長崎市のあぐりの丘は親子で楽しめるプレイスポット。体験メニューも豊富で、番組では以前、パン作り体験でお世話になりました。
今回田中さん親子が体験するのは羊毛を使ったアクセサリー作り。実はあぐりの丘では羊が育てられていて、毎年刈り取られた毛を使ってアクセサリーを作ることができるんです。
体験館で田中さん親子を迎えてくれたのは、あぐりの丘ハンドメイドクラブの毎熊順子さん。
「羊毛を使ったアクセサリー、楽しんでくださいね」
館内に入ると羊毛を使った作品例を見ながら何を作るか選びます。
迷った挙句、奈都芽ちゃんはヘアピンを、優芽ちゃんはシュシュを作ることにしました。
あぐりの丘では羊が育てられています。
体験館で迎えてくれたのは、毎熊順子さんです。
羊毛で奈都芽ちゃんはヘアピンを、優芽ちゃんはシュシュを作ることに。
作業台には染められた色とりどりの羊毛が並んでいます。
「奈都芽ちゃん、どの色にする?」
奈都芽ちゃんは、まず赤を選びました。すると毎熊さんが一掴みちぎります。
「じゃあ、これに合う色を選んで」
奈都芽ちゃんは、ピンクや緑などを選び、毎熊さんが手で混ぜて丸めます。
毎熊さんが、ひとかたまりになった羊毛を丸いプラスチックのケースに入れ、それをビニール袋の中に。
スプレーで石鹸水を振りかけたら、ビニール袋の外からギュツ、ギュッと手のひらでプラスチックケースに押し付けます。
「ハイ、奈都芽ちゃん、こんな風に約20分、押し続けてね」
エッ、20分も押すの?とにかく頑張れ!フェルトの布みたいになるまで、押し続けるんだって。
染められた色とりどりの羊毛が並んでいます。
奈都芽ちゃんが選んだ羊毛はビニール袋の中で石鹸水を吹き付けます。
手のひらで約20分、押し続けます。
毎熊さんがゴムの輪と途中に飾りの模様や玉を編み込んだ長い羊毛の糸を用意しています。
「それじゃ、今から指で編んでいきますよ」
優芽ちゃんの後ろに回りこみ、手を取りながら編み方を教えます。
「ゴムの輪をくぐらせ、糸を引き出す。手元の糸の輪に親指と人差し指でつかみ糸をくぐらせるよ」
くるみ編みという編み方ですが、優芽ちゃんも何度か繰り返すうち、要領がつかめたよう。
「慣れてきたみたい」と声が弾みます。
編み終えると最初と最後を結びます。
「カワイイ!」と優芽ちゃんが声を上げます。
毎熊さんが羊毛に飾りを編み込んだ長い紐状の糸を用意します。
毎熊さんが手を取りながら編み方を教えます。
編み終えると最初と最後を結びます。
「小さいボールも2個作ろうか?色を選んでちょうだい」
優芽ちゃんが白と紫の羊毛を選び、ちぎって混ぜます。
それを毎熊さんが受け取って丸め、先に針がついた“ニードル”という道具でツンツンと突き刺します。
「こんな風に、やってみて」
優芽ちゃんがニードルを持ち、ときどき回転させながら突き刺します。突き刺すたびに羊毛が絡まって、だんだん固いボールになっていきます。
もう一個はお父さんがお手伝いして作ります。
丸いボールができたら細いピンを使って本体に取り付けます。
これでシュシュの完成です。
優芽ちゃんはまた「カワイイ!」
飾りつけのボールにするために羊毛をニードルで突き刺します。
ボールを細いピンを使って本体に取り付けます。
シュシュのできあがり、優芽ちゃんは「カワイイ!」を連発します。
奈都芽ちゃんが20分押し続けたものはすっかり固まっています。ビニール袋から取り出し、水洗い。さらにお母さんも手伝ってドライヤーで乾燥させます。
まるで羊毛のおせんべいみたい。
毎熊さんがリボンの形にして糸で留めたら、接着剤で飾りの玉をくっつけます。
「できた!」
できあがったシュシュとヘアピンをつけてもらった奈都芽ちゃんと優芽ちゃんは、鏡を見てはゴキゲン!
「カワイイ!」を連発しています。
今回は染められた羊毛を使いましたが、羊毛を染める体験などもできるそうです。
羊毛を使ったアクセサリー作り、ぜひ体験してみてください。
奈都芽ちゃんが作ったおせんべいみたいな塊は水洗いの後、乾燥させます。
リボンの形にして糸で留めたら、接着剤で飾りの玉をくっつけます。
シュシュとヘアピンをつけてゴキゲンなふたりです。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
掲載日:
2020/02/19
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