“でんでん”の秘密とは…？でんでんパークで力いっぱい思いっきり遊び倒そう！

冒険 127

“でんでん”の秘密とは…？でんでんパークで力いっぱい思いっきり遊び倒そう！

長崎県の北部・松浦鉄道の小浦駅の目の前、総合スポーツ施設「サンビレッジ・さざ」の隣に「でんでんパーク☆さざ」という可愛らしい名前の公園があります。
140台駐車可能な無料駐車場も併設されているため、子ども連れには大変助かります！

でんでんパークとは聞き慣れないネーミングですが、その名前の背景には佐々に古くから伝わる言い伝えがあるのです。
佐々には昔の戦で敵を次から次へとなぎ倒し、大活躍した伝育坊（でんいくぼう）という２メートルを超える大男の伝説があります。
伝育坊は佐々にある医王山東光寺の僧侶で、なんと５本の指で竹を握りつぶすほどの怪力を持っていたそうです！
その寺には伝説を裏づけるかのように伝育坊が使ったとされる武器のナギナタが現在も保管されています。
子どもたちにたくましく育ってほしいという願いをこめ、「伝育坊」の“でん”をとって「でんでんパーク」と名付けられました。
“でんでん”という響きも良く、子どもたちにも親しみやすいため好感が持てる名前だと感じました。

でんでんパーク☆さざの入り口

ワクワクするような“伝育坊”の伝説を聞き、胸を躍らせながら公園内に入ると・・・。
大きなタワー型の複合遊具「でんでんタワー」が目に飛び込んできます。
このでんでんタワー全体で伝育坊の姿を表現しているので顔はもちろんのこと、手足までちゃんと遊具としてデザインされています。
でんでんタワーの右側には長いすべり台があります。こちらは『なぎなたカーボンスライダー』で伝育坊の武器であるナギナタが表現されています。
実際に滑ってみると、高さがあることとカーボンの材質で滑りが良く、上から下まであっという間でスピード感がありました。
多くの子どもたちが楽しそうに次々と滑っていました。

でんでんパーク☆さざのメイン遊具！でんでんタワー！
でんでんタワーには、なぎなたカーボンスライダー以外にも２種類のすべり台があったり、ロッククライミングもできるため子どもたちは飽きずに楽しむことができます！
その奥には高さ６メートルの巨大なザイルクライミングである「古川岳クライミング」や、身体を上手に使って遊ぶデッキのない複合遊具の「佐々川スプラッシュ」があります。
小学校高学年の子どもたちも満足でき、力いっぱい体を動かすことができます！

でんでんタワーのすべり台とロッククライミング遊具
古川岳クライミングは高さがありスリル満点です！
佐々川スプラッシュ！上手にできるかな・・・？

でんでんパークは小さい子ども向けの遊具も充実しているので、対象年齢にあった遊具で安心して遊ぶことができます。
幼児向けの小さな複合遊具である「サザ★ワンダー」は見た目も可愛い上に、遊具の高さがそれほど高くない点やすべり台の造りが半分トンネル状になっているなど低年齢に適したデザインで安全性が高いです。

幼児向けの遊具、サザ★ワンダー
赤ちゃん向けのブランコもあって安心！
サザ★ワンダーのすべり台は半分トンネル状で落下の危険性が少なくて安心！

他にも、ターザンロープの「弓矢スライド」で遊んだり、芝生スペースでボール遊びやバドミントンで遊ぶなどさまざまな遊び方ができます。
芝生スペースは広々としていてテントやレジャーシートを敷いている家族も多いです。
年齢を問わず、家族みんなで安心して遊ぶことができるので、休日の冒険スポットとしておすすめです！

文・写真：トモコ　楽しいことが大好きな長崎県在住の一児の母。