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冒険 519

子連れで壱岐たび⑨~朝市も楽しい!勝本浦をぶらぶらと歩いてみよう!

チビちゃんと一緒に壱岐のたび。1泊目はイルカパークでゆっくり遊ぶことを想定して勝本町の宿を選び、翌日は、朝市や漁師町らしい勝本浦の町並みを楽しみながらのんびりお散歩してみました。

勝本浦は壱岐の島最北部に位置し、江戸時代は鯨漁で栄えました。今も近海漁業の拠点となる港町です。漁港に並行して、ゆるやかに蛇行しながら続く路地沿いに情緒ある店舗や住宅が立ち並びます。

  • 壱岐の最北、勝本浦。古くから鯨漁で栄えた漁師町です

  • 路地沿いにびっしりと立ち並ぶ住宅。ぶらぶら歩くにはぴったり

  • 海岸沿いで見つけた「鯨供養塔」に海の安全を願う石碑

港には、イカ釣りの大きなランプが特徴の漁船が停泊。路地の家々と見ていくと、海産物問屋だったという建物も発見。漁師町の雰囲気を満喫しながら、チビちゃんと手をつないでぶらぶら歩きます。
チビちゃんは、玄関先に飾っている置物や花が気になり、大人は屋根の飾りや格子にいちいち「立派だねー」「すごいねー」と言いながら、歩いていると意外と時間が経ちました。

前夜、ライトアップがステキな旅館やブルワリー(ビール醸造所)を見ることができたのも、泊まったからこそ。幻想的な雰囲気を楽しみました。

  • イカ釣り漁船。出港も見てみたいところです

  • 玄関先に飾られた花々。路地が掃き清められて気持ちよかったです

  • 古い旅館をリノベーションしたそう。夜が特にイイ感じ

勝本浦に泊まって、楽しみにしていたのが「勝本朝市」です。400年前の江戸時代に海産物と農産物を物々交換したのが始まりらしく、この日も、数人のおばあちゃまたちが店を出していました。
おうちで作ったという野菜や季節の花。切干大根などの乾物やお漬物、お手製の惣菜。美味しい干物もあると聞き、「うわぁ、きょうが最終日なら、買って帰りたいなー」と思わせました。すでに通りの果物屋さんなどお店も開いていて、壱岐産のいちごも気になります。

さらに嬉しいのが、お店のみなさんがチビちゃんに優しく声をかけてくれること。「うちの孫と一緒ぐらいやねー」「あらー、かわいかねー」「こっち、いらっしゃい」などなど、もう、すっかり人気者。
勝本浦では、この朝市だけでなく、到着した時からずっと地元の方々がすれ違う度にニコニコと手を振ってくれたり、声をかけてくれます。「どこから来たの?」「壱岐はどう?」「ここ、見た?」・・・ちょっとした会話でしたが、とっても癒されました。

さて、朝市。蒸かし芋を見つけて買ってみました。1袋100円。食べてみるとほんのり甘く、蒸かし具合が絶妙。そして、この後の道中で、この蒸かし芋がいい仕事しました!チビちゃんが「おやつー」とぐずる度に、お芋を「はいっ!」。ドライブが長くなると、どうしてもお菓子でごまかしたりしてしまうけれど、お芋ならお菓子よりいいかな、と(親の気分の問題ですが)。さらに、壱岐産のいちごも買って、自宅から持参していたタッパーに入れておいて、これも「はいっ!」。チビちゃんにとって島めぐりのいいお供になってくれました。

  • 江戸時代から続くという「勝本朝市」。雨が降らない限り、開かれるそうです

  • 自家栽培の野菜やお手製の総菜などが並び、話の輪も咲いています

  • チビちゃんは「蒸かし芋」をゲット。うまかったよー

こうして2泊3日、子連れでめぐった壱岐の旅。9回シリーズで、アツく語ってしまいましたが、改めて本当に楽しく、良い旅でした。

ちょっと思いついたことを、まとめてみると・・・

【壱岐たび、ここがヨカッタ】
・島がコンパクトで、目的地への移動時間が短い(最もかかっても30~40分)
・大きなスーパーがあり、持ってくるのを忘れても買いに行ける
・食べ物がおいしい!ただし、子ども向けメニューがないお店もあるので、補食の準備は必要かも
・子どもといい写真、撮れます(特に海!)
・島のみなさんが親切でうれしい♪対応が優しい。どこに行ってもチビちゃんに声をかけてくれたり、手を振っていただきました

【壱岐たび、ここは要注意!】
・意外と車の通行量が多い
・信号がない交差点や田畑脇の路肩などがあり、慣れない土地での運転は慎重に
・コンビニやサービスエリアがすぐあるわけではないので、子どもがぐずった時に車をすぐ停められない。すぐに飲み物などが買えない場合があるので、補食・おやつをタッパーなどに入れて持っておくと安心
・朝ごはんをイートインで食べられるところがなかなか見つからない
(宿を朝食付きにするか、あらかじめパンなどを買っておくか・・・いくつかのチョイスを調べておくと良い)
・海に近く、岸壁など子どもの転落やビーチでの波に注意
・ため池や水路が思わぬところにあったりするので、子どもが先に走り出して行かないように注意
・ベビーカーを持っていくかは悩むところ。荷物になるけど、子どもが寝てしまった時にずっと抱っこはきつかったー
・レンタカーはあらかじめチャイルドシートを予約できます

今回は春の訪れを感じながらめぐった「壱岐たび」でしたが、「壱岐といえばやっぱり夏よ―」といろんな人に言われたので次は夏に!チビちゃんと一緒にまた、訪れたいと思います。もうすでに楽しみ♪ワクワクが始まっています。

  • ドライブ途中に、菜の花、モクレン、レンゲソウ・・・「しまの春」をたくさん見つけました

  • 「はらほげ地蔵」や「小島神社」は潮の干満、要チェックだよー

  • 次は夏に来たいね♪泳げるようにならなきゃね

文・写真:長崎はな
長崎生まれ。長崎で好きなものは、お刺身、一口餃子、対馬のはちみつ、佐世保バーガー、島原のかんざらし、諫早のうなぎ、チリンチリンアイス・・・。旅好き、食いしん坊がわんぱく盛りの「チビちゃん」と長崎県内をめぐります!

掲載日: 2023/04/21
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
勝本浦(勝本朝市)
TEL
0920-47-3700(壱岐市観光連盟)
住所
壱岐市勝本浦

壱岐市勝本浦

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
あり
営業時間
*勝本朝市は、午前8時~正午ごろまで
定休日
対象年齢
0歳~
料金
アクセス
・郷ノ浦港フェリーターミナルから車で29分
・壱岐空港から車で43分
公式サイト
勝本朝市 | スポット・体験 | 【公式】壱岐観光ナビ https://www.ikikankou.com/spot/10336
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