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春から秋は花いっぱい!大村市で花のイベントを楽しもう!

長崎県大村市は長崎県の真ん中、大村湾の南東にある市。一年を通して、いろいろな花が咲き誇り、それに関連したイベントも開催されます。いったいどんな花が咲いてどんなイベントが開かれるのでしょう。さっそく出かけてみましょう!

大村市では花が最も多く咲く3月下旬から6月中旬にかけて「花まつり」が開催されます。
約3ヶ月続くこのイベントではいろいろなショーや特産品の販売が行われますが、それぞれの花の咲く時期に合わせて個別のイベントも開かれます。
まず最初が3月下旬から4月上旬に開かれる、「桜まつり」。会場の中心となるのは大村公園。この公園は、玖島城址に作られ拡張された総合公園で、「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。21種約2000本の桜の木が植えられ、それが季節になると城跡の建物に良く映え大変美しい風景を造り出します。その美しさから、「日本さくら名所100選」に選ばれています。特にオオムラザクラは国の天然記念物に指定。夜にはライトアップが楽しめます。大村市ではその他、野岳湖公園や琴平スカイパークでもお花見ができます。

  • ©長崎県観光連盟
    大村公園の玖島城址を背景に美しく咲いたソメイヨシノ。

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    桜のトンネルも歩いてみたいね。

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    4月上旬になると八重桜も開花します。

「裏見の滝自然花苑」は大村公園から北に15キロほどいったところにある花苑です。この公園は名前にもなっている落差約30メートルの「裏見の滝」で有名な所ですが、もう一つ「しゃくなげ」でもよく知られています。
この公園に植えられたしゃくなげは45種類、約6000本。満開となる4月上旬から5月上旬には「裏見の滝しゃくなげ祭り」が開かれます。まつり期間中は、地元の特産品の他、しゃくなげの苗木を買うこともできます。
このイベントが始まったらぜひ出かけて、滝としゃくなげの美しさを味わってください。

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    「裏見の滝自然花苑」では落差約30メートルの滝が見れます。

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    「裏見の滝しゃくなげ祭り」で満開に咲いたしゃくなげを観賞しよう!

大村市の花まつりで次に楽しめるのが大村公園の花菖蒲です。公園内の9500平方メートルの菖蒲園に171種類、約10万株の菖蒲が植えられています。赤紫、赤紫、白など色とりどりの菖蒲の花が満開になった様子は大変美しいものです。5月下旬から6月中旬の開花期間中、花菖蒲の観賞やライトアップなどを楽しむことができます。

また、6月上旬、1日だけですが、「おおむら花菖蒲まつり」が開かれます。このまつりでは、郷土芸能などが披露されるので観光客も多く、賑やかなイベントになっています。
この郷土芸能は500年の伝統を持つ「郡三踊り(こおりさんおどり)」のことで、黒丸踊り、沖田踊り、寿古踊りの3つの踊りからなっています。長年受け継いできた貴重な文化であるため、「国指定重要無形民俗文化財」に指定されています。
花菖蒲まつりでは、年によって披露される踊りの種類が変わります。花菖蒲の観賞と併せて見てみたいですね!

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    大村公園には花菖蒲園が作られています。

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    5月下旬から6月中旬にかけて色とりどりの花菖蒲が開花します。

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    郡三踊りの一つ「黒丸踊り」

大村市は秋になっても花の観賞ができます。一つが9月中旬~9月下旬に掛けて開花する鉢巻山の彼岸花。もう一つが9月下旬~10月中旬に掛けて鑑賞できる大又農園のコスモスです。
鉢巻山は野岳湖公園の近くにあります。この山の展望所一帯にはなんと、100万本の彼岸花が咲いています。それも赤だけではなく、黄色と白の彼岸花も。ただし開花時期が少しずれているので3色一緒に咲いている時期はとても短く、その光景を目にするのはとても難しいと言われています。鉢巻山展望台は、そこからの風景も息を呑むほど素敵です。
コスモスの花を観賞できる大又農園では、よく手入れされているので隙間がないくらいびっしりと咲き、その美しい風景はSNS映えします。また、この農園では、ブドウ狩りやリンゴ狩り、また羊毛狩りやバードウォッチングなどを体験できるので、コスモスの観賞と併せていろいろ体験してください。

