2020年度の「冒険県 冒険する長崎プロジェクト」の1つのテーマとして、子どもたちのためになる、形になるものを作ろうと提案されたのが「米づくり」!
その舞台となったのが、美しい棚田の風景が今なお残る波佐見町川内郷です。
協力してくださったのは、毎年、米づくりの体験プログラムを町内外の方に向けて実施している「川内米づくり塾」の皆さん。
春の田植えは、地元、波佐見町の子どもたちが参加。地元とはいえ、田植えをしたことがない子どもたちもいて、楽しいひとときを過ごしました。
美しい棚田の風景が残る波佐見町川内郷です。
「川内米づくり塾」の協力を得て、波佐見町の子どもたちが田植えをします。
田植えをしたことがない子どももいて、楽しいひとときを過ごしました。
その後、「川内米づくり塾」の皆さんに育てていただき、秋になると黄金色に実った稲穂の波が、棚田を埋め尽くしました。
稲刈りには視聴者代表の山本さん親子が参加。
鎌を使った手刈りに挑戦しました。さらにワラを使って稲を縛り、架木に架ける作業を行い、心地よい汗を流しました。
天日干しされて収穫されたお米、約150キロは、「冒険米」と名付けました。
秋には黄金色に実った稲穂が棚田を埋め尽くしました。
視聴者代表として、本山さん親子が稲刈りに挑戦しました。
天日干しされて収穫されたお米は、「冒険米」と名付けました。
田植えから稲刈り、収穫まで、皆さんの協力によってできた「冒険米」です。できるだけ多くの子どもたちに味わってもらいたい─というわけで、「ながさき子ども食堂ネットワーク」に贈ることに。
2021年3月10日、長崎県庁で贈呈式が行われました。
贈呈式では、冒険県 冒険する長崎プロジェクト実行委員会を代表して、特別協賛社代表・西九州トヨタ自動車株式会社の岩田大典理事が挨拶した後、ながさき子ども食堂ネットワーク代表の小西祐馬さんへ冒険米150キロと長崎県産肉の目録を手渡しました。
長崎県内に子ども食堂は約30カ所あり、ほとんどが手弁当で運営されているとのこと。小西さんからは「冒険米は大きな支えになります」と感謝の言葉をいただきました。
冒険米は、ながさき子ども食堂ネットワークに贈られることに。
贈呈式で、冒険県 冒険する長崎プロジェクト実行委員会の岩田さんよりご挨拶。
ながさき子ども食堂ネットワーク代表の小西さんに目録が贈られました。
ながさき子ども食堂ネットワークから県内の子ども食堂へ配布されたお米はどうなったのでしょう?
実際に子どもたちが食べているところを見せてもらおうと、ネットワークに所属している子ども食堂の1つ、佐世保市の「もくもく食堂」にお邪魔すると、スタッフの皆さんが心を込めて調理していました。
集まった子どもたちに「冒険米」ができるまでを紹介した後、食べてもらいます。
「いただきます!」
子どもたちが、お肉やご飯をおいしそうに食べています。嬉しいですね。
冒険する長崎では、これからも子どもたちにワクワク、ドキドキ、そしてウキウキする体験を作り出していきたいと思っています。ご期待くださいね。
佐世保市のもくもく食堂では、スタッフの皆さんが心を込めて調理を。
田植えと収穫の番組見て、冒険米について知ってもらいます。
子どもたちがおいしそうに食べています。嬉しいですね。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
写真(一部) 冒険する長崎プロジェクト実行委員会
掲載日:
2021/03/31
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※県内約30か所で開催されています。開催日・場所などはネットワークへお尋ねください。