今回の冒険は”磯遊び“。指導してくれるのは、中村拓郎さんです。ダイビングショップ「海だより」を経営している中村さんは、長崎の海の素晴らしさを体感してもらうための活動も各地で行なっています。
この日、中村さんが連れてきてくれたのは、ドラマや映画のロケ地としても有名な長崎市のかきどまり弁天白浜海浜公園。2015年に桟敷設備が無くなり、現在は“海水浴場”ではありませんが、海がとってもキレイ、しかも、砂浜もあって小さい子ども連れのご家族でも楽しめます。
今村さん親子と挨拶を交わすのもそこそこに、「今日は絶好の海びよりだね!」とハイテンションの中村さん。ウェットスーツに身を固め、緊張した子どもたちと対照的です。
目の前には、キレイな海がひろがっています。
ウェットスーツに着替えて、「さあ、やるぞ!」
指導してくれるのは、中村拓郎さん。ハイテンションです!
「それじゃ、海に入ろうか」と中村さん。海の中は、どう?「気持ちいい〜!」と、みんなが叫びます。体を海水に慣らして、さあ、水中マスクとシュノーケルの使い方を教わりましょう。シュノーケリングはスキューバダイビングほどではないけれど、気軽に海を楽しむには絶好のマリンスポーツ。もちろん、子どもたちは初体験。「シュノーケルをくわえる時に大事なのは、水が入らないようしっかりとくわえること!」、中村さんの話を真剣に聴いています。皐大くんは浮きやすくするジャケットを着用したので足がつかない深さのところでも大丈夫!
さあ、シュノーケリングの開始です。
海の中は、気持ちいい〜
水中マスクとシュノーケルの使い方を教わります。
さあ、シュノーケリングの開始です。
中村さんに連れられて泳ぎ出します。碧希ちゃんと真悠ちゃんは、すぐ慣れて、スイスイ!皐大くんも、一生懸命泳いでいきます。「いっぱい、魚がいる!」、透明度の高い海にはたくさんの魚が泳いでいたりしているのがハッキリとわかります。海の中には植物もあります。浮かんでいた海草を見つけた中村さんが大きな声で「海草、海草!この丸いつぶつぶの中に何が入っていると思う?」。みんながつぶつぶを潰すと、プチッ、プチッと音を立てます。「この中には空気が入っているんだよ、だから浮くんだ」。海の中で育つのに、どうして空気が入るのかな?子どもたちは不思議そうな表情を浮かべています。
20分ほど泳いで、海の中を観察。それから休憩です。皐大くんは、「こんな大きな魚がいたよ!と大興奮で、お父さんとお母さんに話しています。
透明度が高いから、魚がハッキリとわかります。
海草のつぶつぶには何が入ってるのかな?
「こんな大きな魚がいたよ!」と皐大くんは、大興奮。
休憩後は、「生き物を捕まえてみよう!」と中村さん。網を持って海の中に入ります。岩場のそばが捕まえるポイント!捕まえられるかな、と思っていると、早速、皐大くんが、ヤドカリを発見。自慢げな表情を見せています。続いて、碧希ちゃんがエビをゲット!さらに、色鮮やかなカジキダイまで!ホント、楽しいね。
皐大くんがヤドカリを発見!
碧希ちゃんは、エビをゲット!
キレイな魚!カジキダイもゲット!
捕まえた魚やエビを観察したら、海へ帰します。せっかく、捕まえたのになあ〜。でも、これも一つの勉強です。
磯遊びの楽しさを知った子どもたち。また、「遊びに来たい!」とお父さん、お母さんにせがんでいます。
「こうやって実際に海や海の生き物にふれることで、長崎の海の素晴らしさをもっとたくさんの人に知ってもらいたいですね」と中村さん。そうなんです。長崎には素敵な海がいっぱいありますからね。ぜひ、出かけてみてください。
文・写真 中尾知徳 水中写真 中村拓郎
捕まえた魚やエビを観察します。
捕まえた魚たちを海へ帰します。
楽しかったね。また、来ようね。
掲載日:
2018/07/11
※掲載している情報は記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際には事前に各施設へお問い合わせください。
長崎ダイビングサービス 海だより/長崎県長崎市滑石4丁目14-2
長崎市かきどまり弁天白浜海浜公園/長崎県長崎市柿泊町171