冒険家族、本山さん親子がやってきたのは、波佐見町の川内郷。
棚田に黄金色の稲穂が風に揺れています。
本山さん親子を迎えてくれたのは、「川内米づくり塾」の石峰実さんたちです。
「気持ちのいいこの川内で稲刈りを楽しんでください」
「川内米づくり塾」では、一般の方を対象に田植え、稲刈り、収穫など、米づくりを体験できるプログラムを実施しています。しかし、2020年は新型コロナウイルスのために春の田植えには、地元の波佐見町の子どもたちが参加、そのあとの管理を「川内米づくり塾」の皆さんが行い、やっと収穫となりました。
冒険する長崎プロジェクトでは田植えを撮影させていただいた縁で、今回、特別に稲刈りに参加させてもらいました。
本山さん親子がやってきたのは、棚田の風景が広がる波佐見町の川内郷です。
迎えてくれたのは、「川内米づくり塾」の石峰実さんたちです。
2020年の春には波佐見町の子どもたちが田植えをしました。
本山さん親子は、石嶺さんから鎌をもらいます。
「この鎌は、鋸鎌(のこがま)なので、よく切れます。気をつけてくださいね」
稲の刈り方は?
「片手で稲の根本を掴み、もう片方の手に鎌を持って手前に一気に引くように刈ってください」
さあ、刈ろう!
みんな一列になって広がり、中腰になり、刈り始めます。
ザクッ、ザクッと音が響きます。
台風の影響で稲が倒れていて刈りにくいけど、みんな意外と上手!
だけど、一番下の和くんは、うまく刈れません。お父さんのアドバイスを受けながら刈っていきます。
石峰さんから鎌をもらいます。「手を切らないよう気を付けてくださいね」
みんな一列になって中腰になり、刈り始めます。
和くんはお父さんのアドバイスを受けながら刈っていきます。
お兄ちゃんの大雅くんは、力強く、一気に刈っていきます。
真面目に稲刈りをしていると思ったら、ウン?大雅くんが何かを発見!
「イモリだ!」
どれどれと、夢乃ちゃんと和くん、それにお母さんまで集まってきました。
「これはアカハライモリだよ」と和くんが得意げに説明します。
生き物に会えるのは楽しいけれど、「コラ!稲刈りをせんと!」とお父さんから声が飛びます。
そうでした、作業に戻りましょう。
本山さん親子の傍らでは農家の方が稲刈り機を使ってどんどん刈っていきます。今では農家の方もほとんど機械を使うので手で稲を刈る事はほとんどないそうです。
刈った稲は束にして置きます。
お兄ちゃんの大雅くんは力強く、一気に刈っていきます。
大雅くんが何かを発見!「イモリだ!」
刈った稲は束にして置きます。
刈り終わったら、ワラを使って稲の束をまとめます。
石峰さんが見せてくれたお手本を参考にやってみますが、これがなかなか難しい!
夢乃ちゃんがやってみたものの自信がなさそうです。
「どうですか?」と石峰さんに聞くと、「もう少し固くした方がいいね。これだと外れるよ」と手直し。
みんな四苦八苦しながら作業を進めます。
まとめた稲の束は、架木に架けます。
稲の束は左右のバランスを取りながら架けていくのがポイント。
石峰さんがワラを使って稲の束をまとめるお手本を見せます。
難しい!夢乃ちゃんがやってみたものの自信がなさそうです。
まとめた稲の束を架け木に架けます。
みんなで稲を架けていきます。
ただ架けるだけでなく、前方に体全体を使ってギュッと押し込まないといけないので大変です。
稲を架け終えて、今日の作業は終了です。
本山さん親子は心地よい汗をかき、昔ながらの稲刈り体験は、とっても楽しかったようです。
「これから1週間、天日干しをして脱穀します」と石峰さん。
天日干しのお米はおいしいと言われるから楽しみですね。
でき上がったお米は、冒険する長崎プロジェクトと「川内米づくり塾」のコラボとして「冒険米」と名付けました。いろんな人に食べてもらえるといいな。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
ただ架けるだけでなく体全体を使ってギュッと押しこまないといけません。
これから1週間天日干しをして、脱穀します。
できあがったお米は、「冒険米」と名付けました!
掲載日:
2020/11/18
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