2018年の夏、諫早市小長井町に新しい冒険スポットがオープンしました。
「のんびり山」というブルーベリーの摘み取り園です。
天然の林や水源豊かな多良岳のふもとにある、緑に囲まれた農園で、ブルーベリーを摘み取ってその場で食べることができます。
ブルーベリーは無農薬で栽培されているので、そのまま食べても安心、安全。
夏休みの思い出にと、子ども連れで訪れる方も多く、人気急上昇中の体験型農園です。
古民家を改装したレストスペースもあり、ブルーベリーを使ったスイーツやスムージーなどが楽しめ、オーガニックのブルーベリーを買うこともできます。
歩きやすい服装と靴で行くこと以外に準備するものは特にありません。(暑さ対策はお忘れなく)
手ぶらで出かけて自然を大満喫できますよ!
ご家族連れで、カップルで、さあ!のんびり山に出かけましょう♪
たわわに実ったブルーベリー。甘くて美味しい!2019年は豊作で、出来もいいそうです。
摘み取ったばかりのブルーベリー。キラキラ輝いています☆。摘むのも、食べるのも楽しい~!
古民家を改装したレストスペース。天井の梁など、昔ながらの雰囲気を生かした素敵な空間。
始めに、のんびり山への道順を、初めての方にもわかりやすいように、詳しく説明します。
まず、諫早市中心部から、国道207号線を車で小長井町へ向かいます。
JR小長井駅を過ぎると、県道195号線と交わる交差点があります。そこを左折。(山茶花高原入り口の看板あり)
道なりに走ると山茶花高原の案内板が2か所に立っています。そのまま真っすぐ進みます。
右側に小長井田原体育館が見えたら、左側に注意!のんびり山の小さな看板があります。すぐ右側の山道へ右折。
その先、山のイラスト入りの小さな看板を目印に進むと、到着!
レストスペースの入り口で、廃材を利用して作られた看板が出迎えてくれます。
農園長によると、道案内の看板も、レストスペースの内装や飾り付けも、ほとんどが手作りとのこと。
ひとつひとつから、優しい息づかいが聞こえてきそう♪
小長井田原体育館のすぐ先、左側に、のんびり山の看板あり!これを目印に、赤色の→方向に右折します。
到着!レストハウスの庭先でも、ゆっくりのんびり過ごせます。
入り口の看板。オブジェなどもすべて手作り。かわいい♬
さあ!いよいよブルーベリー摘みの始まりです!
受付でチケットを受け取って、ブルーベリー園まで歩いて4分。わくわく感が高まります。
取材当日、佐賀から遊びに来ていたカップルに出会いました。ブルーベリー摘みへの同行取材をお願いすると快くOK!ご一緒させていただくことにしました。
園内にはブルーベリーの木が400本植えられています。1粒の大きさは、直径1~1.5センチほどです。
始めに、農園長から完熟した実の探し方を教わります。見分け方は実の色が黒くなっていること。黒色が濃ければ濃いほどよく、さらに実の付け根が赤くなっていると、完全に熟した証拠だそうです。
園内には、ホームベルとティフブルーの2種類が植えられています。木によって甘みや酸味が異なるので、1粒1粒味わいながら、思い存分、食べ比べが楽しめます。
摘みたてを食べ放題!営業時間内であれば時間制限もありません!
ブルーベリーの木の高さは、大人の背丈を超えますが、実(み)は地面から30センチほどの低い所にも、たわわに実っているので、2歳ぐらいのお子さんから充分楽しめるそうです。
ブルーベリー園は、前方の杉林の向こう側!歩いて4分!わくわく♪ドキドキ♪
農園長が、完熟した実の見分け方を教えてくれます。
黒くなっていると熟した証拠。黒光りしているブルーベリーたち。可愛くもあり、美しくもあり♪
ブルーベリーは、摘んで持ち帰ることもできます。1パック800円。(約400グラム)
1粒が約2グラムなので、200粒ほど!ふたりでシェアしても十分な量です。
一応、400グラムとなっていますが、蓋が閉まればOKとのこと。山盛りにして持ち帰る方も多いそうです。
天気のよい日は、テントやタープ、ハンモックなどでひと休み。
テントの中は10人ほどの大人がゆっくりできる広さで、冷たいお茶が用意されています。まるでキャンプに来たみたい!ブルーベリー園を見ながら、ゆったりまったり、話しをするのも気持ちいい!
取材日は、澄み切った青空が広がり、山の中から鳥や蝉の鳴き声が響き渡っていました。
まるで賑やかなBGM♪自然の中にいる~!!!って感じです。
オススメの時間帯は、日陰ができて涼しくなる午後3時以降とのこと。夕方には、ヒグラシの大合唱も聞こえてくるそうですよ。
同行させていただいたお二人は、
「自然の中でのんびりできました。ブルーベリーも美味しくて、楽しかったです」
「ブルーベリーはみんな同じだと思っていたけど、摘みたてを食べることで、味の違いを感じることができました」と話していました。
完熟した実を探すのにも慣れてきて、楽しい~!
持ち帰り用のパック。たくさん摘んでも、蓋が閉まればOK!(写真提供:のんびり山)
日陰に入りたい時は、テントやタープの下でひと休み。まるでキャンプ気分♪
レストスペースでは、自家栽培のブルーベリーやショウガ、レモンを使った飲み物やスイーツが楽しめます。
手作りのジャムやグラノーラ、雑貨などを購入することもできます。
“からだも地球も健やかに”をテーマに、素材はなるべくオーガニック、植物性のものを使われているとのこと。
「ちょっと甘いものが食べてくて」と、訪れる方も多いそうですよ。
のんびり山の農園長、森山誠さんの前職はホテルの支配人。ご高齢のため、引き継ぎ手を探していたブルーベリー農家を紹介され、畑を見た時に一目惚れ。就農を決意し、農園の近くにボロボロの空き家を見つけ、近所の方や友人の力を借りながら、こつこつ1年かけてレストスペースに改装されたそうです。
素敵な空間に生まれ変わった店内で提供されるものは、奥様の夏美さんの手づくり。まさに二人三脚のお二人。
以前は忙しすぎて二人で過ごす時間が無かった。と振り返り、「農業や夫婦で一緒に食事をする毎日を送りたくて、この道を選びました。今後は今までの経験を農園のために生かしていきたい」と話していました。
ブルーベリーの旬は、7月から8月後半までの短期間。
だからこそ、小さい粒の中には自然の恵みが凝縮され、その瑞々しさに心が高鳴ります。
素敵なご夫婦との会話も、夏のいい思い出になると思いますよ。
ベリーベリー楽しい!ブルーベリー摘み!
この時期にしか食べられない「生のブルーベリー」を摘みに「のんびり山」に出かけてみませんか♬
※ブルーベリーは、のんびり山のホームページで購入することもできます。
諫早市のふるさと納税の返礼品でも取り扱われています。詳しくは、諫早市のホームページをご覧ください。
文:写真 数原有希子(野菜ソムリエプロ、スムージ―スペシャリスト、MC,諫早もりあげガールズ)
スイーツを頬張る子どもたち♪食べたあとは、レストハウスの中や外を元気に走り回っていました☆
ベリーベリーパフェ(ブルーベリー、野イチゴ、自家製チョコグラノーラ、砂糖不使用ジャム、豆乳クリーム入り。選べる自家製ミニアイス付き!)
「自然を楽しんでほしい」と語る、のんびり山の森山誠さんと夏美さん。笑顔が素敵なご夫妻です♬
(写真提供:のんびり山)
掲載日:
2019/08/08
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
〒859-0163 諫早市小長井町田原13-3