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冒険 232

タイしたもんだ!魚のさばき方を習おう!

今回の冒険者
ママ:若杉 秀美さん
継未ちゃん(6歳) / 智己くん(6歳)

長崎市戸石地区は、とらふぐとかきの養殖が盛んで、戸石産のとらふぐと、かきを堪能できる「戸石とらふぐ・かき祭り」を毎年、開催。また、新鮮な魚が安く手に入ると評判の「戸石フレッシュ朝市」では、かき焼きや「魚のさばき方教室」も開催しています。
今回は、若杉さん親子が「魚のさばき方教室」に参加。親子三人で頑張ります。
迎えてくれたのは、漁師の塚元辰伸さん。
「今日はしっかり、魚のさばき方を覚えて帰ってください!」
「戸石フレッシュ朝市」の調理場には、朝獲れたばかりの新鮮な鯛が並んでいます。
「さあ、鯛のお造りを作りますよ」

*2019年「戸石とらふぐ・かきまつり」は終了

  • 漁船がいっぱい!長崎市の戸石港です。

  • 迎えてくれたのは漁師の塚元辰伸さんです。

  • 獲れたての新鮮な鯛でお造りに挑戦です。

大きな鯛を眺めていたお母さん、
「一匹丸ごとさばいたことないんですよ」と心配そう。
でも、継未ちゃんと智己くんは、鯛に興味津々。鯛を掴んでは、いろんな角度から見ています。
「ヨシ、じゃあ、包丁を持って。まず、お魚にはエラがあります。このエラの中の部分“おさ”を取りますよ」
塚元さんが、包丁でエラぶたを開いて“おさ”を切り落とし、見本を見せます。
早速、やろうとした継未ちゃんですが、
「難しい!」
そりゃそうだね。お母さんが継未ちゃんのフォローをします。
智己くんは、塚元さんがついて、包丁の入れ方を教えます。
包丁で“おさ”が切れたら、
「手で掴んで出してごらん」
怖気付くこともなく、継未ちゃんと智己くんが手で“おさ”を掴んで出しました。
スゴイなあ〜。

  • 大きな鯛に興味津々の子どもたち!

  • “おさ”を包丁を使って切ります。

  • 手で“おさ”を掴んで出します。

「次は尻尾に近いところに包丁で切り込みを入れます。骨まで切らないようにね」
智己くんは、お母さんが軽く切ったところに力を入れ、グッと包丁を入れます。
「ストップ!ストップ!」と慌てて止める塚元さん。
そうか、骨まで切り落としたらお造りに使えないものね。
「今度は、胸ビレの後ろに切込みを入れてから、尾の方から身を開くよ」
ここもお母さんと塚元さんのアシストを受けて、継未ちゃんと智己くんが包丁を入れます。
包丁の使い方を見て塚元さんがいいます。
「包丁は引いて切るのが基本だよ」「次にお腹の内臓を取り出します」
こどもたちは「気持ち悪い〜」といいながらも、どんどん手で内臓を掻き出します。

  • 尻尾に近いところに包丁で線を入れます。骨を切らないようにね。

  • 胸ビレの後ろに包丁を入れてに包丁を入れ、尾の方から身を開きます。

  • 「気持ち悪い〜」といいながらも、手で内臓を腹から掻き出します。

「次は骨に沿って背に包丁を入れますよ」
継未ちゃんは慎重に包丁を入れていますが、智己くんの包丁使いが気になるお母さん、手を出そうとします。
「一人でできるよ」と反発する智己くん。でも、やっぱりできないので、塚元さんが途中まで手伝って、最後を智己くんにまかせます。

お母さんがさばいた魚を見た塚元さん、
「最初にしては上手!」と褒められました。

皮を剥がします。皮と身の間に尻尾のほうから包丁を寝かして入れて、横に動かします。
子どもたちが包丁を動かしますが、うまく皮がはがれてくれません。
「皮をしっかり押さえて、ホラ、ホラ、力をもっと入れて」
何とか皮を剥がすことに成功しました。
これで片身がおろせました。もう片面を同じように作業します。

  • 骨に沿って背に包丁を入れます。

  • お母さんと塚元さんのアシストで片方をおろしました。

  • 皮と身の間に包丁を入れて皮を剥がします。皮はしっかりと押さえるんだよ。

鯛が三枚におろせたら、身を刺身にします。
その間に塚元さんが綺麗に残した頭と背骨を器にセット。そこにみんなで盛り付けていきます。
さらに塚元さんは、鯵を料理。あっという間にさばいていきます。
「すごいね〜」と子どもたちは感心しています。
豪華な鯛と鯵のお造りが完成しました。さあ、食べましょう!

「戸石フレッシュ朝市」の横で行われている、かき焼きの会場で炭火にあたりながらいただきます。
「ウン、おいしい!」
新鮮なのはもちろん、みんなで頑張ったことがさらにおいしさをアップしているようです。鯛の漁師飯と鯛のアラを使った味噌汁も最高!
「お父さん、聞いたらきっと悔しがるよ」とお母さん。
プロの漁師さんに教えていただいた魚のさばき方、今度はお家でみんなでやってみてね。

文・写真 取材ディレクター 中尾知徳

  • 食べやすい大きさに切ったらきれいに盛り付けよう!

  • 鯵も加えて、豪華な鯛のお造りの完成!

  • 刺身がおいしい!鯛の漁師飯と鯛のアラを使った味噌汁も最高!

掲載日: 2020/02/05
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
戸石フレッシュ朝市
TEL
095-830-2236(長崎市たちばな漁業協同組合)
住所
〒851-0113 長崎県長崎市戸石町2164-24

〒851-0113 長崎県長崎市戸石町2164-24

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
あり
営業時間
●朝市 7:00〜13:00
●「魚のさばき方教室」毎週土・日・祝日
(2019年12月7日〜2020年3月29日 要予約)
●「かき焼き 」毎週土・日(年末年始を除く) 10:00〜16:00
(2019年11月24日〜2020年3月末頃)
*開始日は年毎に変わるので事前にご確認ください。
定休日
年末・年始・毎週火曜日
対象年齢
小学生以上 要相談
料金
●魚のさばき方教室
 1名 3,000円
アクセス
JR長崎駅から車で約30分
公式サイト
http://www.jf-tachibana.or.jp/index.html
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アクティビティタグ

この記事は KTNテレビ長崎「冒険県 冒険する長崎 プロジェクト」(毎週水曜日 20:54〜21:00)で 2020/2/5に放送されたものです。Youtube チャンネルでも配信中!
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