大村市東野岳町の大又農園は、ぶどう、栗、梨、ブルーベリーなどのフルーツ狩りが体験できる農園。さらに春は菜の花、秋はコスモスと四季を通して楽しめます。
今回は、「こんな体験ができる農園があるなんて知りませんでした!」と驚いていた長崎市の山田さん親子がぶどう狩りに挑戦です。
農園の入り口で迎えてくれたのは大又耕治さん。
取材に伺ったのは、9月末。「もうそろそろぶどう狩りのシーズンも終わりになります。いっぱい穫ってくださいね」
と言う大又さんに連れられてぶどう狩りができる畑へと向かいます。
畑には一面、袋をかぶったぶどうがいっぱいなっています。品種は巨峰だそうです。
「いいですか、袋に透明な窓があります。必ず開けて実ができるだけ黒いものを選んでください。赤や青いものはまだおいしくないですよ。そして、ぶどうは優しく扱ってね」
迎えてくれたのは大又農園の大又耕治さんです。
ぶどう畑には袋をかぶったぶどうがいっぱいなっています。
大又さんにぶどうの穫り方を教わります。
山田さん親子がそれぞれぶどうを探します。
「これはどう?」
「まだ赤いんじゃない?」
初めてのぶどう狩りとあって、判断するのにちょっと戸惑い気味ですが、光男くんがよさそうなぶどうを発見!
ぶどうの袋の下に片手をあててハサミで茎の部分を、チョキン!
するとぶどうの重みが片手に一気にかかります。
「重い!」
あまりの重さに光男くんもビックリ!
正明くんは、手が届かないのでお父さんに体を抱えてもらってぶどうをゲット!
袋の上の方をハサミでチョキン!
光男くんがぶどうをゲット!結構重いんだね!
正明くんはお父さんに抱えてもらってぶどうをゲット!
ぶどうの見分け方もわかってきたのでお父さん、お母さんも加わってぶどう狩りです。
たちまちカゴいっぱいのぶどうが穫れました。
でも袋に入っているので本当に大丈夫かな?
みんなで袋を開けると、黒くツヤツヤしたぶどうの実がいっぱいついています。
「きれいだね!」
みんなが喜んでいると
「せっかく穫ったんだから食べてみてください」と大又さんがすすめてくれます。
それでは、特別に畑の中でいただきます!
「甘い!」
「おいしい!」
子どもたちは何個も口の中に放り込みます。
お父さん、お母さんも加わってぶどう狩りです。
袋を開けるとツヤツヤした実がいっぱいついたおいしそうなぶどうが!
特別に畑の中でいただきます。「おいしい!」
大又農園では、自家製フルーツを使ったお菓子を満喫できるようカフェ・レストランの「野の実」を併設しています。
山田さん親子が収穫したばかりの巨峰に加え、マスカットなど別のぶどうも使って、今回は特別にぶどうのタルトを作ることに。
もちろん、お店の人が指導してくれるので心配いりません。
「それじゃ、絞り袋に入っているカスタードクリームを絞りますよ」
まず光男くんが、お店の人に要領を聞きながら絞ります。
「上手!上手!」と褒められました。
全体的に絞ったら、クリームをきれいにならします。
クリームをならす作業はお母さんもお手伝いです。
家族で穫った巨峰にマスカットなども加えてタルトを作ります。
タルトの台にカスタードクリームを絞っていきます。
お母さんと一緒にクリームをきれいにならします。
「さあ、ぶどうを並べていきましょう。好きなように並べていいよ」
といわれても・・大丈夫かな?
光男くんと正明くんが慎重にクリームの上に交互に並べていきます。
ときどきお父さん、お母さんも手伝いながらクリームが見えなくなるくらい並べました。
「はい、じゃあ、並べたぶどうがおちないように固めるのとツヤ出しのためにあたためたゼラチンを塗りますよ」
正明くんがハケを使ってゼラチンをぶどうに塗っていきます。するとキラキラと輝き出し、まるで宝石のようです。
できあがったタルトは宝石箱みたい!
食べるのがもったいないくらいな出来栄えです。でもやっぱり食べよう!
作ったばかりのタルトの味は、文句なしのおいしさです。
※通常は、農園のスタッフが作ったぶどうのタルトを販売しています。(期間限定)
穫って、作って、食べて、親子で楽しんだ大又農園のぶどう狩り体験でした。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
クリームの上にぶどうを並べていきます。
ゼラチンを塗るとまるで宝石のような輝きに!
豪快にいただきます。文句なしのおいしさが口に広がります。
掲載日:
2019/10/30
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