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冒険 355

自然の教科書がいっぱい!森の学校へ行こう!②

今回の冒険者
パパ:石本 裕樹さん / ママ:綾さん
結愛ちゃん(6歳)

石本さん親子がやってきたのは、西海市西彼町にある「こくうぞうの森」。
“森の達人”、田添正隆さんが行っている森の体験イベントに参加しました。
田添さんが所有する広大な山林を歩きながら向かうのは、シイタケの原木林です。
ホダ木(シイタケの菌を打ち込んだ木)がズラリと並んでいるのにビックリ!
ふっくらと肉厚のシイタケがたくさんついてるのがわかって、さらにビックリ!
「シイタケは、傘が開いたものを穫ってくださいね。穫り方ですが、引っ張るんじゃなく、かぐ(折る)ようにすると簡単に穫れます」
一家族に一個の籠が渡され、さあ、シイタケ狩りです。

  • 田添さんが所有する広大な山林を歩きながら向かうのは・・

  • シイタケの原木林です。ホダ木(シイタケの菌を打ち込んだ木)がズラリ!

  • 「引っ張るんじゃなくて、かぐ(折る)ようにして穫って」と田添さん。

結愛ちゃんが大きなシイタケ発見!早速、穫ろうとしますが・・
シイタケを握ったまではいいものの、それ以上、動かすことができません。
「無理!絶対無理!」と顔がこわばっています。
「大丈夫だよ」とお父さん、お母さんから励まされた結愛ちゃん。
田添さんのアドバイス通りに、もう一度、チャレンジ!
ポキっと折れてシイタケが手のひらに。
「穫れた!」と笑顔が戻ります。
こうなると後は、見つけ次第、穫っては籠の中に。
お父さん、お母さんも、夢中になっています。
20分ほどで籠いっぱいのシイタケをゲットできました。

  • シイタケを握ったまではいいものの、それ以上動かすことができません。

  • 「穫れた!」と笑顔が戻ります。

  • お父さん、お母さんも夢中になって、シイタケを穫っています。

シイタケ狩りに続いて、炭焼き窯見学です。
炭焼き窯は土でできていること、中に木を敷き詰めて入り口を閉じ、火を焚くと最初は水蒸気の白い煙が出ること、次に青い煙になると木が燃え始めていること・・・
一通り炭焼き窯の説明をした後、田添さんがいいます。
「中に入りたいかな?」
もちろん!
子どもたちだけが二人ずつ中に入れることになりました。
中は真っ暗。ライトの光を使って木の並べ方を田添さんが説明します。
「地面に生木を置き、その上に縦にした生木を詰めていくんだ。詰め方もコツがいるんだよ」
結愛ちゃん、どうだった?
「暗くて、思ったよりちょっと広かった!」
なかなかできない体験だったね。

  • シイタケ狩りに続いては、炭焼き窯見学です。

  • 一通り炭焼き窯の説明を聞いたら、中に入れることに。

  • 中は真っ暗。田添さんがライトの光を使って木の詰め方を説明します。

森の学校体験メニューは、まだまだ続きます。
作業場の庭に戻って薪割り体験です。
「斧を使うときは気をつけないと怪我をします。いいですか、このように腰を落として斧を振り下ろします」
田添さんが振り下ろした斧は、正確に薪の真ん中を捉え、真っ二つに!スゴイ!
それでは、みんなで薪割りに挑戦しよう。
石本さんはまずお父さんが挑戦します。
勢いよく振り下ろした斧はジャストミート!さすが、お父さん!
結愛ちゃんはお父さんと一緒に。緊張の1回目は、ジャストミート!でも、真っ二つというわけには行きません。
続いて2回目は、何と空振り。難しいよね〜。それでも、徐々に薪を細くしていきます。
それを見ていたお母さんも俄然ヤル気が出たみたい。
「行きます!」
お母さんは、ものの見事にジャストミート!しかもキレイに割っていて、拍手喝采です。

  • 田添さんがまず見本を。斧は正確に薪の真ん中を捉え、真っ二つに!スゴイ!

  • 結愛ちゃんはお父さんと一緒に。緊張の1回目はジャストミート!

  • お母さんは、ものの見事にジャストミート!しかもキレイに割っています。

最後は、田添さん家の氏神様「こくうぞうさん」の前で餅まきです。
「こくうぞうさん」は、知恵と慈悲の虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)の愛称で、戦国時代から祀られてきたそうです。「こくうぞうの森」もここからきているんですね。
毎年11月に地区の住民が集まり、神事の後、直会(なおらい)を行っていましたが、今では、田添さんだけが行っているそうで、今日は森の体験メニューとして餅まきを行うことに。
まず参加者全員で手を合わせお祈りをします。
そして、氏神様の前で田添さんが餅やお菓子を大きな袋から取り出し、投げます。
「ソレッ!!」
投げられるたびに、みんな、夢中で拾っています。
餅まき、楽しいよね。
「どれくらい取れた?」
石本さん親子も、どれくらいゲットしたか、見せ合っています。

「こくうぞうの森」は、自然の教科書がいっぱいの森の学校でした。
イベントは年に数度ですが、民泊体験もできるので、そちらもオススメ。
皆さんも機会があれば、ぜひ、参加してみてください。

文・写真 取材ディレクター 中尾知徳

  • 田添さん家の氏神様「こくうぞうさん」です。

  • 氏神様の前で餅まき!参加者が夢中で拾います。

  • 「どれくらい取れた?」と親子で見せ合います。餅まき楽しかったね。

掲載日: 2021/01/06
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
こくうぞうの森 体験イベント
TEL
0959-32-2500(一般社団法人 山と海の郷さいかい)
住所
〒851-3406 長崎県西海市西彼町鳥加郷635-2

〒851-3406 長崎県西海市西彼町鳥加郷635-2

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
あり
営業時間
体験イベントは、年に数度開催
9:30〜16:00頃まで
定休日
-
対象年齢
3歳〜小学生まで
料金
大人 2,000円
子ども 1,500円
アクセス
JRハウステンボス駅から車で約25分
公式サイト
https://yamatoumi.com/
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アクティビティタグ

この記事は KTNテレビ長崎「冒険県 冒険する長崎 プロジェクト」(毎週水曜日 20:54〜21:00)で 2021/1/6に放送されたものです。Youtube チャンネルでも配信中!
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