長崎県の中央に広がる大村湾。この湾および沿岸部は「大村湾県立公園」に指定されていますが、その湾の北部につき出した大崎半島にあるのが川棚町の大崎自然公園です。
大崎自然公園はくじゃく園、広場、花壇、海水浴場、キャンプ場が整備された総合自然公園。近くには温泉や国民宿舎もあり、ゆっくり滞在しながらレジャーを楽しむことができます。
©大崎自然公園
大村湾に面した大崎自然公園
©大崎自然公園
海の見えるキャンプ場も整備
©大崎自然公園
くじゃく園の風景
くじゃく園は大崎自然公園の中心となるエリアです。ドーム型のケージの中には、インドくじゃくが約200羽飼われています。1963年に日印の友好のしるしとして、インド政府から10羽のくじゃくが贈られたのがくじゃく園の始まりでした。7色の羽を持ったインドくじゃくの他、隣のケージには真くじゃくと白くじゃくもいます。
フライングケージにはフラミンゴがいて優雅な姿を披露してくれます。時々2羽のフラミンゴが向かい合って、ハートの形を見せてくれることもあるんですよ!園内ではその他ウサギやポニーも飼っています。
くじゃく園のすぐそばにはくじゃく広場があって、そこには「ザイルクライミング」や「ウッドステーション」などの遊具があります。ここでは体を思いっ切り動かして楽しみましょう。
毎年5月5日のこどもの日には「くじゃく祭り」が開かれ、ウォークラリーやフリーマーケットなど、いろいろなイベントが開催されます。
©大崎自然公園
みごとな羽を広げたくじゃく。約200羽飼育している
©大崎自然公園
ハートの形を披露するフラミンゴ
©大崎自然公園
くじゃく広場にある遊具であそぼう!
大崎自然公園には「オートキャンプ場」「大崎キャンプ場」「教育キャンプ場」の3つのキャンプ場があります。オートキャンプ場にはテントサイトが40区画あり、長崎県でも本格的なキャンプ場の一つです。ここにはトイレとシャワーが完備されています。
大崎キャンプ場は、オートキャンプ場よりも少し南にあり海岸に近い所にあります。ここはテントの持ち込みが可能なフリーテントサイトです。
もう一つの教育キャンプ場は、ボーイスカウトや子供会など、団体がキャンプする場合に利用するキャンプサイトです。
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テントサイトが40区画もあります。
©大崎自然公園
テントを近くで見るとこんな感じです。
大崎自然公園が面する大村湾には海水浴場があちこちにありますが、その中でも大崎自然公園の海水浴場は大村湾で一番きれいな海水浴場と言われています。とくかく波が静かで穏やかな海が自慢。小さい子どもでも安心して遊べます。少し沖合に出るとカヌーやウィンドサーフィンを楽しむこともできます。
きれいな海で思う存分遊んだあとは、すぐ近くにある「国民宿舎くじゃく荘」や天然温泉施設「しおさいの湯」でゆっくりするのはどうでしょう。くじゃく荘の建物はくじゃくが羽を広げた姿にデザインされています。ここにはプールとテニスコートがあって、泊り客でなくても使うことができます。また日帰りで温泉を楽しみたいときには、しおさいの湯を利用するとよいでしょう。
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大村湾で一番きれいと言われている海水浴場
©大崎自然公園
中央に見える建物はくじゃくの形をした「国民宿舎くじゃく荘」
©長崎県観光連盟
日帰りで温泉が楽しめる「しおさいの湯」
大崎自然公園は四季折々の花や紅葉を楽しめる所としても知られています。くじゃく園の広域に植えられた桜の花や、花の階段に植えられたアジサイやツツジ。また、秋には美しい紅葉が訪れる人の目を楽しませてくれます。
穏やかな美しい大村湾に面した大崎半島にある大崎自然公園には、いくつもの見所があり、くじゃく園にはくじゃくが約200羽もいます。園内にはまた、波の静かな海水浴場やテントサイトのあるキャンプ場など1年を通してレジャーを満喫できる遊び場が揃っています。今度のお休みには家族と一緒に出掛けて思いっ切り楽しい時間を過ごしてみてください。
文:Setsuko Truong
メルボルン在住のフリーランスライター。旅とアートが趣味で日本国内・海外あちこち旅してきました。長崎は好きな町の一つ!そんな長崎の魅力をお伝えしたいと思います。
写真提供:長崎県観光連盟・大崎自然公園
©大崎自然公園
春にはくじゃく園の桜が満開
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みごとに咲いたアジサイの花
©大崎自然公園
秋には紅葉
掲載日:
2019/03/26
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
〒859-3618 長崎県東彼杵郡川棚町小串郷(くじゃく園)