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冒険 247

麹のチカラでおいしく!味噌を作ろう!

今回の冒険者
パパ:井手 克樹さん / ママ:久子さん
希くん(12歳) / 葵ちゃん(9歳) / 肖ちゃん(7歳)

西海市大瀬戸町の雪浦地区にある「川添酢造」は、明治33年の創業。昔ながらの製法と九州産の原料にこだわり、玄米酢、純米酢、麹、甘酒、味噌などを製造しています。
昔、味噌は家庭で手作りするのが普通でしたが、今では、なかなか見かけません。「川添酢造」では、もっと味噌作りに興味を持ってもらおうと「味噌作り教室」を積極的に行っています。
井手さん親子を迎えてくれたのは、久保桂奈さん。年間約150日も出張教室で飛び回っていると聞いて、ビックリです。

  • 雪浦川が流れる西海市大瀬戸町の雪浦地区です。

  • 明治33年創業の老舗「川添酢造」です。

  • 井手さん親子を迎えてくれたのは、味噌作り出張教室担当の久保桂奈さん。

工場に併設された体験工房には、味噌作りセットが用意されています。今回は、お母さんと肖ちゃんが麦味噌を、お父さんと希くん、葵ちゃんは合わせ味噌作りを体験することに。
「それでは、ビニール袋に入れた煮大豆をつぶしてください」
みんなで煮大豆をつぶしにかかかります。
「熱い!」と子どもたち。
それも当然、井手さん親子がくる直前に煮あがったばかりだからです。
手のひらを使ってギュッ、ギュッとつぶします。
時々ビニール袋をひっくり返して良くつぶします。
「良くつぶさないといいお味噌はできませんからね」と久保さん。

  • 体験工房には麦味噌と合わせ味噌作りセットが用意されています。

  • ビニール袋に入った煮大豆!

  • 熱いけど大丈夫?煮大豆をつぶします。

次にビニール袋に入った麦麹を桶に入れ、ほぐします。
「麦麹はちょっと変わった臭いがするでしょ?」
それを聞いて「ビールの臭いがするね」とお父さん。
しっかりほぐしたら、塩を入れます。でも、ちょっと塩の量が多いような?
「塩の塊もしっかりとほぐしてください。塩が多めに思えるかもしれませんが、これはカビが生えたり、腐ったりしないようにするためなんですよ」
塩の塊をほぐし、麦麹と混ぜます。

  • ビニール袋に入っていた麦麹を桶に入れます。

  • 麦麹を良くほぐします。ちょっと変わった臭いが漂います。

  • 塩を入れ、ほぐして麦麹と混ぜます。

合わせ味噌チームは、ここでさらに米麹を投入。
同じようにほぐしながら、良く混ぜます。
「さあ、大豆を入れていきますね」
ビニール袋を逆さにして、さきほどつぶした煮大豆を桶の中にスポンと落とします。
そこに煮大豆を作るときにできた大豆の煮汁をかけます。
「あったかい!」
「グショグショ!」
子どもたちは大騒ぎしながら混ぜています。
途中、久保さんから提案が。
「それじゃ、食べてみて!」
口に入れた肖ちゃんは、顔をしかめて「しょっぱい!」
「しょっぱいでしょ?でもね、麹の力でだんだんうまみと甘みが増して、おいしい味噌になるのよ」と久保さん。

  • 合わせ味噌チームは、ここで米麹を投入!

  • 煮大豆を入れ、さらに大豆の煮汁をかけます。

  • 子どもたちは大騒ぎしながら混ぜます。

「混ぜ終わったらお味噌のボールを作ってください。グレープフルーツぐらいの大きさにしてね」
子どもたちは楽しそうにボールを作ります。
全部ボールにしたら、煮大豆を入れていたビニール袋に詰めます。
「底に隙間があるとカビが生えたりするからね。しっかりと詰めてね」
味噌のボールを袋に入れて、つぶしながら詰めていきます。

  • 味噌のボールを作ります。楽しいね!

  • 味噌のボールはグレープフルーツ大に作ります。

  • 味噌のボールをビニール袋に詰めます。

「ビニール袋に詰め終わったら、今度はタルに入れますよ」
ビニール袋を横にしてころがし、円筒形にしたら、タルに入れます。
タルにうまく収まったら落し蓋、さらに上蓋をします。
「お家に帰ったら2キロぐらいの重し石を乗せてくださいね」
最後に日付と麦の種類、おいしくなってね!のメッセージを書いた紙を貼って終了です。
「1日1回、上蓋と落とし蓋を外してビニール袋を上から押してあげてください。3カ月ぐらいするとおいしいお味噌が食べられますよ」
3カ月もかかるの?待ちきれないね!

味噌作りの後は、お酢を使ったドリンクの試飲に舌鼓!
さらに、お酢作りの工程も見せてもらいました。
お酢って途中まで酒造りと同じなんだって!

味噌作り教室は出張もできるそうなので、ぜひ、申し込まれてはいかがでしょうか?
ご家庭で楽しめる味噌作りセットも販売されていますよ。

文・写真 取材ディレクター 中尾知徳

  • ビニール袋にしっかりと詰められた味噌をタルに入れます。

  • 落とし蓋と上蓋、重し石を乗せればOK!
    日付と麦の種類などを書いた紙も。

  • お酢作りの工程も見せてもらいました。大量の麹にみんな興味津々です。

掲載日: 2020/03/11
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
川添酢造(有)
TEL
0959-22-9305
住所
〒857-2326 長崎県西海市大瀬戸町雪浦下郷1308-2

〒857-2326 長崎県西海市大瀬戸町雪浦下郷1308-2

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
あり
営業時間
8:00〜17:00
定休日
祝日・日曜・土曜午後
対象年齢
全年齢
料金
味噌作り教室(要予約)
●セットの合計が50kg以上、10人以上なら出張可能
●川添酢造で希望の場合は合計で30kg以上、6人以上
●料金(一人分)
*麦味噌3㎏セット1940円
*麦味噌5㎏セット3240円
*合わせ味噌3㎏セット2260円
*合わせ味噌5㎏セット3780円
*漬物樽(落とし蓋付)500円(必要な方のみ)
アクセス
JR佐世保駅から車で約50分
公式サイト
http://kawazoesuya-web.com/
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アクティビティタグ

この記事は KTNテレビ長崎「冒険県 冒険する長崎 プロジェクト」(毎週水曜日 20:54〜21:00)で 2020/3/11に放送されたものです。Youtube チャンネルでも配信中!
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