冒険家族、鞍田屋さん親子がやってきたのは、諫早市森山町唐比地区。
雲仙岳を遠くに望む畑で迎えてくれたのは、吉村輝幸さんです。
「今日は幻のレンコン掘りを頑張ってください!」
吉村さんはお米やキュウリを育てていますが、唐比レンコンも作っていて、直売所などで販売しています。
鞍田屋さん親子がやってきたのは、諫早市森山町唐比地区です。
畑で迎えてくれたのは吉村輝幸さんです。
吉村さんはお米やキュウリのほか、唐比レンコンも作っています。
普段着のままでは作業ができません。
吉村さんたちに手伝ってもらって、「胴長」と呼ばれる胴付き長靴を着用します。
ゴム手袋もつけて準備万端!いざ、収穫する畑へ!
ここで吉村さんから取材スタッフへ注意が!
「板を渡しているところ以外は土が柔らかいので歩いたりしないこと。ズボッと入って抜けなくなります」
カメラマンが撮影に夢中になって、動けなくなることがたびたびあるそうです。
吉村さんがまず畑に入って、掘り方を教えます。
「上側の土は手だけで掘るのではなく、体重を乗せて小さく崩し、後ろに投げます」
胴長と呼ばれる胴付き長靴を着用します。
準備万端!いざ、収穫する畑へ!
吉村さんがまず畑に入って、掘り方を教えてくれます。
それじゃあ、やってみよう!
まず颯太くんと瑛斗くんが入り、吉村さんをまねてやってみます。
「根っこみたいなものが見えたらレンコンがあるってことだよ」
細い根っこの先を掘っていくと、レンコンが見えてきました!
でもできるだけ長いレンコンを穫るためにはまわりを広く掘らないといけません。
足場が悪い上に体をひねる動作が多いため、子どもたちは息を切らしています。
「アア〜、足が抜けない!」
同じ場所で作業をしていると、気づかないうちに長靴がめりこんで抜けなくなります。
吉村さんが笑いながら足を抜く手伝いをしてくれます。
唐比レンコンは、備中種(びっちゅうしゅ)と呼ばれるもので、節(ふし)が長いこと、また食べるときに糸を引くのが特徴。
全国でも珍しい泥炭層(でいたんそう)で育てられ、とてもおいしいのですが、重労働なのが難点。
作り手が少ないことから「幻のレンコン」といわれています。
吉村さんをはじめとするレンコン農家の皆さんたちは、地域おこしになればと頑張っています。
颯太くんと瑛斗くんが入り、吉村さんをまねて掘ります。
細い根っこの先を掘っていくと、レンコンが見えてきました。
同じ場所で作業をしていると、気づかないうちに長靴が抜けなくなります。
颯太くんが唐比レンコンを掘り出しました!
「デカッ!」
「重ッ!」
大喜びしていたら、バキッ!と音が!
「アッ?」
颯太くんが慌てています。
レンコンが折れちゃった!
「レンコンは両手でバランス取りながら持たないと折れちゃうんだよ」と吉村さん。
途中で折れるとそこから菌が入り腐りやすくなるので要注意です。
瑛斗くんもやっと掘り出しました。
「とったぞお〜!」
颯太くんがレンコンを掘り出しました。「デカッ!」「重ッ!」
大喜びしていたら、バキッ!と音が。折れちゃった!
瑛斗くんもやっと掘り出しました。「とったぞお〜!」
吉村さんと交代してお父さんも挑戦!
「これが幻の唐比レンコンか!」
うまく掘り出したと思ったものの、バキッ!
残念、折れちゃいました。
でも親子揃ってのレンコン掘りは楽しいね!
収穫体験の後は、レンコン料理をいただきましょう!
吉村さんのご自宅で奥様がたくさんのレンコン料理を振る舞ってくれました。
煮しめ、酢レンコン、チヂミ、そして、珍しいしゃぶしゃぶも。
「オイシイ!」
「歯ごたえがあるね」
「食感が良くて、めっちゃウマイ!」
と大好評です。
唐比レンコンは、主に諫早市内の直売所でしか手に入れることができません。
吉村さんのレンコンは森山町の「もぎたて市」で販売しています。
皆さんも、ぜひ、味わってみてください。
*「唐比ハス園」横のレンコン畑では、毎年11月上旬頃、唐比まちづくり実行委員会による「唐比レンコン収穫体験」が開催されています。
お父さんも挑戦!「これが幻の唐比レンコンか!」
吉村さんのご自宅で奥様が数々のレンコン料理を振る舞ってくれました。
「オイシイ」「歯ごたえがあるね」などと大好評です。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
掲載日:
2025/12/24
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
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