長崎市琴海地区では、意欲ある方々が琴海グリーンツーリズムを結成し、自然を生かしたおもしろい企画を打ち出されています。今回、平野さん親子が訪ねたのは、琴海大平町の港で2019年5月にできたばかりのイカダハウス「西風(せいふう)」。代表者は、水墨画家・陶芸家の東西望(あずま せいぼう)さんです。
「やあ、よくいらっしゃいました。今日はイカダの上で遊びましょう。魚釣りしましょう」
芸術家と聞いて、ちょっと緊張していた平野さん親子は、東さんの笑顔にホッとしたようです。
イカダハウスは、手すりがついた約5.8メートル×3.6メートルの大きさで、20人ぐらいは乗れそう。東さんが操縦する船外機で引っ張って移動します。
さあ、出発!
琴海大平町の港へ。イカダハウスがあります。
今回案内してくれる東西望さん。本職は水墨画家・陶芸家です。
約5.8メートル×3.6メートルのイカダを船で引っ張って移動します。
撮影当日は天気にも恵まれ、風が気持ちいい〜。イカダハウスは波静かな入江を進んでいきます。10分ほどすると小さな無人島が目の前に。そして大村湾の絶景が広がっています。ここは、もう西海市に近い場所だそうです。
イカダハウスは碇を海中に降ろすと、安定感があり、ほとんど揺れる事がありません。
それでは、早速、イカダの上で魚釣りといきましょう。竿と餌は東さんが用意してくれています。
天気もいいし、風が気持ちいい〜!
着いたのは大村湾の絶景が広がる素敵な場所です。
イカダハウスは、安定感があり、ほとんど揺れることがありません。
隼人くんと尊くんは今回が2回目の魚釣りとあって、ほとんど知識がありません。東さんが餌のつけ方から指導します。
「餌をつけたら、ゆっくり竿を下ろして、魚が食いついたらリールを巻くんだよ」
いったい何が釣れるのかな?楽しみだね。
5分ほど糸を垂らしていると、隼人くんの竿がグンとしなります。
「オッ、来たか!隼人くん、リールを巻いて!」
海の中から勢い良く飛び出したのは、キスです。隼人くん、やったね!
この辺の海は砂底になっていて、キスが良く釣れるのだそうです。
さあ、魚釣り!何が釣れるのかな?
オーッ、魚がかかってる!
隼人くんがキスを釣りました!
すると今度は、尊くんの竿にキスがかかりました。竿を上げている最中に、今度は隼人くんの竿にも。二人揃ってキスを釣り上げ、ドヤ顔でカメラに向かって差し出します。
30分ほどで6匹のキスが釣れました。釣れたらやっぱり食べたいよね。東さんに手伝ってもらって料理します。二人で包丁を使って鱗を落としたら、東さんが身を開いて内臓を取り出します。調理法は炭火焼き。隼人くん、しっかり焼いてね。
二人揃ってキスを釣りました。
キスの料理法を東さんから教えてもらいます。
隼人くんがキスを炭火で焼くよ。
ほどよく焼けたら、こどもたちが一匹ずついただきます。特段の味付けはなし!ワイルドにパクッといっちゃえ〜。獲れたてのキスをその場で料理して焼くんだから、美味しくないわけがない!
二人とも「ウマイ!」を連発します。
炭火もあることだし、ドライブの途中で買い込んだお肉と野菜のバーベキューといきましょう。
海の上でバーベキューなんて最高だね。おいしさが一味違う気がします。
イカダハウスでのひとときは、あっという間に過ぎてしまいました。今回は魚釣りとバーベキューでしたが、事前に申し込めばシーカヤックなども体験できるそうですよ。
「イカダハウス「西風」はできたばかりですからね。体験の種類も料金も相談に応じますよ」と東さん。
自分の家族ならではの楽しいオーダーを考えてみたらいかがでしょうか?
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
ワイルドにパクッといっちゃえ〜。
お肉や野菜も並べて炭火でバーベキュー!
海の上でのバーベキューは最高!美味しさも一味違うね。
掲載日:
2019/06/19
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