冒険
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長崎には、その昔、長崎海軍伝習所が置かれていました。そこでは、オランダから贈られた幕府初となる木造蒸気船の「観光丸」を使用し、操縦はもちろん、最新の造船・医学・語学など、さまざまな知識・技術を学ぶことができました。
その長崎海軍伝習所にちなみ、世界に羽ばたく人間になって欲しいと、小学生を対象に開催されているのが「出島少年伝習所」です。今回はその後編です。
出島で３つのミッションをクリアした結愛ちゃんたち伝習生は、大波止に停泊している「観光丸」にやってきました。
「観光丸」を間近で見ると「大きい！」
胸を弾ませて乗り込みます。
船室に入ると、坂本龍馬の恋人と言われている芸妓・お元に扮した着物姿のお姉さんが見えます。
「皆さん、こんにちは！『おもと』と言います。『おもとちゃん』と呼んで下さいね」
結愛ちゃんたち伝習生は出島から大波止の「観光丸」にやってきました。
「観光丸」は間近にみると「大きい！」
船室に入ると着物姿のお姉さんが！「おもとちゃんと呼んで下さいね」
「最終ミッションです」と、おもとちゃんが指令を読みます。
どうやらこの観光丸の中にシーボルトの手紙が隠されているようです。
「それでは、探してください！」
一斉に伝習生が船内を探索します。
船室、階段、廊下・・、結愛ちゃんもあちこち探しますが、なかなか見つからない！
と思っていたら、誰かがシーボルトの手紙を見つけました！
おもとちゃんが手紙を読みます。
「良くこの手紙を見つけてくれた。君たちが住んでいる長崎は古くから新しい情報や技術の発信拠点として栄えていた。時代は変わっても君たち一人ひとりが長崎のように情報や技術の発信者となって欲しい。そのためには仲間との絆が大切である。君たちは今日、その絆で私の謎を解いてみせた。これからもその協調性を大切にして欲しい。 フィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルト」
最後のミッション、船内に隠されたシーボルトの手紙を探します。
シーボルトの手紙を見つけました！
おもとちゃんがシーボルトの手紙を読みます。
これで、「出島伝習所」のミッション、全てをクリアしました。
出島運営管理事務所の高井良肇所長から伝習生一人ひとりに修了証書が渡されます。
「石本結愛さん。あなたは出島伝習所における全課程を修了されましたので、修了証書を授与します。お疲れ様でした！」
結愛ちゃんも、受け取ってニッコリ！
今日は波が荒いとのことで、観光丸ではなく別の船で長崎港クルーズに出航します。
船内では、おもとちゃんに加えて坂本龍馬さんも登場してクルーズを盛り上げます。
伝習生一人ひとりに高井良肇所長より修了証書が渡されます。
観光丸から別の船に移動して長崎港クルーズに出航します。
坂本龍馬さんも登場して、クルーズを盛り上げます。
「白い船の向こうに見えるのがジャイアント・カンチレバークレーンです。船の大きな部品などを積み込むためのクレーンで、日本で初めて設置された電動式クレーンです」
「ジャイアント・カンチレバークレーンは世界文化遺産の構成資産の一つにもなっているんですよね」
おもとちゃんと坂本龍馬さんの掛け合いでガイドが続きます。
「それじゃ、クイズです。先ほどのクレーンの名前は何でしょう？チームで答えを考えてね」
ガイドの合間にはクイズもあって楽しい！
結愛ちゃんも、賞品をゲットしました。
日本で初めて設置された電動式「ジャイアント・カンチレバークレーン」！
クルーズの合間にはクイズもあって楽しい！
結愛ちゃんも賞品をゲットしました。
長崎港のシンボルともいえる女神大橋の下へ。
これは記念撮影の絶好のポイント！
石本さん親子もハイ、ピース！
神ノ島教会とマリア像、三菱重工業長崎造船所の香焼工場、日本最初の近代的ドッグである小菅修船場跡などを船から楽しんで、約40分のクルージングを終えて大波止に戻ってきました。
初めての出島、初めての観光丸、初めての長崎港クルージング・・
結愛ちゃん、どうだったかな？
「出島で謎を解いたり、船に乗ったり、楽しかった！」
「出島少年伝習所」は、2023年度も開催されるそうなので、ぜひ、参加してください。
文･写真 取材ディレクター 中尾知徳
長崎港のシンボル「女神大橋」では、記念撮影をしました。
神ノ島教会とマリア像を見ることができました。
約40分のクルージングを終えて大波止に戻ってきました。
掲載日：
2023/03/22
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〒851-2108 長崎県長崎市出島町6-1
