KTNテレビ長崎「ヨジマル!」で「冒険県 冒険する長崎プロジェクト」を紹介する第12弾!
今回のテーマは「竹」!
森真奈美リポーターが竹細工の達人・黒木哲郎さんのもとへ。
琴海赤水公園の竹林を管理している脇川治年さんの協力を得て、まずは竹を切り出すところから体験させていただきます。
「ヨジマル!」KTNテレビ長崎
琴海赤水公園の竹林にやってきました。
黒木哲郎さんは竹細工の達人でありながら、実はキャンプの達人でもある!
まずは竹が伸びている方向をしっかりと観察。傾いている方向に倒れるので、まずは倒れる方向に切り込みを入れます。
森リポーター、不慣れなのこぎりを使ってまずは3分の1程度のところまでやっとこさ切り込みを入れました。
そして、さらに反対側にまわって、ギコギコと切っていきます。
「なんだかかぐや姫が出てくるみたい…」と不思議な感想をもらしながら切り続けていると、ふっとのこぎりが軽くなりました。
「もうすぐ倒れるよ!」と脇川さん。最後の仕上げをお願いすると、メリメリッと大迫力で竹が倒れました。
切った竹は4ヶ月ほど乾かしてから竹細工などに使います。脇川さんはこの竹で、竹炭を作っていらっしゃるそうです。自家製の窯で4日ほどかけて焼くんですって!消臭剤等につかえるんですよ。
初めて竹を切ります。「かぐや姫が出てくるかも…」!?
メリメリっと音を立てて豪快に倒れました。
竹炭は消臭効果があり、洗って乾かせば何度でも使えるよ。
さあ、いよいよ竹細工に挑戦!まずは、まずは竹笛を作りましょう。
直径1センチほどの細い竹筒を適度な長さに切ってから、縦に3分の1程度のところまで真ん中を割ります。
これだけで笛の出来上がり!
割ったほうをくわえて息を吹き込むと・・・・
「ス~ッ」・・・あれれ??
初めての森リポーターはなかなか音が出ませんが、達人・黒木さんが吹いてみると「プップ~」といい音が出ました。
割れ目を押さえながら吹くと、どこかに音が出るポイントがあるんだって。おもしろ~い!
まずは超簡単な笛を作りましょう。
適度な長さに切った竹を、縦に3分の1ほど割ります。
音を出すのはちょっとコツがいります。
続いては、いつも子どもたちに教えているという竹細工を教わることに。竹でトンボを作りましょう。
薄く削った竹を羽に見立ててバランスよく細い竹にくっつけたら、飛んでいるように見せる為に、竹ひごを取り付けます。
実際に竹ひごを持ってみて、びよ~んとバランスよく動く長さでカット。
本当に飛んでいるように見えます。
黒木さんが作ってくれた素材を組み合わせるだけ!
飛んでいるように見える竹ひごのしなりのバランスがポイント!
かわいいトンボが出来ました。
小さなパーツで作るのは「ミニ下駄」。黒木さんが、本物の下駄と同じ縮尺で作った小さな下駄に鼻緒を通します。
まずは、2.7センチのミニ下駄に挑戦。穴に紐を通すだけで悪戦苦闘。小さなパーツを作った黒木さんの手先の器用さに、頭が下がります。
一番小さなものは、小指の爪よりも小さいミニ下駄!かわいいですね!
木工細工を楽しむ人は多くても、竹細工に親しむ人はなかなかいないそうです。黒木さんは多くの人に竹細工の楽しさを知ってもらいたいと話していました。
ぜひ一度、竹の暖かみに触れてみませんか?
まずは、2.7センチのミニ下駄から!
赤い鼻緒がかわいい下駄が出来上がりました!
達人・黒木さんの手にかかると小指の爪よりも小さなミニ下駄も出来ます。
※2019年12月19日に放送した内容を元に構成しました。
掲載日:
2019/12/26
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
※黒木さんはいろんな場所で竹細工を教えているので、まずはお電話を!