今回は、番組が見つけた遊びの達人、冒険マイスターの里山編!
冒険マイスターの大庭伸也さんに里山の昆虫について教えてもらいます。
ということで、徳永さん親子といとこの友都くんが長崎市の「あぐりの丘」にやってきました。
「今日はあぐりの丘で昆虫採集をしましょう!」
大庭さんの頼りになる助手、息子さんたちも手伝ってくれるようですよ。
ちなみに冒険マイスターの大庭さんは長崎大学の先生で、水生昆虫などにも詳しい虫の専門家です。
徳永さん親子がやってきたのは、長崎市の「あぐりの丘」です。
冒険マイスターの大庭伸也さんと息子さんたちが迎えてくれました。
大庭さんは長崎大学の先生で、水生昆虫などにも詳しい虫の専門家です。
あぐりの丘でも、駐車場から少し離れたところにあり、ちょっと見逃されがちな里山エリアへ向かいます。
坂道を登っていくのはちょっとキツいけれど、いい眺め!
あぐりの丘の施設や海を見ることができます。
撮影の日は、お天気がイマイチなのが残念!
茶畑が見えてきました。春には茶摘みも行われているそうですよ。
みんなで里山エリアへ向かいます。
いい眺め!あぐりの丘の施設や海を見ることができます。
茶畑が見えてきました。春には茶摘みも行われているそうですよ。
クヌギの木があるところにやってきました。
「葉がギザギザしているのがクヌギです。カブトムシやクワガタムシが好きな木です。ちょっと探してみましょう!」
クヌギの木に近づいて観察すると樹液が出ているところはありますが、昆虫の姿は見えません。
「いないなあ〜!」
ヨシッ、もう少し下の方に移動しよう!
葉がギザギザしているクヌギ。カブトムシやクワガタムシが好きな気です。
観察すると樹液が出ているところはありますが、昆虫の姿は見えません。
「いないなあ〜!」ヨシッ、移動しよう!
次の場所に到着。
でもここでも昆虫の姿は見えません。
「キックしてごらん?!」と大庭さん。
子どもたちが渾身の力を込めてキックしますが、全く落ちてきません。
みんなガッカリです。
次だ、次!
取材が始まる前は「絶対、何かいますよ」と自信タップリだった大庭さんも、
「こんなにいないもんかなあ〜?」と不安になっています。
今度こそ・・、期待を込めたクヌギの木には・・
「いたっ!」
「3匹いるね!」
今まで、静かだった子どもたちが大騒ぎです。
網で幹や枝をガサガサすると、落ちてきました。
「採った!」友都君が叫びます。
クワガタムシです。
大きさはマチマチですが、次々にみんなゲット!
大庭さんもホッとした顔で、「虫かごにはお互い接触して喧嘩しないよう木の枝を入れるといいよ」とアドバイスします。
「イタッ!」、「3匹いるね!」、今まで静かだった子どもたちが大騒ぎ!
網で幹や枝をガサガサすると、落ちてきました。
「採った!」友都君が叫びます。クワガタムシです。
クヌギの木に白いところを発見!
「この白くなっているところは樹液が発酵しているところです。発酵すると匂いが強くなり昆虫をたくさん呼ぶようになります」
それにしても、昆虫がたくさんいるいい環境ってどんな環境なんですか?
「やっぱり人里に近い所にあって適度に管理された「里山」ということでしょうね。放っておくと木や草が生えすぎて光が入らなくなります。そうならないよう定期的に人の手で刈って合う程度の高さにする。そうするといろいろな植物が生える。それが大切なんですよ」
なるほど。
「またクヌギの木は大きくなりすぎると樹液が少なくなると言われるので。例えば木を薪にすることで、その過程で木がいい高さに揃えられるとか。そういうサイクルがいいんじゃないでしょうかね」
クワガタがたくさん採れて大満足の子どもたち。
帰りに何もいないと思っていた最初のクヌギの木をもう一度見ると、木の皮がめくれた中に何かいます。
お父さんに抱っこしてもらって浩志郎くんが棒を使って掘り出します。
「アッ、落ちた!」
慌てて、落ちてきたクワガタを捕まえてニッコリ!
初めての昆虫採集はホント、楽しかったね。
皆さんもぜひ、お出かけください。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
白くなっているところは樹液が発酵したところ。匂いが強くなり昆虫が集まります。
お父さんに抱っこしてもらい、棒を使って隠れている昆虫を掘り出します。
落ちてきたクワガタをゲット!初めての昆虫採集、楽しかったね。
掲載日:
2022/08/17
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