豊かな自然に恵まれた西海市では、地元で暮らす人々の家に泊まって、その生活を一緒に体験してもらう体験民宿を「山と海の郷さいかい」事業として展開。バラエティ豊かなメニューが揃っていますが、今回は、リース作りの名人、山下秀子さんにお願いして、自然の素材を利用した手作りのクリスマスリース作りをお願いすることに。どんなものができるのかドキドキ、ワクワクの小嶺さん親子です。
集合場所は、番組で以前、ピザ作りでお世話になった「さいかい元気村」。材料を「山と海の郷さいかい」のみなさんと一緒に探します。
迎えてくれたのは、「山と海の郷さいかい」の皆さん。
今回、お世話になる山下秀子さん。リース作りの名人です。
素材集めの場所は、「さいかい元気村」です。
リースの土台となるかずらを探していると、ありました!雑木にからむように伸びています。ハサミを借りてお父さんができるだけ高い位置で切り、子ども達と力を合わせて引っ張ります。立派なかずらをゲットできました。山下さんが飾りの材料につかえそうな草や木の実を見つけ、みんながそれを採ってはカゴの中に入れていきます。同じものでなく彩りや形を考えながら採るのがコツだそうです。
あっという間にカゴの中は、いっぱいになりました。
かずらを発見!お父さん頑張って!
「赤い実は、使い勝手がいいのよ」と山下さん。
アッと言う間にカゴの中は材料でいっぱいになりました。
材料集めが一段落すると山下さんがかずらを丸めて輪っかにしていきます。長くて曲がっていたかずらがまるで魔法のようにクルクルと綺麗な輪っかに変身。これには小嶺さん親子もビックリです。リースの土台となる輪っかができたら、これを持って海へ移動。何をするのかな?
「かずらには虫がいたりするので、海水につけて消毒します」と山下さん。輪っかにロープをつけてお父さんと鷹也くんが海水の中にザブンとつけます。2度、3度とつけて完了です。
山下さんがかずらをクルリクルリと曲げて輪っかにします。まるで魔法みたい。
輪っかを持って海へ移動します。
お父さんと鷹也くんが輪っかを海水につけます。おもしろい!
クリスマスリースを作るのは山下さんのお宅。山下さんは「猫とお花の小さなおうち」の名称で体験民宿をしていて、リースづくりや自然を取り入れた暮らしの楽しみを教えています。おうちの中には、素敵なリースがたくさん飾ってあります。
早速、「さいかい元気村」で集めた材料と山下さんが作っておいてくれていた材料を使ってクリスマスリース作りを始めます。お母さんと斡也くん、お父さんと鷹也くんのチームに分かれて、コニファーをメインに飾り付けのブロックを作ります。色や形を考えながらまとめたら針金で根元をまとめます。
山下さんのお宅でクリスマスリース作り。
山下さんが作っておいてくれていた材料も使います。
コニファーの緑を生かしながら色と形を考えてまとめます。
ブロックをまとめたら、とうがらし、松ぼっくりや木の実を接着剤でくっつけます。
「なかなか家族でこんなことをする機会はないから楽しいですね」とお父さん。子どもたちも夢中でいろいろなものをくっつけます。
それぞれ作っていたブロックが完成したら次はリースの土台につける作業へ。山下さんが「どこに置くか考えてごらん?」と尋ねます。「ココとココ!」鷹也くんはハッキリと置く場所を指定しました。2つのブロックを土台にくくりつけたら、最後に赤いリボンをつけて完成!リボンひとつでクリスマス気分になるから不思議ですね。さらにもうひとつ緑の円形クリスマスリースも作りました。
素敵な手作りクリスマスリースは、もちろんお持ち帰り。山下さんの優しい笑顔と指導もあって楽しいプレゼントとなりました。
今回お世話になった山下さんのお宅は、リースだけでなく趣味の絵本や花に包まれてとっても心落ち着く場所でした。皆さんも、ぜひ、体験してみてください。
文・写真 中尾知徳
接着剤で好きな飾りをくっつけよう。
最後は、リボンをつけて完成!
2種類のクリスマスリースができました。
掲載日:
2018/12/19
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
〒857-2222 長崎県西海市西海町中浦北郷887-1