大小208の島々からなる、美しい風景が広がる九十九島。佐世保市鹿子前(かしまえ)町の九十九島パールシーリゾートは、九十九島を楽しむための絶好の拠点で、水族館を始め遊覧船による九十九島めぐりやさまざまな海のアクティビティが楽しめる、家族連れに大人気のスポットです。
今回は、上野さん親子が、ヨットセーリングに挑戦。乗船するのはクルーザー型ヨットの「みさご号」。船長は、三根康浩さんです。
※ヨットセーリングは4歳から乗船できますが、今回は撮影のため特別に2歳の嵯奈ちゃんも乗せてもらいました。
九十九島パールシーリゾート。九十九島を楽しむための拠点です。
今回乗船するのは、クルーザー型ヨットの「みさご号」です。
「いってらっしゃい!」スタッフの声に送られて出航です。
風がなかったこともあって港を出るときは、エンジンで走行。三根船長が、大きなハンドルを操縦しながら解説します。「九十九島は、たくさん島があるという意味。無人島が本当にたくさんあるんだよ」
初めてのヨットで、船酔いしないかと心配していましたが、全く問題なし!風が気持ちよく、家族みんなごきげんです。大きなハンドルが気になるお姉ちゃんの美緒ちゃんが、「ねえ、触ってみようか?」と愛佳ちゃんを誘ってハンドルをそっと動かします。それに気づいた三根船長、「ハンドルを動かすと船が違う方向に進んじゃうよ」。
美緒ちゃんが首をすくめます。
三根船長の操縦と解説でヨットは進みます。
たくさんの無人島が目の前に広がっています。
「ねえ、触ってみようか」お姉ちゃんの美緒ちゃんが愛佳ちゃんに・・
出港して5分ほど経つと目の前に無人島が近づいていきます。無人島にはいろんな形があるんだね。
「さあ、それじゃ、そろそろ操縦してみようか?」と三根船長。エッ?ハンドルを動かしていいの?ビックリする美緒ちゃんですが、三根船長はかまわず美緒ちゃんにハンドルを握らせます。「右に動かしたら右に、左に動かしたら左に、そうそう、上手!」美緒ちゃんは、緊張しながらもハンドルを動かします。
目の前に無人島が。ひょうたんみたいだね。
三根船長が、ハンドルの動かし方を指導します。
美緒ちゃんは緊張しながら、ハンドルを動かします。
右手にカニの形をした島が見えてきました。三根船長が「カニ以外に何に見えるかな?」と聞くと、愛佳ちゃんが叫びます。「バイキンマン島だ!」。そうだね、漫画のキャラクターによく似てるね。
愛佳ちゃんもハンドルを握らせてもらい、姉妹二人でヨットを操縦します。「それじゃ、そのままにしといてね」と三根さんが声をかけて、帆を上げます。そして、「よし、エンジンを切るよ!」エンジンをストップさせると、静かになり、波の音がよく聞こえます。ヨットは風だけで進んでいきます。
「船長さん、そのまま真っ直ぐ!」三根船長から声がかかります。船長さんですって!でも心配なのか、お父さんがそっとハンドルの端を握っています。それをお母さんが見守っています。
ヨットで進む海は、風を感じられて最高です。気持ちよすぎて、嵯奈ちゃんは、眠ってしまいました。
カニに似た島。子どもたちは、バイキンマン島と呼ぶそうです。
愛佳ちゃんもハンドルを握ります。大丈夫?
姉妹二人でヨットを操縦。でも、お父さんがフォローしているね。
目の前に一つの無人島が迫ってきます。このままだとぶつかっちゃうよ。船長が宣言します。「方向転換しようか?」。三根船長の合図で、姉妹二人がハンドルを動かします。お父さんも帆の向きを変えるロープを引っ張ると、風を受けてヨットは大きく180度方向を変えました!成功です。
ヨットは、港へ戻ります。途中、遊覧船のパールクィーン号と遭遇。お客さんと手を振って挨拶します。
約1時間の海の旅は、アッと言う間でした。
「九十九島のこの風景は、最高ですよ。だから、いつ乗っても飽きないんです」と三根船長。上野さん親子も、ヨットの魅力を感じたみたい。季節によって違う風景、また見ようね。
文・写真 中尾知徳
お父さんも協力。親子で方向転換のために頑張ります。
帆の向きを変えると、風を受けて180度転換します。
遊覧船パールクィーン号と遭遇。手を振ろう。
掲載日:
2018/09/05
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