佐世保市の九十九島は、佐世保湾の外側から北へ約25キロメートルにわたって点在している島々のことで、島の密度は日本一といわれています。
「九十九」というのは「たくさん」という意味。実際の島の数は99ではなく208で、中には様々な言い伝えがある島もあります。昔、殿様が釣りのじゃまになった木を切ろうとして、降りおろした斧を落としてしまったという由来をもつ「斧落とし」や、記紀に伝えられる神功皇后ご愛用の木枕が嵐で船に投げ出され、流れついた島と言われる「枕島」など、島の歴史も楽しめます。
そんな美しい島々を楽しめる様々な遊覧船が運航しています。
大型遊覧船は海の女王をイメージした「パールクィーン」と、海賊船をイメージしたお子さまに大人気の「みらい」の2隻。約50分かけて美しい島々を巡ります。
島の密度は日本一!208の島が点在する九十九島 ©SASEBO
海の女王をイメージした「パールクィーン」
海賊船みたいな「みらい」
狭い入り江に入ってUターンするシーンは大型遊覧船の見どころのひとつ。迫力あるシーンをお楽しみいただけます。また、ライオンが寝そべった姿に見える島や、こま犬に見える島など、波でけずられた岩や植物で色々な姿に見える島が多くあります。どんな姿に見えるかひとつひとつの島にも注目してみてください。
こんなに狭い入り江の中に大型遊覧船が入っていきます!
目の前に島が迫ってくる!大迫力!!
寝そべったライオンに見える「横島」
九十九島を巡るクルージングは、ほかにも小型遊覧船リラクルーズやヨットセーリングなどがあります。
リラクルーズは船長のガイド付きで、大型遊覧船では通ることのできない浅瀬や狭い入り江までご案内。ゆったりとしたソファで贅沢な時間を過ごせます。
2018年の9月に番組でも紹介(http://boken.nagasaki.jp/spot/boken035.html)しましたが、ヨットセーリングでは、舵取りやセール操作も体験できます。様々なクルージングメニューで九十九島を楽しみつくすことができます。(ヨットセーリングは4歳以上体験可能)
小型遊覧船リラクルーズは船長さんのガイド付き。
小さな船なので、浅瀬まで入ることが出来ます。
風を受けて走るヨットセーリングも気持ちいい!!
船上から夕日を眺めるサンセットクルーズは期間限定で運航しています。昼間とは違ったクルーズを楽しむことができます。
またゴールデンウィークや夏休みの期間には「無人島上陸とエサやり体験クルーズ」も開催。瀬渡し船で無人島へ上陸し、生きものの観察をしたり、マダイにエサやり体験を行います。夏休みの自由研究にもぴったり。親子で楽しみながら学べる体験メニューです。
サンセットクルーズは期間限定
海に沈む夕日を船の上から眺められます
無人島にはどんな冒険が待っているかな??
九十九島パールシーリゾートのマリーナ内では期間限定でシーカヤック体験ができます。マリーナ内の穏やかな海面での体験なので初心者の方でも安心。親子やカップルに最適です。(4歳以上体験可能)
様々な船で色んな角度から佐世保の海と九十九島を味わえるので、季節ごとに何度でも行ってみたくなる冒険です。
文・写真 九十九島パールシーリゾート
写真の一部 佐世保観光コンベンション協会提供
シーカヤック体験も大人気!
波が静かなマリーナ内なので子どもたちでも安心。
自然豊かな九十九島の海を楽しんで!
掲載日:
2019/01/15
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
〒858-0922 佐世保市鹿子前町1008番地