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    100万本の彼岸花で覆われる鉢巻山

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    大又農園では、9月下旬~10月中旬にコスモスの花が満開になります。

さて、これまでは大村市で楽しめる花や関係のイベントを紹介しました。花とは少し違うのですが、大村市の東の端にある黒木渓谷では紅葉を楽しむことができます。ここは紅葉の名所としても知られていて、渓谷に流れる川沿いに色づいたみじがとても良く映え、美しい風景を造り出してくれます。
また、黒木渓谷エリアには郡川砂防公園があって、川遊びができます。また、これは夏の方が良いかもしれませんが、近くにあるキャンプ場でキャンピングを楽しんだり近くの森林を散策することもできるんですよ。ぜひ出かけてみてください。

桜、しゃくなげ、花菖蒲、彼岸花、コスモス、そして紅葉と、春から秋にかけてさまざまな花や紅葉の楽しめる大村市。各花の季節にはそれに合わせたイベントも開かれます。ぜひ出かけて、それぞれの季節の自然の美しさを堪能しましょう。

写真提供:長崎県観光連盟
文:Setsuko Truong
メルボルン在住のフリーランスライター。旅とアートが趣味で日本国内・海外あちこち旅してきました。長崎は好きな町の一つ!そんな長崎の魅力をお伝えしたいと思います。

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    紅葉の名所にもなっている黒木渓谷

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    渓谷エリアにある郡川砂防公園では川遊びができるよ。

掲載日: 2019/12/23
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
大村公園 / 裏見の滝自然花苑 / 大又農園 / 黒木渓谷
TEL
大村公園:0957-52-3605(大村市観光コンベンション協会)、裏見の滝自然花苑:0957-55-8501(裏見の滝公園管理委員会事務局)、大又農園:0957-55-4588、黒木渓谷:0957-53-4111(大村市観光振興課)
住所
【大村公園】〒856-0834 長崎県大村市玖島1丁目43
【裏見の滝自然花苑】〒856-0004 長崎県大村市立福寺町20-1
【大又農園】〒856-0002 長崎県大村市東野岳町1054 
【黒木渓谷】〒856-0012 長崎県大村市黒木町1057

【大村公園】〒856-0834 長崎県大村市玖島1丁目43

【裏見の滝自然花苑】〒856-0004 長崎県大村市立福寺町20-1

【大又農園】〒856-0002 長崎県大村市東野岳町1054 

【黒木渓谷】〒856-0012 長崎県大村市黒木町1057

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
【大村公園】134台(無料)花まつり期間中は、臨時駐車場もあり
【裏見の滝自然花苑】100台(無料)
【大又農園】60台(無料)
【黒木渓谷】無料駐車場あり
営業時間
【裏見の滝自然花苑】9:00~17:00(しゃくなげ祭り期間)
【大又農園】10:00~18:00
定休日
【大又農園】1月1日
対象年齢
全年齢
料金
【裏見の滝自然花苑】しゃくなげ祭り期間 一人200円・小学生未満無料(祭り期間以外は無料)
【大又農園】コスモス開花時期、入園料100円(小学生以上)
アクセス
【大村公園】JR大村駅から車で約10分
【裏見の滝自然花苑】JR大村駅から車で約20分
【大又農園】JR松原駅から車で約15分
【黒木渓谷】JR大村駅から車で約25分
公式サイト
大村公園 https://www.city.omura.nagasaki.jp/kankou/kanko/omuranohana/ohanami/omurakoen.html
裏見の滝自然花苑 https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/958/
大又農園 https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/51622/
黒木渓谷 https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/323/
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