長崎バイオパークでは、約200種、2,000点もの動物が飼育されていますが、「動物を見るだけではつまらない。遊んで、学んで、ふれあって」というのが、長崎バイオパークの考え方。だから、園内のいたるところで動物たちにさわったり、餌をあげたりすることができるんです。
今回は、番組初のダブル家族による冒険。松尾さん、濱田さん親子が神近公孝さんの案内で、長崎バイオパークを楽しみます。
長崎バイオパークにやってきました。
松尾さん、濱田さんの仲良し子どもたち4人です。
案内役は営業企画課の神近公孝さんです。
神近さんに連れられて園内へ。動物園って何かウキウキしちゃいますね。おしゃべりする子どもたちの声が大きくなります。しばらくすると黄色い看板のある柵の中へ神近さんがみんなを招き入れました。マーラの飼育場所です。マーラは、南アメリカやアルゼンチン中南部の荒地や草原に住む動物なんですって。
神近さんがみんなのために普段できない特別なミッションを与えます。
「それじゃ、今からマーラのフンのお掃除しよう!」
よく見ると小さい楕円形のフンが地面のあちこちに落ちています。子どもたちは、それぞれホウキとチリカゴを持って、フンを集めます。意外とみんな真面目にやってる!感心、感心。
黄色い看板のある柵の中へ入ります。
これが、マーラです。
子どもたちは掃除道具を持ってマーラのフンを集めます。
20分ほどしてお掃除は完了です。
「お掃除を良くしてくれたね。ありがとう。それじゃ、餌をあげようか?」と、神近さんが子どもたちに透明な球形の入れ物を渡します。中には餌となる固形のペレットが入っています。
子どもたちは自分の好きなマーラを探しては餌をあげます。すると、マーラは器用に前足と口を使って餌を食べます。こんな風に餌を食べるんだね。柵の外からではわからない姿に子どもたちも夢中です。
「マーラはおとなしいからね。手のひらの上に餌を置いてあげてごらん」
みんなが尻込みする中、柑奈ちゃんは手のひらから見事に餌をあげることができました。
さあ、みんな、まだまだ行くところがいっぱいあるよ。
餌を食べるマーラをこんな近くで見ることができます。
器用に前足と口を使って餌を食べます。
植物が生い茂るドームを通って、次のポイントへ。
次に餌をあげるのは、フラミンゴ。フラミンゴは警戒心が強いため、なかなか近寄ってくれないこともありますが、今日はお腹が減っているのでしょうか?少しずつ餌を持った子どもたちの方へ近づいていきます。
ここでも柑奈ちゃんは餌やり上手の腕前を発揮。手のひらに餌をのせて、食べさせることに成功です。
フラミンゴの次は、ヤギにも餌をあげました。餌はキャベツやニンジン。木の柵から身を乗り出すように餌をせがむヤギはやっぱりちょっと怖い〜。でも慣れれば大丈夫です。
長崎バイオパークの人気者、カピバラには笹の葉をあげます。葉を口でつかんだらその引っ張る力にビックリ。芽依那ちゃんはお母さんと一緒にカピバラに負けないよう頑張ります。
羽がキレイなフラミンゴにも餌をあげます。
ヤギも乗り出すように餌をせがみます。ちょっと怖い〜。
カピバラには笹の葉をあげるよ。
餌やりをいっぱい体験したら、最後はアンデス池でザリガニ釣り体験にチャレンジ!神近さんから釣竿を受けとって、池の中にザブンと餌をつけます。さて、餌は何かというと、スルメだって。
「それじゃ、30数えて!それから、竿をあげるよ。ハイ、1、2、3・・」
神近さんの声に合わせて、子どもたちも楽しげに数えます。
「28、29、30!ハイ、あげて!」
一斉に竿をあげるとザリガニがかかっています。子どもたちが急いで捕まえようとすると、アーッ、落ちた!実は、ザリガニはハサミで餌をつかんでいるだけなのでそーっと持ち上げるのがコツなんです。
徐々にコツをつかんだ子どもたちはザリガニをいっぱいつかまえることができて、ご機嫌。中でも3歳の悠介くんは、「釣れたよ!釣れたよ!」と、大喜びで走り回ります。池に落ちないよう気をつけてね。お父さん、お母さんもまた、笑顔です。
いろんな体験ができる長崎バイオパークは、Zoo(ずーっ)と近くにふれあえる楽しい動物園ですね。
文・写真 中尾知徳
3歳の悠介くんもザリガニ釣りに成功!
これが、ザリガニ!
お父さん、お母さんも一緒に楽しみました。
掲載日:
2018/11/28
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