長崎市琴海村松町にある「開拓の里・西山」は、大村湾を一望できる丘陵の地にあります。気になる「開拓の里」の名は、代表者の西山恒顯(つねあき)さんのお父さんが、昭和29年に、この地区に開拓団として入植したことからつけられたとか。西山さんは、毎年、10月中旬から11月中旬にかけて、自分の畑を使ってイモ掘り体験を実施しています。
収穫した後は、焼きイモにして食べることもできるとあって、子どもだけでなく、大人にも大好評だそうですよ。
長崎市琴海村松町にある「開拓の里・西山」です。
「開拓の里・西山」からは、大村湾を一望できます。
代表者の西山恒顯(つねあき)さん。
谷さん親子は西山さんに連れられて、イモ畑へ。6月に植えたものが収穫の時期を迎えていました。
陸翔くんと湊翔くんは、小さいスコップを手にして準備完了。
「イモ掘りできるのは、安納(あんのう)イモなんだよ。甘くておいしいからね。いっぱい穫ってよ」
西山さんが大きなスコップで土を掘り起こすと、イモが姿を現します。
「ほら、こんなイモがいっぱい土の中にあるよ。さあ、掘ってごらん」
緑の葉に覆われたイモ畑が広がっています。
西山さんがイモの説明をします。甘くておいしい安納イモ。
西山さんが大きなスコップで掘り起こすと、イモが姿を現します。
イモ掘りがしやすいよう、葉と蔓が取り除かれて盛り上がった畝(うね)の部分に、陸翔くんと湊翔くんがスコップを使って土を掘ります。最初は手袋をしていたのに、イモの先っぽが見えると、手が汚れるのもかまわず素手で土をかきわけています。
「お父さん、穫れたよ」と、陸翔くんが叫びます。湊翔くんも大きなイモを発見!一生懸命掘り出しました。
次から次へとイモを見つけては収穫!これぞ、まさにイモヅル式です。
イモの姿が見えたよ。
「お父さん、穫れたよ!」
湊翔くんも、大きなイモが穫れたね。
ものの30分もしないうちにビニール袋3袋いっぱいのイモが穫れました。西山さんは、広い敷地を利用して、ピザが焼ける石窯も作っています。その石窯で、穫れたばかりのイモを焼きイモに。焼き上がる間に、西山さんの奥さんが作ってくれたスイートポテトと琴海地方に伝わるイモを蒸しパン風にした石垣だんごをいただきます。陸翔くんは、甘いスイートポテトが気に入ったようです。
抱えきれないくらい穫れたよ。
自慢の石窯で焼きイモに。
焼き上がりが、待ちきれない〜。
焼きあがったイモを割ると、黄金色の身から湯気が立ち上ります。口の中に入れて「アツッ!」、あまりの熱さにビックリした陸翔くん。でも「オイシイ!」と声が出ます。湊翔くんもお父さんからもらってムシャムシャと頬張ります。
緑に囲まれた休憩席は、おいしさもグーンとアップ!とても楽しい時間を過ごすことができました。
代表者の西山恒顯(つねあき)さんは造園業を営まれており、周辺には、さまざまな植物や樹木が植えられています。また、トイレなどの施設も整備されています。石窯ピザ体験、民泊などもされているので、ぜひ、お尋ねください。
文・写真 中尾知徳
アツアツ、ホクホクの焼きイモ。
アツッ!熱いけど。おいしい!
緑に囲まれ、天気も良くて、おいしさもアップ!
掲載日:
2018/11/07
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〒851-3102 長崎県長崎市琴海村松町2359-4