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冒険 290

楽しい学校、だから楽校!とんさか森の楽校で遊ぼう!

今回の冒険者
パパ:小嶺 義男さん / ママ:春美さん
鷹也くん(8歳) / 斡也くん(5歳)

南島原市西有家町にある山々に囲まれた「とんさか森の楽校」。
面白い名前だなあ〜と思っていると、地区名の塔ノ坂(とうのさか)の通称「とんさか」と、「らく〜で楽しい体験」ができる学校を意味してつけられたんだって。
廃校になった小学校の分校跡を拠点にいろいろな自然体験プログラムを開催していると聞いて、小嶺さん親子が参加しました。
作業場で迎えてくれたのは、楽校長の髙橋和樹さんです。
「今日は昔ながらの羽釜を使って薪でご飯を炊きましょう。羽釜って知ってるかな?これが羽釜だよ、持ってみる?」
羽釜?
髙橋さんから渡された羽釜を持ったお兄ちゃんの鷹也くん、あまりの重さに落としそうになります。
「重いよね?これを使うとおいしいご飯が食べられるよ」

  • 小学校分校跡を拠点にした「とんさか森の楽校」です。

  • 迎えてくれたのは楽校長の髙橋和樹さんです。

  • 昔ながらの羽釜を使って薪でご飯を炊こう!

使うお米は、地元の棚田で収穫した「とんさか米」です。
「軽量カップを使って羽釜に入れてごらん」
子ども達が計量カップで計り、7回、7合分のお米を入れます。
羽釜にはたっぷりの白いお米が入りました。
「ヨシ、羽釜はかまどの火で炊かないといけないからね。燃やす焚きつけ用の葉っぱを取りに行こう!」
みんなで森へ歩きます。
一緒についてきてくれた地区の“レジェンド”と呼ばれる長老の長橋和義さんが、小嶺さん親子に教えます。
「いいかい?木の葉っぱにはいろいろあるけれど、この杉の葉っぱで、茶色の枯れたのが良く燃えるんだよ。さあ、集めよう!」
みんなでよく燃えそうな杉の葉を集めます。

  • 計量カップを使って、地元の棚田米「とんさか米」を羽釜に入れます。

  • 羽釜にはたっぷりの白いお米が入りました。

  • 地区の“レジェンド“、長老の長橋さんから、杉の葉の集め方を教わります。

作業場に戻って、集めた杉の葉をかまどの下の方に並べます。
次は、薪割りです。
「斧やナタを使って薪割りをします。これはお父さんと一緒に子ども達に頑張ってもらおうかな?」
緊張した面持ちでお父さんと一緒に斧を持った斡也くん、大きな切り株の上に縦に置いた板に向かって斧を振り下ろします。
「ヨイショッ!!」
カーンと乾いた音とともに斧が食い込みます。
1回では割れません!何回か繰り返すと見事に真っ二つになりました。
斡也くん、思わず笑顔です。
お兄ちゃんの鷹也くんもナタで薪割りに挑戦!
こちらも見事に成功!お父さんとハイタッチ!
細く割った板は杉の葉の上に並べます。
「空気がよく通るように漢字の井形に並べてね」
並べ終わったら、お母さんと一緒にお米を研ぎます。

  • お父さんと一緒に薪割り!「ヨイショ!!」

  • 割ったものは杉の葉の上に並べます。
    並べ方にもコツがあるんだよ。

  • お母さんと一緒にお米を研ぎます。

羽釜をかまどにセットして、さあ、火をつけます。
乾燥した杉の葉に火をつけるとメラメラと燃え出します。
「これを使って火を大きくしてね」
髙橋さんが火吹き棒を渡します。
「火に向かって大きく息を吹くんだよ!」
子ども達が頬を膨らまし、一所懸命吹くと、杉の葉から板に火が燃え移り、かまどの外へ炎がボワ〜、ボワ〜と吹き出します。
「後は20分ほど、待てばOK!」
炊き上がりが待ち遠しいね。
髙橋さんが火を調整しながら、頃合いを見て火を消し、さらに10分ほど蒸らします。
「そろそろいいかな?」
「セーッの!」
兄弟で蓋を開けると、湯気と一緒にご飯の匂いが広がります。
「炊けてる!」

  • 羽釜をかまどにセットして火をつけ、火吹き棒で空気を送ります。

  • 炎がボワ〜、ボワ〜と吹き出します。
    でき上がりが待ち遠しい!

  • さあ、二人で蓋を開けるぞ〜!

ふっくらとおいしそうなご飯です。
さあ、食べよう!
「うまい!」
鷹也くんが、笑顔を浮かべます。
斡也くんは、夢中ご飯を口に運びます。
やっぱり羽釜で炊いたご飯はおいしいね!
ご飯を炊いたついでにバーベキュー!
お肉と一緒に食べるとおいしさも2倍!
お父さん、お母さんも大満足のおいしさです。

作業場には、鶏やウサギ、ヤギさんもいて餌やりもできました。
楽しい学校、「とんさか森の楽校」は年間を通して、いろいろな体験プログラムがありますよ。ぜひ、参加してみてください。
また、拠点となっている小学校分校跡は、地元の皆さんによる食堂「南島原食堂」となっています。南島原市の特産品であるそうめん料理をいただくことができますよ。こちらも、おすすめです。

文・写真 取材ディレクター 中尾知徳

  • ふっくらとおいしそうなご飯が炊きあがりました!

  • 夢中でご飯を口に運ぶ斡也くん、やっぱり羽釜で炊いたご飯はおいしいよね!

  • ヤギさん親子がいたよ!餌をあげたのも楽しかったね。

掲載日: 2020/07/22
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
とんさか森の楽校
TEL
080-8395-2435(髙橋 和毅)
住所
〒859-2215 長崎県南島原市西有家町長野4421

〒859-2215 長崎県南島原市西有家町長野4421

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
あり
営業時間
体験プログラムによって異なります。お問い合わせください。
定休日
なし
対象年齢
全年齢
料金
体験プログラムによって異なります。お問い合わせください。
アクセス
島原鉄道 島原駅から車で約50分
公式サイト
https://morinogakko.amebaownd.com/
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アクティビティタグ

この記事は KTNテレビ長崎「冒険県 冒険する長崎 プロジェクト」(毎週水曜日 20:54〜21:00)で 2020/7/22に放送されたものです。Youtube チャンネルでも配信中!
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