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冒険 053

宇宙の冒険への入り口!長崎市科学館でワクワクサイエンス体験をしよう!

長崎市油木町にある地球科学・天文学をテーマにした長崎市科学館(別名:スターシップ)。

1階は化学実験室や工作室、2階は企画展が催される学習室やプラネタリウム、3階には長崎の自然の歴史や地球、宇宙を体感できる展示室。そして最上階の4階には天文台があり、訪れた人を「宇宙の世界」へと導いてくれます。

科学館の最大の見どころはなんといってもプラネタリウムと天体観測!
星や宇宙について子どもに知ってもらうだけでなく、日頃星空をゆっくり眺めることを忘れてしまった大人の方も楽しめます。

では、いざ科学の扉を開き、冒険の旅へ出発!

  • 近代的な建物と美しい木々が出迎えてくれる。

  • 定員234名の大型ドームスクリーンでプラネタリウムを楽しむことができる。

  • 直径50㎝の大型反射望遠鏡を使って昼は太陽や月、金星などを見る事ができる。

まず一番にご紹介したいのが、約1億4千万の星を映し出せる「ケイロンⅡ」を使用したプラネタリウム。なんとこのケイロンⅡ、最も先進的なプラネタリウムとしてギネス世界記録に認定されているんですよ。

子どもたちに人気のプラネタリウムの番組の前に15分間の星空解説がつきます。実はこの星空解説、録音ではなく解説員の方による生放送なんです!長崎市から見える夜の星や、太陽系の惑星の話や星座の話をスクリーンの映像と共にわかりやすく紹介してくれます。

特に5歳の娘は、迫ってくる土星の映像を見て「わぁ~、きれい。どんどん近づいてくる」とコメント。小さな子どもでも天井一杯に広がる宇宙の世界に魅了されていました。親子で宇宙や星について学べるいい機会ですね。

  • 2階の受付横から入り、突き当りを右へ曲がるとプラネタリウムの入り口。

  • 「ケイロンⅡ」から投影される約1億4千万の星は圧巻の美しさ。

  • 広い椅子なので、隣を気にせずにゆったりと座れる。

科学館を訪れたらぜひ立ち寄ってほしいのが4階にある天文台。

天気がいい日は毎日2回(①11:00〜11:30、②13:00〜13:30)、第1天文台で観望会が開かれており、昼の星と太陽が見られますよ。
※天候次第では中止になることもあります。

私たちは今回13時に訪れたのですが、太陽だけでなく、金星、木星まで見せてもらいました。星を観望するだけでなく、星の特徴や現在の位置など専門的な知識も職員の方に教えてもらえます。日頃知ることのない宇宙の話、大人の私でもとても新鮮でワクワクしました。

ただし、昼間は夜に比べると太陽の光や雲のかかり方等で見えにくい場合があり、木星はほとんど見えないということも。職員の方の話によると、夜の方が太陽の光の影響がない分はっきりと見えるそうです。科学館のホームページ(http://www.nagasaki-city.ed.jp/starship/)に夜間天体観望会の詳細があります。

宇宙の事を知りたい子どものためだけでなく、日頃じっくりと星空を観る機会が少ない大人の方にもおススメですよ!

  • 4階の奥にある第1天文台。スロープがあるので車椅子などでの見学も可能。

  • 小さな子どもでも望遠鏡で見られるよう職員の方がやさしく誘導してくれる。

  • 専門のデータ解析により、地球と星との距離や位置からその日見れる星がわかる。

また、私たちが訪れた2018年10月21日は、「青少年のための科学の祭典2018」が開催されていて、工作ブース、体験ブース、展示・演示ブースの3つの会場にはたくさんの人が集まっていました。

私たちは特に2階の学習室の展示・演示ブースをメインに回ったのですが、中でも「光って不思議」というブースがうちの5歳児と7歳児のハートをガッチリつかみました。
例えば、紙でできた不思議なメガネ。これをかけると、ライトの光や天井の照明の光がハートや雪の結晶、はたまたドラえもんの形になったりしてビックリ!

また、蛍光ペンで白い紙に色々書いてブラックライトで照らされているところに置くと文字や絵が明るく浮かび上がってこれも面白かったです。
私たちの身の回りにある、ありふれた光。実はとても不思議な性質を持っているんだということが子どもたちでも体感できたようでした。

  • ハート形の眼鏡をかけると、奥のライトがハート形に見えたよ!

  • 蛍光ペンで書いた字や絵をブラックライトの下に置くと…浮かび上がってきてとてもキレイ!

  • 長崎大学大学院の学生が小さな子どもにも根気強く丁寧に教えてくれます。そのおかげで子どもたちは光の虜に!

長崎市科学館は子どもから大人までだれでも楽しく科学に触れられる場所です。

天体望遠鏡を使って実際に太陽を覗いてみたり、大型のドームスクリーンでプラネタリウムや科学番組を観覧したり、実際に工作を作って遊んでみたり…。様々な体験を通じて子どもだけでなく付き添ってきた大人も忘れかけていた好奇心が芽生えるきっかけになるのではないでしょうか?
ぜひ親子で、友達で、夫婦で科学館へ訪れてみましょう!

文・写真 加藤真澄(長崎市南部在住10年目の主婦ライター)

  • 直径50cmの大型反射望遠鏡を設置した第1天文台では昼は毎日2回、夜は毎週土曜日に展望会を実施している。

  • 週末は「おもしろ工作」「チャレンジサイエンス」など開催されているよ。詳しくはホームページをチェックしてね!

  • ロボットがお出迎え!科学の心をくすぐる仕掛けが満載です!

掲載日: 2018/11/01
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
長崎市科学館
TEL
095-842-0505
住所
〒852-8035 長崎市油木町7番2号

〒852-8035 長崎市油木町7番2号

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
あり
無料(222台)
営業時間
9:30~17:00
定休日
月曜日(祝日の場合は水曜)
祝日の翌日(祝日が土曜にあたる時は翌週火曜)
年末年始(12月29日~1月3日)
対象年齢
全年齢
料金
観覧料
【展示室】
閉鎖中(平成30年6月18日~12月21日)
【プラネタリウム】
大人510円(団体410円) 子ども250円(200円)
セット券(展示室+プラネタリウム)購入不可(平成30年6月18日~12月21日)
アクセス
長崎駅から車で約15分
長崎バス「護国神社裏」または「油木町」下車徒歩1分
長崎電気軌道1・3系「大橋」下車徒歩10分
公式サイト
http://www.nagasaki-city.ed.jp/starship/
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