西海市西海町にある伊佐ノ浦公園は、湖と緑の自然を生かしてキャンプやバーベキュー、サイクリングなどが楽しめる公園です。
また、季節に合わせた木工細工体験をすることができます。
今回は12月に取材に伺ったので、門松作りを福﨑さん親子が体験します。
迎えてくれたのは、秋葉豊治さん。以前、番組では水鉄砲作りでお世話になりました。
「天気もいいので、湖が見えるこの芝生広場で門松作りをやりましょう」
作業用のテーブルの上には、今回使用する材料が並んでいます。
「まずは空き缶を利用して土台から作りますよ」
見本として業務用の大きめの空き缶の周りに縦に割った細い竹が何本か巻き付けられて紐で留めてあります。
やってきたのは西海市の伊佐ノ浦公園です。
福﨑さん親子を迎えてくれたのは、秋葉豊治さんです。
まずは空き缶を使った門松の土台作りから始めます。
「隙間がないように竹を差し込んで詰めてみようか」
心結ちゃんが1本竹を取って入れようとしますが、入りません。
「入らなかったら太めの竹を外して入れてごらん」
太めの竹を外して先ほどの竹を入れ、さらにもう1本入れようとしますが、また入りません。
「パズルみたいで、結構難しいんだよ」
なんども竹を入れ替えて悪戦苦闘する心結ちゃん。
やっと隙間がないように差し込むことができると、ホッとした表情です。
「次は縄で輪っかを作ります。これはお母さんにやってもらおうかな?」
お母さんが秋葉さんの指示に従って縄を持って輪っかを作ります。
「管が入るように大きくして、輪を二重にして、そうそう・・」
ようやく輪っかができると仮止めしている竹の周りにかぶせ、しっかりと締めます。
隙間がないように竹を缶の周りに差し込んでいきます。
お母さんは縄の輪っか作り。これがちょっと難しい!
輪っかができたら仮止めしている竹の周りに巻きつけます。
二つ目の輪っかを作り、締めれば、土台のできあがり。竹がきれいに円を描き、空き缶を利用しているとはわかりません。
「竹の高さが不揃いだよね。揃えようか」
金槌を持って、心結ちゃんがトントンと叩き、高さを揃えます。これで土台が1セット完成!
同じようにもう1セットを作ります。
次に先をカットした3本セットの芯を土台の真ん中に置きます。
二つ目の輪っかを作り、締めれば、土台のできあがり!
金槌を使って高さを揃えます。
土台の真ん中に先をカットした3本セットの芯を置きます。
芯が真っ直ぐ立っていないとカッコ悪いので、周りに竹の筒を敷き詰めます。
「グラグラしないようにしっかりと詰めてね」
心大くんが一生懸命に詰めます。
前から見て左右の土台にどちらも真っ直ぐ立っていたらOK!
この作業が終わると、飾り付けです。まず、杉の葉を差し込みます。
どんどん杉の葉を入れるのはいいけれど、形がきれいじゃないよね。いいのかな?
芯の周りに竹の筒を敷き詰めます。
前から見て真っ直ぐ立っていたらOK!
飾り付けに入ります。
杉の葉を周りに差し込みます。
すると秋葉さんが剪定ばさみで、杉の葉を刈り始めます。
「ソフトクリームのように刈るのがポイントです。お母さん、やってみましょう!」
お母さん、カッコ良くしてね。
お母さんがチョキチョキとカットしていきます。
もう一基の杉の葉のカットは心結ちゃんが挑戦。なかなかいいじゃないの!
さらに、バランスを考えながら赤い実のナンテン、松の葉などを加えていきます。
最後は、扇など紙の札を刺して完成!
立派な門松ができました。これで福を呼び込めるかな?
今回は門松作りを体験しましたが、毎年、伊佐ノ浦公園では、予約を受けて門松を販売しているとのこと。
また、12月だとクリスマスリースやしめ縄作りなども行っていますが、年中いろいろな木工細工体験ができますよ。
ぜひ、体験してみてください。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
お母さんが杉の葉を剪定します。カッコ良くしてね!
バランスを考えながら飾り付けします。
立派な門松のできあがり!これで福を呼び込めるかな?
掲載日:
2020/01/08
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