JR長与駅のすぐ近く、小高い丘にある「中尾城公園」は中世の山城の跡に作られた公園です。広さは9.4ヘクタールもあり、なんと、東京ドーム2つ分!
丘の形状に沿って公園が作られているので、公園の入り口からすぐに坂道と階段!園内を歩くだけで結構運動になります。
高低差33メートル、全長81メートルのモノレール(有料)が公園の中腹までは連れて行ってくれるのでこちらもぜひ利用してください。
園内には季節ごとにいろんな花が咲いています。取材に行った2018年11月には、コスモスがきれいに咲いていましたが、春にはおよそ500本の桜が咲き、多くの花見客で賑わいます。
丘に沿うように作られた公園。入り口から坂道!
モノレールはちょっとしたアトラクション気分。
色とりどりのコスモスがキレイでした!
子どもたちに人気なのは草スキー場。公園の事務所でソリを借りて滑るので、手ぶらで行っても大丈夫です。
傾斜が緩やかで短めのちびっ子専用のコースと、長与の町に向かって滑り降りるちょっと上級者コースがあります。
ちびっ子専用のコースでは、2組の親子連れが、歓声を上げながら、何度も何度も滑っていました。
見守るお母さんたちは屋根の下にいられるので、日焼け対策もばっちり。
ちびっこ専用のコース。
上級者コースは、長与の町に飛び込んでいくみたい。
公園の頂上には、コンサートや講演会などが開かれる「長与町民文化ホール」があります。
円筒型の建物の中には約600席のホールや、ギャラリー、会議室などがあり、コンサートや講演会のほか、地元の幼稚園や小中学校等の発表会などにも使用されています。
取材した2018年11月11日には町民文化祭が行われていて、ギャラリーでは絵画や写真等の展示会が、ホールではコーラスやカラオケ、ダンス等の発表会が開かれていました。
長与町民文化ホール。円筒型で柔らかな印象の建物
町民文化祭の展示。絵画や写真、書などの力作が並んでいました
日頃の練習の成果を発表!
中尾城公園で一番目立っているのは、「エアロブリッジ」。逆三角形の赤い脚や橋は、青い空に映え、長与町内のいたるところから見えるので、公園のシンボルになっています。
公園を横断するように架けられている橋の長さは110メートル、幅は1.5メートル。一番高いところで約26メートル(7階建てのビルに相当)あって、橋からは公園全体が見渡せます。
しっかりした作りで全然ゆれないので、高いところが苦手な人でも渡れるかも。
青い空に赤い橋。絵になる!
しっかりした骨組みなので、ゆれることも無く安心。
広い公園が見渡せます。
「冒険の谷」と名づけられた広場には、滑り台や、よじ登れる石の壁、ライオンやパンダのスプリング遊具などが設置されています。幼稚園生くらいの子どもたちが、走り回って楽しんでいました。
ここにも東屋があるので、見守る大人たちも快適。お弁当やおやつを広げて休憩することもできます。
遊具に夢中になっていると、「あ!飛行機雲!」という声。見上げると、白い飛行機雲が一筋、秋晴れの青い空にまっすぐに描かれているのが見えました。
中尾城公園は思いっきり身体を動かせて、広くて高い空を感じられる公園です。
文・写真 冒険する長崎プロジェクト事務局
「冒険の谷」は小さな子どもたちが楽しめる遊具がいっぱい!
順番だよ!ゆらゆらゆれるスプリング遊具は楽しいね
秋の空に一筋の白い飛行機雲。
掲載日:
2018/11/22
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〒851-2126 長崎県西彼杵郡長与町吉無田郷61-1