今回の冒険の舞台は、ながさき県民の森。
管理事務所を兼ねた森林館で木工体験ができると聞いてやってきました。
「ホー、ホケキョッ!」
ウグイスが鳴いていると思ったら、ナント、笛を吹いている人が!
上田さん親子を迎えてくれたのは、インタープリター会木工部会長の三島照夫さんです。
ながさき県民の森では、自然の中での体験・学びなどを教えてくれる「森の案内人」こと、インタープリターがボランティアで活躍していて、定期的にイベントを開いています。
「今日はウグイス笛とバードコール作りを体験してください」
楽しみだね!
今回の冒険の舞台は、ながさき県民の森 森林館です。
「ホー、ホケキョ!」ウグイスが鳴いていると思ったら、ナント・・
「今日はウグイス笛とバードコール作りを体験してください」と三島さん。
ウグイス笛は2本の竹筒で作ります。
まず指で調整する本体となる15センチ程度の竹筒を選びます。
そして、「穴を開けようね。使ったことあるかな?」と電動ドリルを龍駕くんに渡します。
龍駕くんはスイッチを押してドリルを恐る恐る竹の上に。
ウィン、ウィン・・ちょっと弱いんじゃない?
「もっと強く押していいよ」
龍駕くんは意を決して力を入れます。
ウィーン、ウィーン!
オッ!穴が開きました。
「ハイ、OK!」
竹筒はワイヤブラシを使って中を掃除します。
「中がキレイじゃないといい音が鳴らないからね」
今度は口をつけて息を吹き込むための竹筒を1本選び、小刀などで先端を斜めにカットします。
龍駕くんが電動ドリルで竹筒に穴を開けます。
竹筒はワイヤブラシを使って中をキレイに掃除します。
息を吹き込むための竹筒を1本選び、小刀などで先端を斜めにカット。
次に本体の竹筒の穴を開けた面をサンドペーパーで平らになるように磨きます。
そして先端をカットした竹筒を接着剤でくっつければ完成!
「さあ、吹いてごらん!」
龍駕くんが息を吹き込みます。
すると・・
「ピュー、ピョロ、ピョロ・・」
音が出た!
本体の穴を開けた面をサンドペーパーで平らになるように磨きます。
先端をカットした竹筒を接着剤でくっつければ完成!
「ピュー、ピョロ、ピョロ・・」音が出た!
「口でホー、ホケキョ!っていいながら吹く感じでやってごらん!」
ホー、ホケッ、ホケ・・?
三島さんのアドバイスを受けて何度もチャレンジしますが、上手な鳴き声になりません。
「難しい!」と龍駕くん。
「ウグイスも最初はヘタなんだよ。練習してうまくなるんだ」と三島さんが笑いながら励まします。
ウグイス笛の次に作るのはバードコールです。
夏みかんの木の枝に電動ドリルで穴を開け、ビスをねじ込み、そのビスを回転させます。
キュ、キュ、キュ・・!
鳥の鳴き声だ!
「ホオジロの鳴き声、『一筆啓上仕り候(イッピツケイジョウツカマツリソウロウ)』と聴こえませんか?」
鳥の鳴き声を人間の言葉に置き換えるのを「聞きなし」と言うそう。言われてみれば、そんな風に聞こえる気もしてきたよ。
木の種類や太さでいろいろな鳴き声に変わるんだって。
おもしろいね。
何度もチャレンジしますが、上手な鳴き声になりません。「難しい!」
木の枝に穴を開けてビスをねじ込み、回転させるバードコール!
バードコールは木の種類や太さでいろいろな鳴き声に変わるんだって。
「ドングリも穴を開けると笛になるんだよ」
三島さんのアドバイスを受けて龍駕くんもチャレンジしますが、これも苦戦。
「難しい!」と嘆きます。
龍駕くん、チャレンジあるのみだよ。
ドングリの殻などを使ったアクセサリーも作りました。
龍駕くんは、ハゼをイメージしたアクセサリーを作り、ウグイス笛にくっつけました。
なかなかいいじゃない。
最後は親子でウグイス笛の演奏会!初鳴きです。
森の恵みをいっぱい使った木工体験は楽しい時間でした。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
「ドングリも穴を開けたら笛になるんだよ」と三島さん。
ドングリの殻などを使ったアクセサリーも作りました。
最後は親子でウグイス笛の演奏会!初鳴きです。
掲載日:
2023/06/28
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