南島原市の北有馬町に位置するエコ・パーク論所原(ろんしょばる)は雲仙国立公園内にあり、自然や動物とふれあえる施設が充実しているほか、環境に配慮したケビン、オートキャンプ場、レストラン、直売所などがあります。
佐世保から参加した番組ファンの村中さん親子は撮影を楽しみにしていたのですが、当日は朝からあいにくの雨。でも、苑田浩信さんの案内で元気に園内の冒険に出発です。
苑田さんがまず案内してくれたのは、羊たちのいるエリア。すると、早速、羊たちが近寄ってきます。
今回の冒険の舞台「エコ・パーク論所原」です。
案内人の苑田浩信さん。優しい笑顔が印象的です。
村中さん親子が歩いて行くと羊たちが近寄ってきます。
たくさんの羊にちょっぴり怖くなった玲香ちゃんと聖くんですが、柵があるから大丈夫。柵の間から競うように口を出す羊たちに餌やり体験です。餌は人参。次から次へとおねだりする羊に与えているとアッと言う間に餌がなくなります。
次はウサギ小屋へ。こちらも餌の人参を与えるとポリポリと食べてくれます。食べる姿がかわいいね。
「動物には人を癒す力があるんです。動物セラピーといって、心身の不調の人の治療に役立つといった側面もエコ・パーク論所原にはあるんですよ」と苑田さん。ヘェ〜、そうなんですね。
深い霧で幻想的に見える園内を歩いて次の場所へ移動します。
羊たちが餌をねだります。餌は人参です。
ウサギさんもいます。食べる姿がかわいい!
霧の幻想的な中、次の場所へ移動。どこに行くのかな?
やってきたのは、乗馬体験ができる場所です。雨が降ったので今日は乗馬体験はムリかもといわれ、玲香ちゃんと聖くんはガッカリしていたのですが・・・。指導員さんにお話をすると、なんとかできそうだということになり、大喜び。『クォーターホース』という種類の優しい「ローズ」に乗って、引き馬で馬場を1周することになりました。
最初は玲香ちゃんが乗ります。玲香ちゃんはちょっと緊張気味。でも、半周もすると落ち着いたのか周りを見渡す余裕が出てきました。1周すると、「おもしろかった!」と笑顔です。
聖くんは乗る前から笑顔。乗っている間もニコニコと楽しそうです。
玲香ちゃんが馬の背中に乗ります。
引き馬で場内を1周します。
聖くんは嬉しさが顔に出てるね。
乗馬を楽しんだら、人気の体験をすることに。キャンプ場の炊事棟に行くときれいなバラの花があります。
「それでは、バラ炭体験をやりましょう」と苑田さん。
バラ炭って何?村中さん親子は不思議そうな顔ですが、苑田さんはニコニコしながら作りかたを教えます。
バラの花をハサミでカットして小さい缶に入れ、さらに缶ごとそのまま一回り大きな缶の中に置きます。次に葉っぱもハサミでカットし、バラの花の周辺に敷き詰めます。そして、アルミホイルで蓋をし、針金で固定します。
この綺麗なバラの花がどうなるのかな?
バラの花をハサミでカットします。
缶の中へバラを置いて、アルミホイルで蓋をします。
昔ながらの火おこしをします。マイギリといわれる道具を使って摩擦熱で火をおこすのですが、これが結構難しい。雨が降って湿度が高いせいか、煙は立つもののなかなか火種になりません。20分ほどして、やっと火をおこすことに成功!聖くんは「もう手がパンパンで痛い!」といいながらも、嬉しそうです。だって、自分で作った火だもんね。
火がおきたらかまどでマキをくべ、炎で缶を熱します。しばらくするとアルミホイルに空けた小さな穴から水蒸気が立ち上ります。ひたすらマキをくべること20分、苑田さんが缶を火から外し、テーブルの上に置きます。
「さあ、開けてごらん」
みんながアルミホイルの蓋を開けると、「ウワア〜!」と歓声があがります。
ナント、バラが黒い炭になってる!バラ炭の意味がようやくわかりました。こわれないようにバラをそっと取り出し、接着剤を使って透明ケースに入れれば完成。自分だけの不思議なバラ炭アクセサリーはみんな気に入ったようです。
エコ・パーク論所原の魅力はまだまだたくさんあります。キャンプやケビンの宿泊もいつかしたいね、と盛り上がった村中さん親子でした。
文・写真 中尾知徳
バラ炭作りに必要な火も自分でおこします。
マキをくべて20分間、待ちます。
蓋をあけると中には、炭になったバラが!
掲載日:
2019/01/23
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