おうちで冒険気分！
ＫＴＮテレビ長崎では「冒険県 冒険する長崎プロジェクト」の番外編を「マルっと！」（月～金 午後4時25分～午後7時）の中で紹介しています。
2020年12月の放送では、黒田麻梨奈リポーターが、島原半島へ。その地形の成り立ちを学びに出かけました。

まずやってきたのは、早崎漁港。島原半島ユネスコ世界ジオパーク認定ガイドの吉岡誠一さんが待っていてくれました。
一緒に海岸に向かうと、真っ黒な岩肌が目に入ってきました。
島原半島は、約430万年前の海底火山の噴火が始まりで、陸地が形成されていて、早崎海岸はその噴火の際の溶岩が固まってできた海岸なのです。つまり、430万年前の溶岩の塊を、今見ることができるということ！すごい！

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  「マルっと！」
  月曜日～金曜日 午後4時25分からＫＴＮテレビ長崎で放送中！

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  ジオガイドの吉岡誠一さんに教えていただきました！

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  なんと！430万年前の溶岩が今目の前に！！

続いてやってきたのは雲仙市南串山町の「棚畑展望台」。この展望台からは、約150万年前の火山の噴火でできた地形を利用して作られた棚畑を見ることができます。自然の地形を利用して作られた少し湾曲した畑と、人の手で整備されたまっすぐな畑が対比するように並んでいて、圧巻の風景です。
ちなみに、ほとんどが島原半島特産のジャガイモの畑だそうです。

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  雲仙市の「棚畑展望台」にやってきました。

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  眼下に広がる棚畑！いろんな形がある！

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  火山が島原半島に与えた恩恵を感じます。

続いて、南島原市西有家町で、同じくジオガイドの伯川光子さんと待ち合わせ。まずは「龍石海岸」に案内していただきます。
ここでは、約50万年前の雲仙火山のはじまりの地層を見ることができます。時代や形成過程の異なる3つの地層を一度に見ることができるので、島原半島がどのようにできたかを語るうえでとても重要な場所です。

もう一か所伯川さんが連れてきてくださったのは、島原市の「白土湖（しらちこ）」。今から230年前くらいに起き、「島原大変」と言われた眉山の崩壊による地殻変動によってできた湖です。当時は湧き水がどんどん出て、南北に1キロ、東西300メートルくらいの広さが水浸しになったとか。現在も1日4万トンもの水が湧き出ているそうです。

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  伯川さん！よろしくお願いします。

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  50万年前の地層がみられる！黒っぽい地層と、黄色っぽい地層と・・・。

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  白土湖は今でも4万トンの水が湧き出ているんだって！

最後にやってきたのは、「仁田団地第一公園」。「島原大変」によって作られた景色を広く見渡すことができます。
眉山を背にして眺めると、熊本・天草地方の方角に、山が崩れて流れ出た「流山（ながれやま）」によってできたこんもりとした森をいくつも確認できます。この地域の独特な風景が噴火や地殻変動などによって作り出されたことを改めて実感しました。

さあ、今日はこれで取材終わり…と思っていた黒田リポーターでしたが、ディレクターから突然、「行きます！」と声をかけられ、どこかへ連れていかれます。

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  眉山が崩壊してできた地形を望みます。

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  「島原大変」と言われた当時は対岸の熊本まで被害を与えたとか。

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  取材は終わったと思ったのに、どこかへ連れていかれる黒田リポーター

この日の取材の締めは、「島原まゆやまロード」を歩くこと！まゆやまロードは、眉山を迂回し、平成新山を近くに臨む、約8キロの道路です。道沿いに、形を変える山の形を楽しむことができるので、この日学んだいろんな自然の営みをかみしめることができるはず。
さあ！出発だ！！

運動不足の黒田リポーターにとっては少々きつい道のりだったようですが、雪化粧をした山の山頂を眺めたり、日が沈んでいくごとに色合いを変えていく空の景色を楽しんだりしながら、約2時間で無事に歩ききることができました！
雄大な自然を堪能できる島原半島へ、皆さんもぜひ出かけてみてください！

※2020年12月23日に放送した内容を元に構成しました。

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  突然「まゆやまロードを歩きます」と言われて、きょとん顔の黒田リポーター。

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  平成新山の山頂は雪化粧

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  暮れていく空が美しい・・・。

掲載日： 2021/02/04
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