長崎県諫早市高来町の金崎海岸では、毎年4月から5月にかけて期間限定の潮干狩りが開催されます。
金崎海岸は諫早湾干拓堤防道路のすぐそばにあり、遠くには雲仙普賢岳が見える絶好のロケーションです。今回潮干狩りに参加するのは、出水さん親子。迎えてくれたのは、小長井町漁業協同組合の鶴田政文さんと髙平未知留さんです。
出水さん親子が潮干狩り会場の入り口に着いたときには、すでに長い行列ができていて、お客さんの多さにビックリ!
「毎年、皆さん楽しみにされていますね。今日は、まだ少ない方ですよ」と鶴田さん。
出水さん親子は、鶴田さんの後について、潮干狩りの場所に向かいます。
「金崎海岸は岩場が少なく遠浅なので、掘りやすいし、子どもたちが泥んこ遊びもできますからね」
雄翔くんも長靴でピシャピシャと音を立てながら嬉しそうです。
「さあ、まだ潮が引いたばかりで見つけにくいですけど、貝がいるところは小さい穴があります。貝がいないと思ったらすぐ別の場所に移動した方がいいですよ。まとまっていますからね」
出水さん親子を迎えてくれたのは、鶴田政文さん(右)と髙平未知留さん。
潮干狩りの場所へ向かいます。
鶴田さんに潮干狩りのポイントを教えてもらいます。
鶴田さんが熊手で掘ると、貝が出てきました。アサリです。
「ホラ、こんな風にいるでしょ。それじゃ、掘ってください。一人3キログラムまで獲れますからね。」
雄翔くんが足元を熊手で掘ると、すぐに貝が出てきました!
「ウワア〜、貝が出たよ!お父さん!お母さん!」
この調子だとすぐ目標の3キログラムに届くんじゃないかな。
「ホラッ!」と鶴田さんが貝を掘り出します。
熊手を手に雄翔くんが掘ります。
「ウワア〜、貝が出たよ!」と雄翔くん。
ところが、最初の勢いはどこへやら、20個くらい獲れたところで全然獲れなくなりました。
「私のところも全然いないね」とお母さん。お父さんも一生懸命掘りますが、なかなか見つかりません。すると、近くで掘っていたベテランらしきおばさんが声をかけてくれました。
「ホラ、こっちの方がいっぱいいるよ」
熊手で掘らなくてもやわらかい潟の中からゴロゴロと貝が出てきます。
鶴田さんもいってたよね、貝はまとまっているって。
「スゴイね!」と雄翔くんは興奮気味です。
全然獲れなくなりました。これじゃ、少なすぎるよね。
お父さんもやっと見つけた貝で、ドヤ顏ですが・・・。
ベテランらしきおばさんが教えてくれたときところは、貝がザックザク!
40分程度でたくさんの貝を獲ることができました。おばさん、ありがとうございました。でも3人分を合わせても2キログラム程度。3キログラムって、なかなか獲れないんだね。獲った貝は海水で洗います。するときれいな貝が姿を現しました。今日は獲れた貝で料理といきたいところですが、残念ながら砂出しをしないと食べられません。そこで、鶴田さんと髙平さんが小長井町漁協の直売所を勧めてくれました。
たくさんの貝が獲れました!おばさん、ありがとう!
カゴに入った貝を海水で洗います。
きれいな貝が姿を現しました。
金崎海岸から約20分、冒険カーで移動して小長井町漁協直売店に到着。直売店では砂抜きをしたアサリが販売されていて、漁協の方に特別にアサリ料理を作ってもらうことに。
雄翔くんは大好きなバター焼きをリクエスト。さらにアサリ汁とアサリのかき揚げも作っていただきました。
バター焼きに雄翔くんは大満足!お父さん、お母さんもアサリ汁とかき揚げに舌鼓を打ちます。
「こんなに美味しく作られると絶対比較されちゃうから困るわ〜」とお母さん。
漁協の方が首を横に振ります。
「大丈夫ですよ!旬のアサリだから、とってもいい旨味が出ますからね、誰でもおいしい料理ができますよ」
ホッとしたお母さんは、アサリの料理法や保存方法などいろいろ教わっています。
雄翔くん、お母さんにおいしい料理、作ってもらってね。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
漁協の方に特別にアサリ料理を作ってもらいました。
雄翔くんのリクエスト、バター焼きにアサリ汁、かき揚げが並びます。
雄翔くんはバター焼きに大満足!もちろん、お父さん、お母さんも舌鼓を打ちます。
掲載日:
2019/05/08
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長崎県諫早市高来町金崎海岸