リゾートアイランドとして、たくさんの観光客が訪れる長崎市の伊王島。島といっても今は橋がかかり、車で快適なドライブが楽しめます。さて、今回、お邪魔したのは伊王島ふれアイランド。椿がたくさん自生していた伊王島のスイーツとして、お祝い事の時などに作られてきた椿もち作りが体験できます。
迎えてくれたのは、伊王島加工組合菓子部の皆さん。椿もちって、いったいどんなものなのでしょう?
志岐さん一家の期待も高まります。
伊王島加工組合菓子部の皆さんが、笑顔で迎えてくれました。
材料の一つ、本物の椿の葉っぱ。
あんこも使います。
さあ、始めましょう。佳希ちゃんは、お母さんと一緒に椿の葉っぱをハサミを使って形を整えます。チョキチョキ。一枚ずつ丁寧に切り離します。お兄ちゃんの勝晴くんは、ゆで卵の黄身を裏ごしします。ちょっと力がいるね。食紅を使って淡いピンクに色付けし、ふっくら炊き上がったもち米は、お父さんがお餅になるちょっと手前までつぶします。日頃お手伝いをしないらしいお父さんも今日は、みんなと力を合わせて頑張ります。
佳希ちゃんは、お母さんとハサミを使って椿の葉っぱ切りです。
勝晴くんは、卵の黄身を裏ごしします。
力がいるこの作業は、お父さんにうってつけです。
佳希ちゃんと勝晴くんが、巻き簀につぶしたもち米を広げます。冷えてお餅が硬くなる前に広げなくちゃ!それから、棒状にまとめたあんこを真ん中に置いて巻き寿司のように巻いていきます。勝晴くん、丁寧に巻いて、うまい、うまい!
巻き終わったら、包丁で適当な大きさにカットします。包丁にお餅がくっついて切りにくいけど、勝晴くんは、慎重に切っていきます。伊王島加工組合菓子部の皆さんも、「上手ね〜」と感心しています。
巻き簀にもち米を広げ、あんこを入れます。
丁寧に巻いていかないと。緊張するなあ〜。
包丁でカットしていきます。勝晴くん、結構うまいじゃない?
カットしたら、切った面を上にして真ん中に裏ごしした黄身を載せます。あら、花粉みたいだね。お皿に椿の葉と一緒に盛り付ければ、椿もちの完成です。そうか!見た目が椿の花のようになるんだね。「カワイイ!」、佳希ちゃんが思わず叫びます。
裏ごしした卵の黄身を載せます。
椿もちの完成!おいしいそう!
佳希ちゃんは、早く食べたくてウズウズしています。
フリースペースに移動して、みんなで試食!椿もちっておいしいね。1個じゃ足りないと勝晴くんは2個目を頬張ります。作るのに約2時間かかった椿もちですが、食べるのはアッと言う間!食べきれない分はお土産としていただきました。
みんなで一緒にいただきます。
1個じゃ足りない勝晴くん。
波飛くんもいただきました。
家族で力を合わせて作る、おいしくて、楽しい「椿もちづくり体験」。伊王島加工組合菓子部の皆さんの優しい笑顔が、さらに心地よいひとときをプレゼントしてくれました。
文・写真 中尾知徳
掲載日:
2018/05/23
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