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日本最西端の駅や平戸大橋など「田平町」のユニークなスポットを訪ねてみよう!

「田平町(たびらちょう)」は長崎県平戸市の本土側にあるエリアで、2005年に平戸市に合併された所です。平戸市の玄関口になっている田平エリアには日本最西端の駅や平戸大橋などユニークなスポットがいくつかあります。
そのうちのいくつかを訪ねてみましょう。

田平町の中心「たびら平戸口駅」は長崎県の佐世保と佐賀県の有田をつなぐ全長93.8キロメートルの松浦鉄道の駅で、普通列車が停まる駅としては日本最西端の駅になっています。(ちなみにモノレールなど特殊鉄道を入れると、2003年に開通した沖縄都市モノレール線の「那覇空港駅」が日本最西端の駅です。)駅のホームには「日本最西端の駅」の文字が書かれた看板が掲示され、また碑も立っています。この駅では、「日本最西端の駅」の証明書を200円で販売しています。駅を利用した記念になるかもしれませんね。駅の周辺を自転車で回りたいときには、1日500円でレンタサイクルも可能です。

  • ©長崎県観光連盟
    松浦鉄道の「たびら平戸口駅」のホーム

  • 「日本最西端の駅」と書かれた看板が掲示されています。

  • ©長崎県観光連盟
    「日本最西端の駅」と書かれた碑が立てられています。

たびら平戸口駅には駅構内の一部屋を利用して「鉄道博物館」が作られています。小さな博物館ですが、なぜ駅の中に博物館を作ったのでしょうか。それは現在の松浦鉄道になる前、この鉄道はJRの鉄道でした。1987年に現在の松浦鉄道の運営に変わったため、JR時代に使われていたものを展示するようになりました。展示されているのは駅員が着ていた制服や車両の部品、そして最後の列車の先頭に付けられていたプレートなどで、当時の様子がよく伝わってきます。

  • ©長崎県観光連盟
    この小さな博物館にはJR時代に使われていたものが展示されています。

  • ©長崎県観光連盟
    昔使われていた電話や時計なども置いてあります。

  • ©長崎県観光連盟
    JR線から現在のMR(松浦鉄道)に変わった時の資料

「平戸公園・田平公園」は2つのエリアを一緒にした市民公園の呼び名です。平戸大橋を挟んで平戸島側が平戸公園、田平側が田平公園になっています。平戸公園はきれいな浜辺が特徴のある公園で、海に面したところは「海浜広場」と呼ばれています。また近くに児童遊戯コーナーもあります。一方田平公園には運動施設が整っているのでスポーツ大会などが開催されます。そして子供向けの遊具も整備されているので楽しく遊ぶことができますよ。

  • 平戸公園のふれあい広場。ベンチがたくさんあってゆっくり休憩できます。

  • ©平戸公園・田平公園
    平戸公園に設置された遊具。いろいろな仕掛けがいっぱいです。

  • ©平戸公園・田平公園
    田平公園の展望台に歯長~い滑り台が付いています。展望した後はこの滑り台でスリルを味わいましょう!

田平町と平戸島を結ぶ平戸大橋は1973年に起工され1977年に開通した吊り橋です。全長は665メートルあり、橋を支えている2つの大きな柱の間(中央径間)の長さは465.4メートルです。赤い立派な橋が平戸瀬戸の海によく映え美しい景観を造り出しています。橋の通行料は今は無料ですが、できたばかりの頃は一時、有料の時もありました。
平戸大橋ができる前は船で行き来していたので時間も掛かりましたが、橋ができてからは簡単に行き来できるようになり便利になりました。橋のありがたみがわかりますね!

