ぽかぽかお出かけ日和。ママ友がよく遊ばせてるという長崎市の稲佐山公園に子どもを連れて初めて行ってみました。
車に子どもを乗せて、着替えと「お腹がすいたとき用」のパンとパックジュースをリュックに入れて向かいます。広い中腹駐車場に車を停めて、案内図を見てみると、どうやら猿舎や鹿放牧場があるようで・・・!!これは楽しそうだぞ!とスロープカー中腹駅の裏側から山頂方面へと続く「173歩(いなさんぽ)みち」と名付けられた階段を上ります。この道の途中にサルやシカがいるようです。
稲佐山公園の「鹿放牧場」。奥の斜面を時々、カッコイイ「スロープカー」が通ります
稲佐山公園の案内図。展望台や野外ステージはよく知られていますが、実際はこんなに広いんですね
猿舎・鹿放牧場に向かう「173歩みち」。山頂までだと1730歩、15分ほどで行けるそう
長崎市のシンボル・稲佐山は標高333メートル。山頂の展望台からは「鶴の港」(ツルが羽を広げたような形に見えることからそう呼ばれます)が一望でき、夜になると上海・モナコと並んで「世界新三大夜景・日本新三大夜景」にも選ばれた美しい眺望を目にすることができます。
その稲佐山に1951年に作られた「稲佐山公園」の面積は、およそ93ヘクタールあるそうで・・・「東京ドーム」だと19.9個分、サッカーコートだと130面も取ることができる広さになります。その公園に、猿舎や鹿放牧場のほか、ドッグランや草スキー広場、遊具広場などが設けられていて、休日はもちろん、平日でも遠足などで訪れた子どもたちの楽しそうな声が響いています。
公園内にある鹿放牧場には70頭のシカ、猿舎には大分県の高崎山からやってきた20匹のサルたちが暮らしています。173歩みちを上って、最初にあるのは鹿放牧場。思い思いに過ごすシカたちが見えてきました。自動販売機にエサが売られていたので、「しかせんべい」(200円)を買って、チビちゃんに初のエサやり体験をさせてみることにしました。
柵に近づくと、さっそく1頭のシカが近づいてきます。向こうの方が慣れた様子で、「早く、ちょうだい」と、口を出してきますが・・・チビちゃんはビビッて「コワイ」を繰り返すばかり・・・あらら、どうしましょ。
鹿放牧場。お天気もよくてシカたち、のんびりしています
鹿のエサの自動販売機。せんぺいのほか「野菜スティック」(300円)もありました
人が近づくと、食べ物を期待して集まってきますが・・・
「がんばって、シカさんにおやつ、あげてみようねー」と再度、促したものの、柵の前にえいっ、と投げるばかりで、なかなかうまくいきません。
そこで、大人がお手本。実はやってみたくて、興味津々のチビちゃんです。少しずつシカとの距離を縮めて、自分の手からおせんべいをあげることができました!(わぉ!)
一度、できるとその後は大丈夫ですね。一人ででもどんどんあげられるようになり、満面の笑み!かわいいシャッターチャンスがいっぱいありました。
柵の周りには草が生えていたり枯れ葉が落ちていたりするので、つい、それをやりたくなりますが・・・動物たちの体調管理のため自動販売機などで売られているエサ以外をやることは厳禁です!
最初は「コワイ」とエサのせんぺいをぽいと、投げるしかできませんでしたが・・・
お父さんと一緒に・・・だんだん、慣れてきましたよ
ついに!一人でも!!手をパチパチ叩いて、大喜びしていました
動物へのエサやりに興味が沸いたチビちゃん。さらに、階段を上って、次は猿舎にやってきました。
サルのおやつ(100円)はキューブ型のクッキーのようなもの。柵越しに近づけるシカと違って、猿舎では高い壁に阻まれていて、エサをサルの近くまで投げてやらなければいけません。これは、難易度高いぞ。
今回も、大人がお手本。サルがいるところを目がけて「えいっ!」。コロコロと転がるエサに、サルたちが走り寄ってさっと取るのをチビちゃんも確認。「自分もやりたい!」とエサを持って、えいっ!と投げますが、ちびっこの力では遠くまで届かず、チビちゃんから見えない壁の下あたりに落下。色々、工夫して斜め方向に投げてみるのですが、なかなかうまくいかず・・・サルたちへのエサやりはもう少し大きくなったらリベンジだっ!と誓うのでした(チビちゃん本人は投げただけでも満足げ)。
猿舎。子ザルたちが小さくて、ちょこまかしていて、かわいいよー
「おさるのおやつ」。パッケージのイラストがツボ
サルたちにも興味津々。今度は大きな動物園にも一緒に行こうね
エサやりの後は、しっかり手を洗って(スロープカー中腹駅の脇にトイレあり。おむつ替えも可能です)、駐車場へ戻ってきたら、チビちゃん、一目散に遊具公園へ。
滑り台を何度も滑って、公園内を走り回ってこちらも大満足。車に戻ってジュースを飲んだら、帰りはスヤスヤ。お昼寝もバッチリの一日でした。次はお弁当を持って来てもいいね♪
駐車場に隣接する稲佐山公園の遊戯広場。子どもたちが楽しそうに遊ぶ声が聞こえてきます
この日は、ローラー型滑り台に夢中でした
中腹駐車場からだと、稲佐山山頂にも上れそうな感じ。駐車場が近いので車には十分、気を付けて!
文・写真:長崎はな
長崎生まれ。長崎で好きなものは、お刺身、一口餃子、対馬のはちみつ、佐世保バーガー、島原のかんざらし、諫早のうなぎ、チリンチリンアイス・・・。旅好き、食いしん坊がわんぱく盛りの「チビちゃん」と長崎県内をめぐります!
掲載日:
2023/03/18
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
長崎市淵町407-6