、前輪、後輪をつけて完成です。

  • ザッ、ザッ、ザッ、木の板を磨く音が響きます。みんな真剣な表情です。

  • 結愛ちゃんが描いたのは、車に乗った自分の姿かな?

  • お父さんに手伝ってもらい車軸となる棒を打ち込みます。

「お腹が空いてないかな?」とスタッフのお姉さんが差し出したのは、手作りの石窯で焼きあげたアツアツのピザ!
森のおやつタイム、ピザをみんなで頬張ります。
「おいしいね!」と結愛ちゃん。
田添さんが庭に勾配をつけたコースを用意してくれています。
さあ、車を走らせてみよう!
お母さんと一緒に、「ソレッ!」とコースの中央から車を持つ手を離します。
「アー!!」
車は右側に曲がってすぐコースから落下してしまいました。車輪が曲がっているのかな?
そこで、今度は、一番端に寄って、チャレンジ!
「オーッ!!」
今度は、斜めになりながらも3メートルほど走ってくれました。
楽しいね。
車作りの次は、ペン立てを作ります。
田添さんが作る前にアドバイスします。
「板を組み立てる時釘を打ち込むんだけど、一気に打ち込むんじゃなくて、まず釘の先が1枚目を通ったぐらいまでにして、まっすぐかどうか確認して、さらに打ち込むのがいいですよ」
わかったかな?
お父さんは大物のベンチ作りに挑戦します。

  • 森のおやつタイムは石窯で焼き上げたピザ!おいしいね。

  • 勾配をつけたコースで車を走らせます。
    「オーッ!!」と思わず歓声が。

  • ペン立てを作ります。田添さんが作る前にアドバイスを。

結愛ちゃんは、お母さんと一緒に、金槌で釘を打ち込みます。
田添さんのアドバイスを守ってトン、トン、トン・・
ところが、「アレっ?」とお母さん。
釘が曲がっています。ちょっとベソをかいている結愛ちゃんですが、大丈夫、大丈夫!
お父さんが釘を外し、手伝いながら、もう一度、頑張ります。
今度は、成功!
側面ができたら、ウサギの形をした板を釘付け。
さらに金槌を使って底板を嵌め込みます。
後は、ウサギの絵を描けば完成。
結愛ちゃんも、大満足の出来栄えです。
お父さんも立派なベンチを完成させました。
お昼は、森の中でいただくカレー!
もちろん、おいしくないわけがありません。

森の学校の体験メニューは、まだまだたくさんありますよ!

文・写真 取材ディレクター 中尾知徳

  • お父さんが手伝いながら金槌で釘を打ち、側面を作ります。

  • ウサギの絵を描けば完成!大満足の出来栄えです。

  • お昼は、森の中でいただくカレー!おいしくないわけがありません。

掲載日: 2020/12/23
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
こくうぞうの森 体験イベント
TEL
0959-32-2500(一般社団法人 山と海の郷さいかい)
住所
〒851-3406 長崎県西海市西彼町鳥加郷635-2

〒851-3406 長崎県西海市西彼町鳥加郷635-2

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
あり
営業時間
体験イベントは、年に数度開催
9:30〜16:00頃まで
定休日
-
対象年齢
3歳〜小学生まで
料金
大人 2,000円 子ども 1,500円
アクセス
JRハウステンボス駅から車で約25分
公式サイト
https://yamatoumi.com/
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アクティビティタグ

この記事は KTNテレビ長崎「冒険県 冒険する長崎 プロジェクト」(毎週水曜日 20:54〜21:00)で 2020/12/23に放送されたものです。Youtube チャンネルでも配信中!
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