西海市西海町にある「伊佐ノ浦公園」は、湖と豊かな緑の環境を生かした公園として、1998年から営業しています。
キャンプやバーベキューなどが楽しめるほか、レンタサイクル、手漕ぎボートなどのアクティビティ、コテージ、バンガローなどのキャンプ場なども整備され、一年中、楽しめるスポットです。
「伊佐ノ浦公園」では、体験講座もあり、今回は竹細工に佐世保市からやってきたボイドさん親子が体験します。
お父さんのクリスさんは米軍基地の学校の先生をしているとあって日本の竹細工に興味津々です。
指導してくれるのは秋葉豊治さん。体験交流センターの裏にある芝生広場で、お姉ちゃんは竹馬、男の子3人は水鉄砲を作ります。
伊佐ノ浦公園の情報が手に入る体験交流センターです。
ボイドさん親子を迎えてくれた秋葉豊治さん。
体験交流センターの裏にある芝生広場で竹細工を作ります。
水鉄砲は、竹の筒から作ります。節のある外側をノコギリで切り、次の節のある手前をまた切ります。男の子たちは学校をはじめ家でもノコギリを使う機会がないようで、秋葉さんに手伝ってもらいながら切ります。
竹の筒ができたら、秋葉さんがドリルで水を飛ばす穴を節に開けます。
次に、筒の中に入れる竹の棒に布を巻きつけます。筒の中にピッタリ入るよう太さを調整します。
これでいいかなと思ったら、水の中に入れ、筒の中に棒を入れてみます。ゆるかったり、窮屈だったら、また調整します。
普段ノコギリを使う機会がない男の子たち、秋葉さんに手伝ってもらいます。
竹の筒ができたら、ドリルで節に穴を開けます。
竹の棒に布を巻きつけます。
できあがったら試し打ちです。水がタップリ入ったタンクを使って詩くんに秋葉さんが指導します。
「筒の中に水を入れて、棒をグッと突っ込んでごらん」
棒を押すと水がピューッと筒の先から飛んでいきます。成功です!
大使くんと颯大くんも試し打ちができると、笑い声をあげながら水を飛ばしています。
ただ飛ばすだけならおもしろくない、ということでペットボトルを用意してもらい、当てることに。
1回目、2回目、そして3回目に見事当たりました!子どもたちはハイタッチで大喜び!
「Very have fun!」(とっても楽しい!)ですって。
秋葉さんの指導で、詩くんが試し打ち。成功です!
ペットボトルをターゲットに、当てよう!
当たった!子ども達はハイタッチして大喜び!
お姉ちゃんのさくらさんは、竹馬を作ります。身長に合わせて2本の長い竹を選びます。次に足を乗せる部分に使う竹をノコギリで切断。それを鉈で縦に真っ二つにします。
ひもで両側から本体に結びつけます。簡単にはずれないよう秋葉さんが結び方を伝授。
足を乗せられるよう角度を調整します。
「どう?結構固いでしょ?」と秋葉さん。
これで片方ができました。
同じようにもう片方を作ります。
お姉ちゃんは竹馬作り。足を乗せる部分をノコギリで切断します。
鉈で縦に真っ二つにします。
ひもを使って本体に結びつけます。
竹馬ができあがるとまず秋葉さんに手伝ってもらって乗ってみます。
「最初は難しいけど、すぐに乗れるようになるよ」
そうかな?じゃあ、やってみよう!ところが、何度やっても2〜3歩しか進むことができません。
秋葉さんから声が飛びます。
「靴を脱いだほうがいいかもしれん。裸足でやってごらん」
さくらさんは言われた通り、靴を脱いで、裸足でやってみます。すると、2〜3回すると10秒以上乗って進むことができるようになりました。
「上手!上手!」
周りのみんなから、声がかかります。
お父さん、お母さんは、竹とんぼを作って飛ばします。お母さんは、自分にあたりそうになって大慌て。でも、楽しそうに飛ばしています。
自然が大好きということで、番組の参加者募集CMを見て応募されたボイドさん親子。緑豊かな伊佐ノ浦公園で竹細工を作ることができ、まさに、Very fun! 楽しい一日になったようです。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
裸足で竹馬に乗ることに成功!
お父さん、お母さんは竹とんぼを飛ばします。
自然の中で竹細工作りができて、楽しい1日でした。
掲載日:
2019/09/04
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