  • ©長崎県観光連盟
    全長665メートルの平戸大橋。中央径間は465.4メートルあります。

  • 平戸大橋を渡るときには赤い大きな柱が良く見えます。

  • ©平戸公園・田平公園
    平戸公園側から見た平戸大橋

田平町エリアの南端にある「たびら昆虫自然園」は、自然の状態を再現し、そこに集まり生息している昆虫などを観察できるようにした施設です。ここで言う自然の状態というのは、日本に昔からある畑、小川、池、雑木林、草原などの環境のことを意味します。この昆虫自然園には3000種類以上の昆虫が生息しています。標本の数も多くみているだけでも楽しいですが、観察ゾーンに行くと、自然に暮らすカブトムシなどの虫の様子を観察することができるんですよ。たびら昆虫自然園については「ムシできないおもしろさ!親子で昆虫を探そう!」でもっと詳しい内容を紹介しています。その他、田平町エリアには、道の駅「昆虫の里たびら」もあります。入り口では大きなカブトムシのオブジェがお出迎え!この道の駅では昆虫のパネルが展示されていて、昆虫を買うこともできます。

平戸市田平町は平戸島に渡るときに必ず通るエリアです。ここには、日本最西端の駅「たびら平戸口駅」や鉄道博物館、平戸大橋、そして橋の両端にある市民公園や昆虫自然公園などユニークなスポットがいつくかあります。平戸市の玄関口としてぜひ訪ねてみてください。

写真提供:長崎県観光連盟・平戸公園・田平公園
文:Setsuko Truong
メルボルン在住のフリーランスライター。旅とアートが趣味で日本国内・海外あちこち旅してきました。長崎は好きな町の一つ!そんな長崎の魅力をお伝えしたいと思います。

  • ©長崎県観光連盟
    たびら昆虫自然園

  • ©長崎県観光連盟
    自然に暮らす昆虫を観察しよう!

  • ©長崎県観光連盟
    道の駅「昆虫の里たびら」

掲載日: 2019/05/14
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。

インフォメーション

スポット名
松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館 / 平戸公園 田平公園 / 平戸大橋 / たびら昆虫自然園
TEL
0950-57-0024 / 0950-57-0309(平戸・田平公園管理事務所) / 0950-57-0600(長崎県道路公社 平戸大橋管理事務所) / 0950-57-3348
住所
【松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館】〒859-4825 平戸市田平町山内免418-2
【平戸公園 田平公園】〒859–4824 平戸市田平町小手田免823-1
【平戸大橋】〒859–4824 平戸市田平町小手田免834-4
【たびら昆虫自然園】〒859–4823 平戸市田平町荻田免1628-4

【松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館】〒859-4825 平戸市田平町山内免418-2

【平戸公園 田平公園】〒859–4824 平戸市田平町小手田免823-1

【平戸大橋】〒859–4824 平戸市田平町小手田免834-4

【たびら昆虫自然園】〒859–4823 平戸市田平町荻田免1628-4

※お出かけの際には事前に位置をお調べすることをお勧めいたします。
駐車場情報
【松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館】あり(有料:1日1回300円)

【平戸公園 田平公園】あり(無料)9:00~22:00

【平戸大橋】あり

【たびら昆虫自然園】あり 普通車70台
営業時間
【松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館】9:00~18:00

【平戸公園 田平公園】公園は常時開放
※運動公園・テニスコートは9:00~21:00

【たびら昆虫自然園】9:00〜17:00
定休日
【松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館】なし

【平戸公園 田平公園】公園は定休日無し
※運動公園・テニスコート・駐車場は12月29日~1月3日

【平戸大橋】※車は平均風速25メートル以上、バイクは平均風速15メートル以上の場合通行止め

【たびら昆虫自然園】月曜日・及び12月29日~1月3日
(夏休み期間中は除く。月曜日が祝祭日の場合はその翌日)
対象年齢
全年齢
料金
【松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館】無料

【平戸公園 田平公園】無料
※運動公園・テニスコートは有料。詳しくはHPをご確認ください。

【平戸大橋】無料

【たびら昆虫自然園】
大人・高校生410円
小学生・中学生300円
幼児(4歳以上)150円
アクセス
【松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館】
松浦鉄道「たびら平戸口」駅構内
JR佐世保駅から車で約1時間

【平戸公園 田平公園】JR佐世保駅から車で約50分

【平戸大橋】JR佐世保駅から車で約50分

【たびら昆虫自然園】
たびら平戸口駅から車で約7分
JR佐世保駅から車で約50分
公式サイト
松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館 http://www.matutetu.com/
平戸公園 田平公園 / 平戸大橋 http://hirado-tabira.com/
たびら昆虫自然園 https://www.hira-shin.jp/
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