冒険カーは平戸大橋を渡って平戸島へ。前田さん一家が訪れたのは島の中央部に位置する「農家民宿米吉つぁん」です。農家民宿での体験は初めてとあって緊張気味でしたが、「ヤッホー!」と目の前に現れたのは竹馬に乗った永田米吉さん。思わず前田さん一家に笑顔が広がります。
「農家民宿米吉つぁん」は、1日1組限定の民宿で、無農薬のお米や野菜から作った料理を提供しています。また、自然と親しむ体験が数多くでき、福岡、関西、関東、遠くは北海道からもやってくる人気のスポットとなっています。
平戸大橋を渡って平戸島へ向かいます。
平戸島の中央、深川町にある「農家民宿米吉つぁん」
竹馬に乗ってお迎え、オーナーの永田米吉さんです。
「それでは卵拾いに行きましょう!」
永田さんの後について裏庭へ。体験の人気No1、放し飼いにしたニワトリの卵拾いです。
元気に動き回るニワトリに餌をあげながら、永田さんが言います。
「小屋の中にあたたかい卵があるからね、拾ってください」
カゴを手にした前田さん一家は、小屋の中へ。棚の上にある缶の中に茶色の卵があります。
お父さんと彩乃ちゃんが、まずゲット。楓くんは手が届かない!でも、足元に卵を発見!すかさず拾い上げニッコリ。
おばあちゃんの敏子さん、悠くんと葵くんも隣の部屋で卵拾い。
「あったかいね!」
カゴにいっぱいの卵をゲットできました。
放し飼いされたニワトリが元気に動き回っています。
お父さんが卵の入った缶に手を入れてゲット!
おばあちゃんと葵くんも卵をゲットしました。
ニワトリ小屋のそばの畑にはミカンの木などがあります。
「これはおばあちゃんにあげよう!」と永田さんがちぎって渡してくれたのは、ミカンじゃなさそう?
「これは無農薬のレモンだよ」
ちょっと形がきれいではありませんが、
「無農薬だから、皮までバリバリ食べられるよ」と永田さん。
「ちぎっていいよ」
永田さんに勧められて、葵くんがレモンをちぎります。初めてのレモン収穫です。
それにしても多種多様な作物が育っています。しかも、大体が無農薬だそう。
「自給自足が基本。それも体に良くないものは使わない主義だから」と永田さん。
おばあちゃんは、無農薬のレモンをもらいました。
葵くんがレモンをちぎります。初めてのレモン収穫です。
形はキレイじゃないけど、無農薬だから皮まで食べられます。
今度は家の前にある畑に向かいます。
木の下を探していた永田さんが声をあげます。
「クリがあったよ。さあ、クリ拾いだ!」
トゲトゲに包まれたクリがあちこちに落ちています。
お父さんと楓くんが、先が尖った竹の棒を使ってトゲトゲに包まれたクリを取り出そうとしますが、
これが結構難しい。
なんとか力を合わせて実を取り出します。
まだ収穫のシーズンにはちょっと早いとあって小さめのクリですが、初めてのクリ拾いにみんな夢中です。
今度はクリ拾い。うまく拾えるかな?
先の尖った竹の棒を使ってトゲトゲに包まれたクリを取り出します。
小さめだけどクリの実がとれました。
収穫体験が終わったら、遊びましょう!
永田さんお手製のロープを使ったターザンごっこ。
お父さんがまずお手本とばかりに、「ア〜ア、アー!」と叫んで空中に飛び出します。
その姿に、みんな大笑い。
男の子たちも次々にターザンごっこを楽しみます。
庭ではグラウンドゴルフやフリスビー、ハンモックでの昼寝など、おもいおもいに過ごします。
「夏だと昼間はセミの声と風の音、夜は満点の星をみながらゆっくりとできますよ」と永田さん。
都会にはない豊かな自然、しかも1日1組限定だからこそできるふれあいが「農家民宿米吉つぁん」の魅力。リピーターが続出しているというのもうなずけます。
「農家民宿米吉つぁん」は、きれいな海で有名な根獅子の浜に近いので海水浴を楽しめます。また、永田さんがボートの免許を持っているのでクルージングやフィッシングもできたりと、いろんな楽しみ方ができます。
最後は、体験のプレゼントに新米をいただきました。もちろん無農薬の新米です。
「今日は新米で卵かけごはんだね!」とこどもたち。
前田さん一家にとって、とっても楽しい一日だったようです。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
「ア〜ア、ア〜!」と叫んで、男の子はターザンごっこ。
庭ではグラウンドゴルフやフリスビー、ハンモックでおもいおもいの時間を。
体験のプレゼントに無農薬の新米をいただきました。
掲載日:
2019/10/09
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