この春、絶対に「冒険する長崎プロジェクト」で紹介したいと思っていたのが長崎市香焼町のチューリップ花壇。暖かな春の日差しに誘われてドライブするには絶好の場所です。
長崎市内から南へ車を走らせ、香焼町へ。造船所の間を抜け、伊王島へと続く道を進むと右手に安保(あぼ)地区のチューリップ花壇が見えてきます。
3月上旬、少し早いかな、と思いながら行ってみると・・・まだ緑の葉が目立つ花壇に、あちらこちらに赤いチューリップが咲き始めていました。春ですね。ちょうどお天気もよく、ポカポカしていて気持ちがいいドライブです。
長崎市香焼町安保地区。20年以上にわたり、地域のみなさんが花壇を守ってきました
少しずつ、チューリップが咲き始めました。春の日差しが似合うね
これから5万本ものチューリップが咲きます
安保地区の花壇は、炭鉱施設の跡地を2000年ごろから地域の人たちが整備したそうです。春には5万本ものチューリップ、夏にも5万本のヒマワリが咲く光景が素晴らしいと人気スポットとなっています。
ことし(2023年)は3月18日から「香焼チューリップまつり」が開催される予定で、期間中、40種類およそ5万本のチューリップを見ることができます。植え付けた花のリストを見てみると、私たちがよく知る「赤・白・黄色」以外にも、ピンクやオレンジ、中には赤に黄色のフリンジが着いた花や八重咲のものなど、様々な色や形があって、見ごたえがありそうです。
子どもたちとも「どの品種が好き?」と会話も弾みそうですね。
©長崎市香焼地域センター
チューリップが咲くとこんな感じ。品種ごとにまとめて植えられています(過去の写真です)
©長崎市香焼地域センター
好きな色、形を見つけてくださいね(過去の写真です)
©長崎市香焼地域センター
ピンクのフリンジが上品で素敵です(過去の写真です)
春に向けて、花壇では昨年11月、チューリップの球根の植え付けが行われました。当日は、あいにくの小雨模様だったそうですが、地区の自治会やPTAのみなさんなどが参加。子どもからお年寄りまでが協力して、球根を植えました。また、花が咲くまでも地域の人たちが花壇の雑草を刈ったりして、育ててきたそうです。
©長崎市香焼地域センター
地区の皆さんの球根植え付けのようす
©長崎市香焼地域センター
2000年ごろから地区のみなさんが花壇の整備をしているそうです
©長崎市香焼地域センター
子どもたちも一生懸命、植えました。きれいなチューリップが咲きますように
ことし(2023年)の「チューリップまつり」は3月18日(土)から4月上旬まででこの期間は、花壇横に無料の駐車場が設けられます。また、3月18日(土)から21日(火・祝)の4日間は販売ブースが出て、にぎやかなチューリップまつりの始まりとなりそうです。
花壇の周りをゆっくりめぐってチューリップの花を楽しんだ後は、ぜひ、花壇から道路(県道250号)を渡って、「展望台」からも見物してみてください。ベンチもあるので、ゆったり座って花壇を見るのもOK。左手に振り向くと、海の向こうに伊王島も見えます。空の青さ、海の青さ、そして色とりどりのチューリップ。きっとリフレッシュできる時間になるんじゃないかなー。
花壇に入らないなど、マナーはみんなで守りましょう!
道路の反対側にある展望台。こちらから見る花壇もいいですよー
海の向こうには高島。のびのびした気分になるね♪
写真提供:長崎市香焼地域センター
写真・文:冒険する長崎事務局
掲載日:
2023/03/17
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
長崎市香焼町安保地区