壱岐の島の北端にある「壱岐イルカパーク&リゾート」。リニューアルから2年を迎え、イルカと触れ合えるアクティビティはもちろん、人気のキャンプやBBQ(バーベキュー)など、大自然を楽しめるプログラムを充実させています。
イルカと触れ合える!一緒に泳げる!というだけでワクワクしてしまいますね。うまく泳げるかな、イルカって触るとどんな感じなんだろう、何を食べるんだろう・・・イルカパークの井上美咲さんに案内してもらいましょう!
©壱岐イルカパーク&リゾート
自然の入江にイルカたちが生活しています
©壱岐イルカパーク&リゾート
イルカとこんなに近くで触れ合えるのが魅力!
イルカの魅力を教えてくれたイルカパークの井上美咲さん
イルカパークには現在、5頭のイルカがいて、勝本町の静かな入り江で暮らしています。5頭にはそれぞれ名前がついていて、最年長の「あずき(メス・推定25歳)」は全体が黒っぽくがっしりした体つき。おっとりして動きもゆっくり。ほかのイルカとも仲良く、社交性がとても高いんですって。
イルカの社交性!?そう!人間にも背が大きい人や優しい性格、スポーツがうまい、など違いがあるように、イルカにも「個性」があるそうです。
その「あずき」とは違って、「はじめ(オス・推定7歳)」は好奇心旺盛で、いたずら好き。推定7歳は人間で言うと、中高生の思春期のころだとか。
壱岐の青い空から名付けられた「スカイ(オス・15歳)」は怖いもの知らずで、みんなのリーダー的存在です。身体は白っぽく、触られるのが好きなんだそう。案内をしてくれた井上さんによると、イルカは弾力のある触り心地で、触られると目を細めて気持ち良さそうな表情をするイルカもいるとか。
そして、「みらい(メス・推定15歳)」は、マイペースで前向きな性格。口先から頭にかけての白いラインが特徴です。新入りの「JB(メス・推定15歳)」は目が大きくキリっとしていて、カッコイイ!イルカたちの魅力を教えてくれた井上さんは「イルカパークに来てくれたばかりなので、これからみんなと仲良くなるのが楽しみな一頭」と話していました。
ぜひ、名前と特徴を覚えてみてね。
©壱岐イルカパーク&リゾート
左が「みらい」、右が「スカイ」。
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「はじめ」。触られるのが好きなイルカも!
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右「あずき」、左「みらい」
2頭でトレーニング中のひとコマ
イルカパークでは、イルカと触れ合える12種類ものアクティビティが用意されています。このうち、一番人気は「イルカにごはん」。イルカは、1日に7回、サンマやニシン、シシャモなどをエサとして食べています。その時間以外にも、1日4回、来場者がイルカに「ごはん」をあげられるようになっています。入り江に浮かぶデッキから、イルカの口元に魚を「はいっ!」とあげるといいそう。食べてくれたときは感動しそうですねー。対象年齢は3歳からで、参加費は1000円です。
そして、もっとイルカに近づいてみたい!という人には「ステップタッチ」がオススメです。洋服が濡れないように胸元まで防水のオーバーオールを履いたら、デッキから1段下に設けられた海中のステップに一歩。イルカに触ってみたり、イルカパークのトレーナーたちがイルカのトレーニングをする様子を間近で見ることができます。こちらは一人で歩けること、が条件で、なんと!2歳の子どもも挑戦したことがある魅力あるアクティビティなんだとか。参加費は約30分間で5000円です。
さらに!もっともっとイルカと一緒に過ごしてみたい、という人には、イルカと一緒に海を泳ぐ「Dolphin Encounter(ドルフィン・エンカウンター)」はいかがでしょうか。ウエットスーツやライフジャケットを借りて、シュノーケルを持って海にGO!イルカと一緒に気持ちよく泳いだり、ぼんやりと波間を漂ったり・・・イルカと一緒に遊ぶ、という忘れられない体験をすることができるアクティビティです。
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「イルカにごはん」。エサの魚は冷凍ものを使っているので、パークでは地元の新鮮なお魚も食べさせたい!と取り組み中
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イルカのトレーニングの様子を見るだけでも迫力あるね。大ジャンプ!
©壱岐イルカパーク&リゾート
「ステップタッチ」は小さな子どもでも体験OK!
イルカと触れ合うアクティビティのほか、イルカパークでは壱岐の豊かな大自然を楽しめるプログラムも盛り沢山。磯遊びやカヤック、サイクリングにキャンプにBBQ(バーベキュー)!島の自然の美しさと壮大さをゆーったりと流れる時間の中で楽しめそうです。
特に、気になるのが1日1組限定の「Dolphin Park Camp(ドルフィン・パーク・キャンプ)」。イルカたちが暮らす入り江のすぐそばにテントを張り、地元産の食材でBBQと満点の星空を楽しんだ後・・・しーんと静まりかえった入り江から不思議な音が聞こえてくるそうです。それは、イルカの「呼吸音」。海を泳ぐイルカですが、人間と同じように肺で呼吸するため、時々、海面に出てきて息を吸うのだとか。あまりに静かなものだから、その呼吸音が聞こえるそうで・・・これはいったい、どんな音がするのか?一度は聞いてみたいところです。
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子どもたちだけで大自然を学び、楽しむ「島のまなび舎」プログラム
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イルカたちが住む入り江のそばで1組限定のキャンプ。これは貴重な体験になりそう
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子どもも楽しめる釣りや海のアクティビティも
壱岐イルカパーク&リゾートへは、郷ノ浦港や芦辺港から車で20分~30分。ドライブも楽しみながら、この夏、イルカとの特別な体験を求めて、ぜひ、行ってみたいものです。
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壱岐と言えば・・・「猿岩」。確かにおさるさんに見える
©壱岐イルカパーク&リゾート
イルカの姿を見ているだけでも楽しそうー
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写真提供:壱岐イルカパーク&リゾート
文 冒険する長崎プロジェクト事務局
掲載日:
2021/06/24
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
壱岐市勝本町東触2668番地3