今回の冒険の舞台は、西海市大島町の「大島トマト農園」。別格のおいしさが評判の大島トマト狩りとあって、本岡さん親子はこの日を心待ちにしていた様子です。
大島造船所が見える高台にビニールハウスがいっぱい並んでいます。案内してくれるのは栽培担当の永田渉さんです。
「それじゃ、みなさん、ハウスの中へ入りましょうか?」
永田さんに続いて本岡さん親子がハウスに入ると「ワア〜!」と歓声が上がります。
「このハウスの中には9,000株のトマトがあります」
青い実がまだ多いようですが、永田さんが赤くなっているトマトを見つけ、手に取ります。
ズラリと並ぶビニールハウス。大島造船所も見えます。
栽培担当の永田渉さんに連れられてビニールハウスに入ります。
ビニールハウスの中には、9,000株のトマトがあります。
「ハート形だね」と史帆ちゃん。
「そうだね、大島トマトの特徴のひとつがこのハート形です」
永田さんが続いて、大島トマトの特徴を教えてくれます。
「大島トマトは甘さと酸味のバランスが抜群なんだけど、その秘密は土にあります」
永田さんはトマトの苗の下にある白いビニールシーを剥がして土を見せます。
「この土には微生物がたくさんいます。この微生物が活発に活動する土にすることでトマトがおいしくなるんだよ。そして、この管から水と栄養分を計算しながら与えるんだけど、普通のトマトみたいに水をたくさんあげずに少しずつあげることで実を引き締め、さらにおいしくするんだよ」
大島トマトの特徴がこのハート形です。
永田さんがビニールシートを剥がすと土が見えます。
トマトに水と栄養分を与える管が見えます。
こんな話を聞いたら、早くトマト狩りをしたくなるよね。
「それじゃ、おいしいトマトの見分け方を教えるね。全体が赤くなっているのはもちろんだけど、このヘタの部分が緑になっているでしょ。この緑が濃いもの。もうひとつは、おしりにかけていっぱい線のような模様がいっぱいはいっているもの。これがおいしいトマトだよ」
「いっぱいとりたい!」と歩乃佳ちゃんが叫びます。
採り方は簡単、ハサミで実がついている茎を切るだけ。ただし、収穫した他のトマトに傷がつかないようもう一度根元にハサミをいれるよう注意するだけです。
歩乃佳ちゃんが、早速、挑戦!パチンとハサミの音ともにトマトが採れました!
「楽しい!」
おいしいトマトの見分け方は、ヘタの緑と線のような模様が多いこと!
歩乃佳ちゃんが、おいしそうなトマトを発見!
ハサミを入れて、パチン!
お姉ちゃんの史帆ちゃんも負けじと、トマトをゲット!さらに「赤いトマト!赤いトマト!」とつぶやきながら探します。
すかさず永田さんがアドバイス。
「どうしても通路が広いところからみんな採っていくからね、少し外れたところが狙い目だよ」
確かに狭い通路の方にいいトマトがありそうです。
永田さんのアドバイスもあって、アッと言う間に史帆ちゃんのカゴの中は、いっぱいになりました。
史帆ちゃんもおいしそうなトマトをゲット!
たくさん採るなら狭い通路の方が狙い目です。
カゴの中はスグにいっぱいになりました。
採ったからには食べたくなるよね。今回は特別にハウスの中で試食させていただきました。
大きく口をあけてガブリ!
「カタイ!」
「甘い!」
史帆ちゃんと歩乃佳ちゃんはビックリです。
大島トマトは、本当に普通のトマトと違うんだね。
ハウスを出た本岡さん親子は直売所でトマトジュースの試飲もさせてもらいました。採れたて新鮮な大島トマトを使ったトマトジュースは濃厚でやっぱりおいしい!
親子で初めてのトマト狩り、それも大島トマトだなんて、時間をかけてやってきた甲斐がありました。
トマト狩りは、2月初旬から5月下旬がシーズンです。ぜひ、お出かけください。
文・写真 中尾知徳
ハウスの中で特別に試食させてもらいました。
カタイ!甘い!はじめてのおいしさと食感です。
直売所でトマトジュースの試飲も。おいしいね!
掲載日:
2019/03/13
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〒857-2401 長崎県西海市大島町1131-1