諫早市森山町の唐比(からこ)ふれあい牧場は唐比湿地公園の中にあり、ひろびろとした環境の中、動物とふれあえるスポットです。今回のおめあては、羊の毛刈り体験!永田さん親子を迎えてくれたのは、諫早市森山支所産業建設課の永田恵蔵さんです。
「ここには6頭の羊がいまして、毎年5月に毛刈りをします。実は家畜として改良された羊は、自然に毛が生え換わることなく伸び続けます。だから、年に一度、気温が上がる前に毛を刈ってあげる必要があるんです」
ロケがあった日は天気も良く、確かに毛に覆われた羊はちょっと暑そう!
さあ、早速毛刈りをしよう!
唐比ふれあい牧場にやってきた永田さん親子。天気も良くて気持ち良い〜!
迎えてくれたのは諫早市森山支所産業建設課の永田恵蔵さんです。
たくさんの毛に覆われた羊は、確かに暑そう!
周りを見渡すとベテランの職員さんは、電動バリカンを使ってバリバリ刈っていますが、羊の毛刈り体験は安全面を考えてハサミを使います。
「羊の毛を片手で持ってあんまり深く切らないように、優しく刈ってください。深すぎると皮まで切ってしまいますから気をつけて!それじゃ、誰から行きますか?」
永田さんの言葉にみんな気後れしていると、「お兄ちゃんから行け、行け!」とお父さんからけしかけられた陸くんは「エーッ!」と声をあげます。
それでも、恐る恐る後ろの方から近づいて、羊の毛を持ちハサミでチョキッ!
永田さんから毛刈りの方法を教えてもらいます。
「羊の皮を切らないよう気をつけて刈ってね」と永田さん。
まずはお兄ちゃんから、毛刈り体験!
「穫れた!」
刈った毛を手に興奮の陸くん。
「なんかふわふわした綿を切ってるみたい!」
続いて晟梛くんも。
「おもしろい!」
旭くんはお父さんと一緒に。結構力を入れているのですが、なかなか切れません。
「最後まで頑張れ!」お父さんの励ましにエイッと力を入れて、やっと切れました。
「もう一度やる!」と今度は一人で挑戦!
見事に切ることに成功し、「刈ったぞお〜!」と声をあげます。
最後はお母さんも参加。みんなで初めて羊の毛刈りを体験しました。
「なんかふわふわした綿を切ってるみたい」と陸くん。
次は、晟梛くんが挑戦!
旭くんはお父さんと一緒にハサミを入れます。
永田さん親子の毛刈り体験は、ほんのわずかな時間でしたが、あとはベテランの職人さんがすべて刈ってくれます。刈った毛は、希望する人がいれば、持ち帰ることもOKだそうです。すっかり毛が刈られた羊さんはやっぱり涼しそう。
羊の柵のそばには、カメとウサギにさわれるコーナーもありました。
陸くんは、カメを手にして大喜び。晟梛くんはウサギをかかえて遊んでいます。楽しいね〜。
職員の永田さんが、次に連れていってくれたのは、牛舎。中には大きな和牛がいました。
「餌をあげてもいいよ」
子どもたちが餌を牛の前に出すとベローンと舌が伸びて、取られてしまいました。
「舌が長い!」と驚いています。
毛をすっかり刈られた羊。涼しそう〜!
カメやウサギと一緒に遊ぶこともできます。
牛に餌をあげようとしたら、長い舌で餌を取られちゃった!
放牧場では牛や馬がのんびりと草を食べています。
永田さん親子が柵のそばで見ていると、馬たちがゆっくりとやってきます。きっと餌をもらえると思っているんだね。そこで、キャベツやニンジンを用意。
目の前に来ると馬はやっぱり大きくて、餌を手であげるのはちょっと怖い!
でも、0歳の珠暖くんがキャベツの葉を差しだすと、パクリと食べてくれました。おとなしく美味しそうに食べるのを見て他の子どもたちも安心して餌をあげると、次々に平らげます。
動物とふれあったあとは、鳥の声を聞きながら敷地内をのんびりと散歩をしました。
天気も良かったせいか、ひろびろした唐比ふれあい牧場でのひとときは、最高!6月中旬からは隣接するハス池の花も咲くので、また、遊びにきて欲しいですね。
文・写真 取材ディレクター 中尾知徳
馬がゆっくりとやってきます。
珠暖くんがあげたキャベツの葉をパクリ!
子どもたちが差しだす餌を次々に平らげます。
掲載日:
2019/05/29
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